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春の花も冷たい雨に打たれてうなだれていた (2014/3/2)コマツナが雨に打たれてうな垂れている
3月2日、前日に続き冷たい雨の降る中を[15,000尾のために頑張らなくっちゃ]と二子に出漁。前日の浅川の具合から、本流は増水と濁りが予想出来たが、兵庫橋の流れはそれ程でもないと期待した。到着してみると期待通り、兵庫橋に流れの透明度は少し濁っている程度で透明度は40cm程ある。対岸の倒竹は相変わらず[虎の門]を塞ぐように垂れ下がっているので、その上流側から様子を見る。奥の倒竹の中を眺めていると、水面に波紋が広がっている。[ここで待てば必ず開始から15分で1尾目出てくるはず]と上流側の倒竹前で静に待つ。午前中は小雨が降っていたが、出掛ける前からほとんど気にならなくなり、カッパを着ないで反応を待つ。上流の倒竹前で反応が出たのを見つけ[次はフライだ]と期待して待っていたが、次の反応はフライの下流側で、フライの下を通過してしまう。しかし反応が出たことに嬉しくなり、次の反応を期待しながらキャストを繰り返す。すると今度は下流の倒竹の下の薄暗いところで反応が出る。[今度こそ]と期待していると、フライの50cm程下流で反応したがそのまま沈んで見えなくなる。[エッ?出ないの?]と落ち込んでいる時、フライの直ぐ下流に頭が現れ口が開く。落ち着いてフライが消えるのを確認してからロッドを立てるとコイの重量感が手に伝わり腕が止まる。奥の2尾目も会心のヒット倒竹に入り込むこともなく手前に寄りネットイン。開始から15分は気分がいいし[ゼロ]の心配が無くなったことが嬉しい。これの記録撮影をした後リリースして元のポイントに戻る。しかし反応が出ない。それまで[虎の門]の奥に見えていた波紋も全く出ない。[どこかに行ってしまったか]とここを切りあげ、下流に移動してみる。兵庫橋上の先週反応の在った場所に行くが全く反応が出ない。仕方なく元のポイントに戻るがやはり何も出ない。少し上流の崩れ護岸の巻き返しの様子を見てみたが、やはり何も出ない。[少し風が出てきたな]と感じた時それまで気にならなかった霧雨の雨粒が少し大きくなり、袖が濡れているのに気付き、ベストの背中からカッパを取り出し着込む。濡れると冷たい手を頻繁に拭きながら対岸何故か当たりが出ない前の様子を見ていると、下流の倒竹の下で反応が出た。[あそこで反応したなら…]と移動先を考え目の前の倒竹沿いの下流に向かって流す。反応はすぐに出て2尾目がヒット。1尾目から45分後だからここにしてはまずまずの釣果。しかしそれで反応はストップ。上流の流れ込みへ行きたかったが中学生が3人、スピニングロッドを持って遊んでいるので、上流へは行けない。もう一度下流の様子を見に行くが何も無い。[何処に行こうか…]と悩んでいると中学生が上流から少し下ってきた。[それじゃあそこだ]と喜んで流れ込みへ。水面への反応は出ないので、インディケーターを装着。いつものポイントに落として見るが全く当たり無し。幾度目かのピックアップ時、当たりもないのにヒット。[たぶんヒレに引っ掛かった増水で速い流れのだろう]と考えながらロッドを立てると、意外にも口に掛かったような動きで逃げ回る。[口に入ったのに当たりが出なかったのかな?]等と都合の良い事を考えながら寄せに入り、ロッドを立てたとき、外れてしまう。[やっぱりスレか]と納得する。しかしこれで微かに出ていた当たりも完全に消えてしまう。[中学生達が遊んでいたから、コイは皆逃げだし、たまたま回って来たのがスレ掛かり?]等と考えながらここを切りあげ下流へ移動。二子橋下のポイントに向かいながら[その前に本流の様子を見ておこう]と進路を横に変更し兵庫島横の出っ張りに行ってみる。しかし速い流れで出っ張り裏にはゴミも集まらずコイの反応が無い。二子橋上のトロ場の様子を見たかったが、先の中学生がルアーを投げている。[あそ居ると思ったけれど反応ナシこがダメだから、上流のワンドに行ってみよう。入り込んでいるかも知れないから]と久しぶりに上流へ向かう。新二子橋の下をくぐり、土手上に生えている2本目の木の横から下を眺めるが、濁りと曇り空の映り込みで水中が良く見えない。[たぶん居るはずだから]とささやかな期待を持って上流から様子を見に行く。しかし本流筋は下流からの風で水面が波立ち反応が見えない。暫く様子を見たが何も出ないのでここを諦める。いつもならここから対岸に渡渉するのだが、増水のため渡渉を諦め下流に戻る。二子橋のところには相変わらず中学生が居るので、先ほどとは別の出っ張り横で暫く様子を見ていたが、反応が出ないので二子橋をくぐり二子橋の橋桁周りの様子を見る。増水時には早い本流の流れを避けて入り込むことがあるところ反応が出ない。しかし小さな反応が一度あっただけで後は沈黙。橋桁下の流れを回り込んで本流へ行くより、兵庫島からの流れの方が近いので、まずそちらの様子を見る事にする。途中の中州に黄色のコマツナの花があちこちで咲いている。しかし冷たい雨のため花びらは閉じたままで、雨水の重さでうなだれている。そんな花を撮影した後、ポイントの流れ込みから様子を見るとすぐに目の前に反応が出た。しかし反応は鈍く、単発ライズで連続反応が無い。しかもサーチを追いかける様に下流に移動してしまい、流したフライと反応との距離は広がるばかり。ラインを巻き取り岸辺を下流に移動。流れが左にカーブする所の横から反応を探していると、流れ出し手前のすぐ横で反応が出た。その上流に向かってキャストして待っ合わせが早かったのかていると、頭が浮いてきてフライが口に入ったように見えたが、少し早かったのか空振り。水面には底餌に反応している尾鰭がところどころで見えるが頭が出ないので、ここを諦め右の本流へ。しかし風邪で波立つ水面と速い流れ、そして濁りのためなのか全く反応が出ない。橋の上流にいた中学生が居なくなっていたのでそこに行って様子を見たが反応は全く出ない。そんな時、速い流れの中にマルタのロールらしいのが一つ出た。そういえばそろそろマルタが来てもいい頃だ。この増水が治まればマルタシーズンが始まるのだろう。もう3月だからね。



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