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やっとロッドが復活して1尾目。またあの音が聞こえた (2010/8/21)やっと復活したのに、またしても
8月21日、7月4日に折ってしまったお気に入りのあのロッド。SAGEの指定通りにジョイント部分とロゴの所を切って送ったが
、ちょっとした手違いで、8月16日になってやっと新しいブランクが届いた。ガイドとリールシートを折れたロッドから外し、グリップを新しく購入し、ファイティングバットを自作して19日に完成。これを機にラインも新しい物に取り替え竿袋も更新。準備万端が整い期待して浅川へ出掛けました。ポイントは前回良かった平山橋下。一番橋を過ぎた辺り雨は降らなかったのに・・から見える浅川の流れの様子がおかしい。東京では全く雨が降らなかったのに、浅川は増水中。しかし濁りはほとんど無い。前日までに雨が降った場合は必ず水位の下がり具合を確認していたが、今回は全く気にしていなかった。前回良かった床固周辺は茂っていた草が全て流されていて景色が一変しているし、全面に激しい流れ。それでも「コイは流れの緩い所にいるはずだ」とそれ程焦る気持ちはない。床固の上を歩きながら速い流れの渡渉場所を探していると床固上流の浅場からコイが慌てて逃げだして行った。「ん?こんな所に来ている」と驚き「とりあえず」と上流のポイントの様子を見る。右岸側は速い流れなので無視し、左岸の[東豊田用水]のオーバーフロー側の様子を見る。中州側から眺めると、オーバーフローからの流気持ちのいい第一投れ出しが本流に合流するところの水面に浮いて回遊しているコイの姿が見えた。リールからラインを引き出し、ロッドを振ってトップガイドからラインを出す。「久しぶりのこの感じ。やはりこのロッドは良いな〜」と気分良くキャストする。フライは狙い通りコイの前方に落ち、コイはフライに向かって泳いで来る。そして迷わず口を開けてフライを吸い込む。「やった〜」本当に気分良くヒットしました。しかし上流に向かって逃げ出して、ラインを少し引っ張ったところで外れてしまう。ちょうどコイがフライに喰い付いたところの水面に、対岸の空が映り込んでいて、フライが口に入るタイミングが良く見えなかったので合わせが少し早かったのだろう。それでも復活したロッドの感触を十分楽しんだ1尾だった。気持ちのいい第一投バラしたため流れ出し付近を回遊する姿は全く見えなくなってしまう。流れを渡って対岸へ行き[旭が丘排水出口]の様子を見たが流れが速くてコイは水面に浮いていない。 振り返って床固側の流れを見ていると目の前に数尾が底近くを回遊していたが水面には反応しない。しばらく様子を見ていると、上流から餌を探しながら回遊している姿が見えた。「居た、居た」とコイの進行方向にフライを落として回遊を待つ。期待通りすぐにフライを見つけ喰い付いて来た。外れることもなく足元まで寄せ、ネットを差し出して掬おうとした瞬間、竿の先の方で[パキッ]と小さな音がしたような気がした。コイがネットに入いる瞬間なのですぐに確認できなかったが、入ったことを見届けてから「あれは何の音だった?」と竿先を見上げて愕然白泡が立っていて回遊は見られないとした。何と出来上がったばかりのロッドが先端から30cm位の所で折れて垂れ下がっている。「何で〜?」と、ただ驚くばかり。何しろ[新品]なんですよ!どこかにぶつけたわけでもないのにこんなに簡単に折れるなんて!家に帰ってロッドを取り替えて二子に行くにも、二子は花火大会だし・・。開始早々に終了するわけにも行かないので、折れたところをティペットでつないでみる。[何とかなりそうだ]と言う事で釣り再開。目の前のポイントで2尾追加したところで回遊はストップ。「それじゃ」と床固下に行く。水量は思っていたよりも多くて前回、回遊が多かったところは白泡が立っている。しかしその下流には流れの緩い巻き返しがあり、床固からの流れの横には水面に浮いているコイの姿が幾つも見える。浮いているコイを次々に回遊してくる脅さないように上流から流れの筋にラインを落とし送り込む。すぐにヒット。速い流れでもロッドに問題はなさそうなので安心して取り込みに入る。出来るだけコイのいるポイントから離れた上流に引き寄せてから取り込む。4尾連続で釣り上げたところで麦茶が空になた。ポイントでの反応も一段落したので休憩を兼ねて、床固のすぐ横のバイク屋のところに見つけておいた自販機まで行く。飲み物を調達して床固下に戻って見るが、流れに反応は出ない。しかし流れを見ていると巻き返しの先端部分にあるテトラの裏側へは回遊している姿が見える。ポイントが近いのでコイを脅さないように座り込んでみると、ちょうど手頃な距離になる。ウエストポーチを外し、ベストを脱いでウェーダーも半分降ろした状態で座り込み、座り込んで回遊待ちフライでは考えられない体勢で回遊を待つ(笑)。期待通り次々に回遊があり、1尾ヒットすると、ネットを掴んで水辺に降り、ウェーダーをズリ上げ片方の肩紐だけ掛けて取り込み作業。途中でウエストポーチを拾って撮影ポイントに行く。目の前への回遊は続き、4尾を連続ヒット。しかし同じポイントで8尾釣り上げれば渋くなってしまう。ポイントの下流で「反応するかな?」と様子を見たが全く反応がない。床固直下を諦め下流部の様子を見に行く。床固下流左岸の工事が終わった直後から様子を見ていなかったので、だらだらと続く浅い流れをパスしながら、一気に工事の影響の無かったところまで行く。工事前の左岸が残っているポイントに向かって細い流れ込みがあり、様子を見ているとテトラの下流にコイの座り込んで回遊待ち姿が見えた。しかしテトラの上流側に細い流れが在り、裏側に送り込むことが出来ない。「どうすればいいかな?」と悩んでいるとコイは上流側に回り込んできた。ポイントにダイレクトにフライを落とし、すぐにヒット。手前の流れが速いので何所で取り込もうか考えていると、コイは下流に走る。中州を挟んで追いかけ、本流との合流点でやっと取り込むことが出来た。その後、左岸沿いに様子を見ながら下って2尾追加し合計14尾で日没終了。とりあえず結んだ折れた部分は終了まで問題なく、心配しながらもお気に入りのロッドの感触を久しぶりに満喫できた一日でした。これが折れたロッドでなかったら申し分なかったのだが。またロッドを切ってSAGに送らないと。



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