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マルタを頑張ったらコイが釣れなかった(2008/3/16)
3月16日
、前日、NHKの早朝の番組で多摩川のマルタ釣りを放送していた。菅田さんからもマルタが釣れたというメールをもらっていたので[マルタフライ]を用意して二子に出かけた。兵庫橋に着いてみるとポイントにはオイカワ釣りとバードウォッチャー、それに家族連れが岸辺に居て流れに入り込んで釣るスペースがない。「ま、いいか。マルタの様子を見るから」と予定ポイントの新二子橋上流の様子を見に行ったが仲間の姿はなく知らないフライマンが二人居た。その内の一人は引き上げるところでもう一人と立ち話をしている。下流の兵庫島前に立ち込んでいるフライマンらしい姿を確認したので、とりあえず兵庫橋に戻って準備をし二子橋上流の様子を見に行く。兵庫島向かいの本流は昨年の台風以後浅瀬になり、マルタの産卵ポイントに適した流れになっている。そこに藤澤さんの姿があり右岸の下流にはいないなさんの姿が見えた。藤澤さんに「どうですか?」と聞くと「マルタは来ていますが数はそれほど多くないですね。あの辺りにはいるのですが」と言うこと。対岸ではいないなさんが連続で鯉を釣り上げている。2尾目を釣り上げたときネットにコイを入れたまま上流にいた田中君のところに運んできて写真を撮ってもらっている。大物だった(後で聞くと70cmあったそうです)。その後藤澤さんは新二子橋上流の昨年のマルタポイントに移動。私はいないなさんと合流して兵庫島向かいの本流でコイ釣り。そこは大きな巻き返しがあり、流れの中央には活性のいいコイが居る。けれど巻き返しのため手前と沖の流れが逆でドラッグが掛かり、フライはドラッグで引っ張られて流れていない。水面に出てきたコイは一生懸命フライを吸い込もうとするのだがフライは止まったままで口には入らず、諦めて沈んで行く。いないなさんは3尾釣り上げたところで「マルタに行きます」と移動された。私は巻き返しのドラッグを避けるため流れに入り込んで巻き返しの沖側から下流にキャストし続けたが掛けることが出来ない。下流では田中君が橋桁下で大物を掛けたようでなかなか寄せることが出来ず頑張っていた。やっと取り込んだのは遠目にもかなりの大物だった。二子橋上流部はすぐ上の瀬からの流れが広がり緩いトロ場になって二子橋下を通過する。そのトロ場のあちこちでマルタらしいライズが連続で出ている。何を食べているのか全く判らないが頻繁にライズがあり、マルタの婚姻色が流れの中で一瞬輝いて見える。それを釣りたいと思うが一体どんなフライがいいのかまだ判明していない(何方か遡上マルタを釣るドライのタイプをご存じ無いでしょうか?沈めてなら釣る事も出来そうなのですがドライとなると情報が無くて・・)。結局、いないなさんからの連絡で「マルタが釣れてますよ」の誘いに負けてコイを釣ることが出来ないままマルタポイントに移動。ポイントに着いてみると藤澤さんといないなさんが流れの早い瀬から次々にマルタを釣り上げている。私も同じ流れを狙って釣り始めたが全く釣れない。「名人、マルタの釣り方を教えて下さい」と藤澤さんの所へ行く。「フライはお持ちですか?モジャモジャ・フライ」「こんなのでいいですか?」「いいでしょう」「釣り方は?」「ガン玉を付けて沈め、下流に流しながらラインの先端の動きを追いかける。ラインの動きが止まったら合わせる。それだけです」「それだけですか?」「私はそうしてます」「ありがとうございます(笑)」と言うことで再開。教わったとおり流れにフライを落とし流れと一緒に流し動きの止まったリーダーを見て合わせ、一投目で釣り上げることが出来た。しかしそれは鼻へのスレ掛かりだった。左岸からのキャストで掛かりはマルタの右の鼻の穴。次の釣れたのも胴体中央の右背中へのスレ掛かり。フライに対して口を使っている感じがしない。次は確かに口周りだったがよく見ると口の外側から針が掛かっている。ティペットが口の前を通過したとき横から掛かったのだろう。結局11回ヒットして5尾取り込むことが出来たが全てスレ掛かりで、ラインブレイクの2回を含めて全てスレ掛かりだった。[藤澤さんといないなさんもスレ掛かりはあったが、ちゃんと口に掛かったのもあったから私のフライは改良しないといけない]そんなことを繰り返しながら5時過ぎまでマルタと遊んでしまった。マルタの反応が少なくなったとき、まだコイを釣っていないことに気付き慌ててマルタを終了し、二子橋上流に戻る。先に喰い付かせることが出来なかったコイに再挑戦しようとしたが水面に出てこない。最後の砦とばかり橋桁直下に渡渉した。橋桁裏には水面に反応してくれるコイが2尾は居た。しかし移動が素早く一度のライズから次を予測することが出来ず日没になってしまった。藤澤さんのようにマルタに集中するか、いないなさんのようにコイの釣果を見てからマルタに対するかしないといけなかったのに・・。余りの中途半端さに悔いの残る1日でした。


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