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岸辺を歩いて釣り下り(2007/11/10)
11月10日、前夜の雨がちょっと気になったが小雨の中浅川へ行きました。平山橋下も一番橋下も台風以後ちょっと低調なので付近の様子を調べることにした。流は予想通り少し増水で濁りも入っている。しかしそれほど激しい濁りではないので釣りへの影響はそれほどなさそうだ。ポイントは10/6の最終点[平山用水]出口の「丸型テトラ]前。このテトラ前の巻き返しにコイが居ることは前回確認し、左岸からでは釣りにくいこともわかっていたので右岸のテトラの上からポイントの様子を見る。居る居る。少し波立っているが、水面のゴミに幾つか頭を出して反応している。釣りやすい所まで降りるとコイを威すことになりそうなので一段上のテトラからキャスト。しかし直前まで見えた頭は何処にも見えない。「こちらの動きに反応したのかな?」と様子を見ていると、水面に集まっているゴミが流れで広範囲に移動しているのだ。巻き返しに流れ込んでくる流が左右に揺れて、集まったゴミをかき分けるように流れてくる。ゴミは一本の筋になって大きく広がるとコイは沈んでしまう。理由が判ったら対応策を考えるだけ。じっくりゴミが安定するまで待っていると流れに波の少ない場所が出来てゴミが安定する。そこに頭が現れる。流の影響の一番少ない筋を見つけポイントに直接フライを落として反応を待つ。しかし、手前のテトラの間からの流が意外に早くティペットが引っ張られる。フライをその流の手前に落とすと安定して浮いてくれる。コイも目の前にいる。流れにもまれながらフライに食い付いてきた。しかし口に入らない。一生懸命吸い込もうとしているのにフライが動かないようだ。水面に浮いているラインは僅か2mほどしかない。フライが安定しているのではなく、目一杯引っ張られた状態で流れる余裕がないから安定しているように見えたのだ。諦めたコイが沈んでいったのを見てからピックアップし、少しスラックを掛けるように空中でフライを止めてからポイントに落とす。するとフライはゆっくり流に乗ってテトラの前を移動して行く。来た来た。待っていたかのようにコイが浮いてきてフライを吸い込んでくれた。しかし取り込む場所は目の前のテトラの間しかない。水辺まで降りると目の前のコイは当然居なくなる。ポイントから一番遠い水辺に降り取り込んだのは釣り開始から6分後であった。これを上流でリリースして再びテトラに登って流を見ると、コイは1尾がポイントに浮いているだけ。距離が少しあるので一番釣りやすいテトラに移動してもそのまま浮いている。距離は5-6mほど。複雑に変化する流れに幾度もキャストし直して2尾目は10分後。次をバラして3尾目は14分後。で、その次は沈んだテトラに絡んでラインブレイクしたが4尾目も14分後。次もラインブレイクで・・。これを繰り返して1時間半で6尾の釣果。しかし狭いポイント。それ以上は回遊が無く下流に移動開始。流の透明度は20〜30cmほどしかないので底の見えない流を下るのを止めて水辺を下り、一直線に埋設されたテトラが少し変化しているところを重点的に様子を見る。水位は平水よりも10cm程度上がっているだけのようだったが意外に流が早くコイの居場所は崩れたテトラの下流側だけ。小さなポイントを丹念に探りながら[南平西排水出口]の下流まで行って11尾追加。排水出口前は奥山さんが[ クラーク記念国際高校]のコイ釣り実習で入れ食いだったところだがコイの姿は全く見られなかった。排水前はコンクリートで固められていて水辺は一直線で障害物は何も無い。その下流の崩れたテトラの間の狭い場所では4連発だったが(写真左下)。その下流のテトラ帯の終点にコイが集まっているポイントがあったが、不用意に1尾目を掛けてしまい全部逃げられてしまった。もう少し慎重にポイントを確認してからキャストするべきだったと後悔している。しかし濁りと増水の中、陸からの釣りで17尾は満足できる結果でした。


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