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今まで見たことのない餌の捕り方(2006/5/13)
5月13日、小雨の降る中浅川へ行きました。水量は少し多めで平水時より15cm増だったが心配していた濁りはそれほどでもなくコイの反応はまずまず。いつもの通り釣り始めは平山床固左だったがここでは僅か1尾。床固下は増水で流れが少し速く釣果無し。左の細流はかなりスレてきていて4尾釣り上げるのに1時間も掛かってしまった。その後いつものコースを下るが流れが速くフッキングしない。本命の下流プールに着いてみると前回同様流れ込み左で盛んにユスリカライズ。しかし少し近づいたとたんに全て沈んでしまった。仕方なく流れ込みからフライを流してみたが全く反応がない。どうも驚いて全て下流に移動してしまったようだ。仕方なく右岸を少し下り濁りで底の見難くなった流れに立ち込み対岸のテトラギリギリを狙った。コイは下流からテトラ沿いの緩い流れを次々に上流に向かって水面に口を出しながら登って行く。その回遊しているコイの前方にフライを落とすがものの10秒でドラッグが掛かり食いつく直前にはフライが動き出してしまう。真横からではドラッグの掛かりが早いので少し下流に向かってキャストしフライの流れる筋を微調整してコイの口の位置にピタリ合うようすると素直に食いついてくれるが時間が掛かるとすぐにドラッグが掛かって筋が外れてしまう。口に上手く入った様に見えても口の中までは入らないようで掛かりが悪い。何とかフッキングしても掛かりが浅くなっているようで途中バラシの連続。それでも1時間で4尾ほど掛けたところで水量が少し多くなり流れが気持ち速くなってきた。すると上流からテトラから少し離れた筋に上流を向いたままのコイが次々に下ってくる。流れに流されているのではなくコイとしては上流に向かって泳いでいるのだが流れが速くてこちらから見ると流されているように見えた。この上流に向かって流れていくコイが食い気にあふれている。つまり水面を次々に流れてくるゴミに向かって大きな口を開けて吸い込んでいる。しかもいつものように左右に移動することはほとんど無く、目の前に流れてくるたくさんの餌を順番に食べているからその動きは直線的で左右にはほとんど動かない。このコイの前方にフライを落とし流れと一緒に流すと躊躇なく食いついてくる。ただし、筋が僅か5cmでも手前にズレると無視してしまうし、コイの向こう側にフライがあるとティペットが頭に触るのだろう、慌てて潜ってしまう。微妙な位置関係を調整しながら次々に下ってくるコイに向かってキャストし連続でヒットするのだがここからが問題だ。それは掛かりが非常に浅くなっているようでヒットしてからのバラシが多い!8尾釣り上げるのに掛かった時間は1時間ほどだったがその間の途中バラシが6回で対岸のテトラに逃げ込まれてのラインブレイクが2回。つまりヒットして取り込める確率は50%なのだ。この様な状態は始めてでどんなタイミングで合わせるのか充分把握できていなかったのがバラシが多くなった原因だと思う。連続のヒットで飽きることはなかったが悔しさが残る一日でした。


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