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またまた雨で増水(2004/10/30)
10月30日、秋雨前線の影響で前夜からの雨、しかも止む気配は全く無いのを覚悟で浅川へ行きました。河原に着いてみると流れは少し水量が多いものの濁りは殆ど無い。狙ったポイントは多めの水量のため右岸からは難しそうなので左岸に渡ることを考えた。バイクまで戻って橋を渡って左岸に行くか、流れを徒渉するか悩んだが、何とか渡れそうなところがあったので徒渉する事にした。左岸に着いてみると目の前の流れは思ったほど緩くなく、すぐ上流にある東豊田用水からの濁り水で鯉の姿も確認できない。何とか数尾はあげたのだが安定した釣果は望めそうにないので下流へ移動。いつもは右岸から上田用水の取り入れ水路と本流の間の中州を移動するのだが左岸に渡ってしまったので土手の上を移動して[非常時のポイント]に到着。ここは浅川北第五排水の出口と上田用水取り入れ口が一緒になっているところで天気が良ければ餌釣りの人が必ず居るのだが雨で人影はない。喜んで静かに流れをのぞき込むと濁った流れで鯉の姿は確認できない。それでも手摺りの直ぐ下に数尾の浮いている姿が見えたので、鯉を脅さないように手摺りから少し離れてフライを垂直に落として水面に浮かべ食いつかせることが出来た。だが掛けた鯉が暴れている間に鯉は全て沈んでしまい後が続かない。何処かに居るはずだと水面を眺めていると対岸のコンクリート護岸の直ぐ下の巻き返しの部分に浮いている姿を見つけた。いつもは中州側からここに来るので写真の上端に見えるコンクリートの細い出っ張りの先端が立ち位置になり、直ぐ上流側に居る鯉に姿を見られてしまい釣りにくい。今回は対岸からで少し距離があるし濁りがあるのでそれほど鯉に影響はなさそうだ。しかし、用水からの流れが左岸寄りを流れているので対岸にキャストしたラインの手前部分が速い流れに触って直ぐにドラッグが掛かってしまう。そこで一番上流側へ行き、手摺りから身を乗り出して竿先のラインが出来るだけ遠くに垂れるようにすると、ドラッグの掛かりをかなり押さえることが出来た。掛かった鯉は一気にポイントから引き離し下流の広いエリアに誘導して取り込み採寸してリリースすると、次がもう浮いていてまさに天国状態でした。増水で速い流れの中、小さなポイントでの縛釣に気分を良くして釣り終わり、さあ帰ろうと流れをみるといつの間にかさらに増水していて徒渉するのは危険な濁流になっていた。やはり「バイクで左岸に来れば良かった」と先の読めなかった自分を悔やみながら遠くに霞んで見える一番橋を渡ってバイクまで戻りました。帰り道は遠かった(笑)


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