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ここの土砂は帰って来ない(2004/1/10)
1月10日、二子橋の下流がこのように見事に掘られて大きなプールが出来ています。正面のプールと右側のプールのあった場所は右の河原と同じ高さの砂利の河原でした。
どうしてこんな事になったのか国土交通省に電話したところ「上流部(平瀬川合流部上流の右岸)の護岸補修工事のための作業用の土手を作るのに土砂が不足したのでここから運んだ」そうです。「工事終了後土砂は元の場所に戻るのか?」と確認したら「補修の終わった新しい土手の覆土に使うので戻せない」と言うことでした。この河原は夏になると大勢の人たちがバーベキューなどを楽しんでいるところなのですがこんなに狭くなるとどうなるのでしょうかね?[河原でバーベキューをさせないための砂利採取?]と邪推したくなる行為です。
また、この大きなプールを埋め戻さないと言うことは河原がどの様になるのか少し心配です。
現在上流部の工事は流れの中に土手を築いて作業現場に水が入らないようにしているところです。その土手構築作業でショベルカーが流れに落とした土砂から大量の濁りが発生し、流れは濁流になって下流は目の細かい土砂が川底全面に堆積し茶色に染まっています。川の浄化に役立っている水底生物にどの様な影響が出るのか国交省は考えているのでしょうか?しかも土曜日も工事が行われ、数少ない休日を楽しみに河原に遊びに来た人たちのささやかなな楽しみが台無しになっています。「多摩川はやはり汚いね」とつぶやく人もいました。せめて土曜日の工事は休みにしてもらいたいものですが、工事効率や日程を考えるとそんな無理は聞いてもらえないのですかね?国交省さん。補修工事が恨めしいです。


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