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改良型新兵器?(1999/10/11)
10月11日、今年の夏場の鯉の反応が鈍いのは増水の影響だと判断していました。確かに今年の8月と9月は過去最低の記録に終わってしまったのだが、10月に入ってからは一変し、10月としては過去最高の釣果を記録しています。夏場の食い渋りの反動か、冬場に向けての荒食いか判断に迷っているのですが、フックの変更も少し影響しているのではないか?ここ1年最強だと思って作っていた [Turttle] が制作に手間が掛かり、フライプレゼント等をやってしまったので、自分用は出来るだけ手間を掛けないように簡単なパターンにしてしまいました。それが改良版 [Chubby] です。従来の [Chubby] と違うところは、フローターが小さくなり水面への出方がかなり小さくなったことです。マテリアルはヤーンを3本束ねて使っているので、 [Turttle] とさほどボリュームは変わらないと思います。大きさを従来型の [Chubby] より全体に少し小振りにしています。[Chubby] タイプにしたのはもう一つ理由があります。鯉がフライを見切る理由にフックを見ているのではないか?鯉がフックの存在を識別しているのなら、見えなくなる方向が一カ所でもあれば、少しは有効ではないか?と考え [Chubby]タイプを復活させたのです。フックが垂直になるので、正面からアタックして来た鯉にはマテリアルの陰でフックが見えないのではないか?横からの絵(写真上)だとフックが丸見えだが左からの見え方を想像して下さい。フックはほとんど見えないはずです。左の [Turttle] と比較するとその違いが良く判ると思います。改良型だからいいのか、[Chubby] 独自の垂直型だからいいのか釣り方が釣れない夏場に比べ落ちついてきたのかハッキリしないのですが、釣果は上がっています。難点は、フローターが小さくてキャスティングエリアでも水面反射などがあると見えなくなるのです。長距離のキャストには向いていません。15m位までのショートレンジ用です。ロングレンジ用にはフローターを大きくしたタイプでないと見えません。10月の平均は5日間で9.6尾(合計48尾)で夏場の倍です。このままの調子が続く事を祈っています。


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