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前夜の短時間の雨で70cmも増水(2007/12/29)
12月29日、前夜の雨が気になり、出掛ける前に二子の様子を[多摩川ライブ情報]で確認した。深夜から降り始め累計雨量は40mm(図上)。水位はピーク時に70cm程高くなっていたがすぐに下がり始め、出掛けるときには20cmまで下がっていた(図下)。グラフの様子からもう少しで平水に戻りそうなのを確認して一安心。兵庫橋に到着したのは12時過ぎ。水位はそれほど気にならず、気になったのは濁りだけ。その濁りも収まり始めの「ちょっと濃いめの笹濁り」と言う感じ。[これなら何とかなるか」と流れに入ってタックルを準備しながら水温を測る。気温が低かったのでそれほど冷たいとは感じなかったが水温計は10度を示し、この冬一番の冷たさだった。先週良かったポイントに入りサーチしてみたが全く反応がない。久しぶりの増水で、岸辺には流されてきたゴミが大量に引っ掛かっている。通常ならこのゴミを下からコイが突っついている筈なのだがそれもない。お気に入りの[虎の穴]の様子を見ると入り口上流側の倒竹に枯れ草が大量に引っ掛かり入り口を半分ふさいでいる。奥にキャストするとこの枯れ草を引っ掛けてしまうので諦め、その下流の様子を見る。しかし先週藤澤さんが連続ヒットしたポイントも沈黙。全く反応がないのだ。上流を見るとポイント流れ込み付近にオイカワ釣りが二人ほど居る。その位置を確認すると流れ込みから少し下流に下がったところのようで、流れ込みのテトラ帯と左岸のワンドはキャスト出来そうだ。オイカワ釣りの後を通過し流れ込み左岸の崩れテトラの前に。狭いテトラの間にサーチにパンを数粒投げ込み、流芯にも数粒流して下流左岸のワンドの様子を見る。しかし反応がない。「一体どこに居るのだろう」としばらく様子を見ていると崩れテトラの中でやっと反応した。「居た居た」喜んでキャストしたがテトラ手前の速い流でフライが安定しない。少し上流の左岸よりに移動し一番上流のテトラに引っ掛かっているゴミの上にラインが乗るようにキャストしてフライへのドラッグを押さえる。しかしコイの回遊とキャストの位置が微妙にずれてなかなか喰い付かせることが出来ない。回遊は下流のワンドからテトラの間を抜けてやってくるのだがその内下流部だけにしか回遊しなくなる。その下流のテトラ前に浮いている姿を見つけ少し上流からフライを送り込みやっと1尾目を釣り上げることが出来た。その直後、同じポイントでもう1尾掛けたがテトラの中に入り込まれラインブレイク。しかし回遊は途切れずテトラ前のポイントで2尾連続追加。その後、左のワンド入り口付近を回遊する1尾を狙ったが数回のライズで消えてしまった。時間はまだ2時過ぎ、残り時間は2時間半。何尾追加できるだろうか?とちょっと不安になりながら初めのポイントに移動。移動から1時間後にやっと4尾目。それから50分後にやっと5尾目を釣り上げた。先週もそうだがここでの反応がストップしたら本流に行くのだが今日は本流も増水中。移動して貴重な時間をポイント探しに奪われるくらいなら少し渋くても反応のあるところで粘ることにする。少ない反応にやっと掛けた2尾を途中バラシで逃してしまい、6尾目を釣り上げたのは終了間近の4時半。体調はそれほど無いがでっぷり太った57cm。低水温と濁りの中での6尾は上出来ではないだろうか。さあ、今年も明日の一日で終了だ。


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