そろそろ完成かな? テスト中の新パターン[Q-chan]
(2014/4/20)
4月20日、前日は浅川へ向かいながらの途中下車で僅か2尾の貧果だったので、二子に行くのを取りやめて浅川へ向かう。しかしいつものポイントに行っても好釣果は期待できないので場所を変える。最初は上流の長沼橋下。長沼床固と橋の間にある緩い流れ。橋の下から様子を見ると中流部から反応が出た。その反応を狙える場所まで下ってラインを送り出していると、下流から若者が流れを時々覗き込みながらやって来る。[まずい。こっちに来るんじゃないぞ〜]と思って眺めていたが遅かった。フライのすぐ横で反応しているコイを、すぐ横から覗き込んでしまう。当然コイは驚いて消えてしまう。しかも、それを[あれは何だろう?]という感じで眺めている。若者はそのままこちらに近付いてきて「何が釣れます?」と聞く。「コイだよ。今そこに居たでしょ。覗き込んでいたところ。みんな逃げちゃったよ」「あ、ごめんなさい。ところでバスなんかいますか?」と聞いてくる。バスはいないかと覗き込んでいたんだと判っても悔しい。もう少し早く気付いて、覗き込まないようにお願いするのだった。あとちょっとでヒットするはずだった反応は消えてしまったが、微かに下流部で反応が残っている。それに向かって少しずつ移動しながら様子を見る。すると、反応の見えていたところより上流で、急に反応が出た。ラインは流したままだったのでそのまま反応に向かって送り込む。正面から頭が現れフライが口の中に消える。ヒットしたコイは下流に一気に走る。ラインが引き出される。やっと一息ついてラインは止まるが動かない。流れに降りて寄せようとしたが、右岸前の速い流れに入り、流れを苦にすることなく上流に向かってグイグイ走る。上流で一息ついたところで寄せに入るが、横をすり抜けて下流に。その力強さに大型を期待し、より慎重に寄せる。ネットインしてみるとかなりの大型。前日に続き1尾目が大物は気分がいい。採寸すると72cm。これで4月は6尾目の70オーバー。これをリリース後、反応のなくなった床固上を切りあげ床固下へ。下の右岸側の流れでも大きな口がフライを吸い込んでくれたが一走り目に外れてしまう。フライを確認すると針が折れていた。反応も消えたので、下流に移動するためバイクに戻る途中、最初のポイントをもう一度覗く。最初と同じ場所で出た反応でヒットし2尾目。後が続かないので切り上げて下流の[西長沼排水出口]に移動。水門の上流側からプールを探り、出口横で3尾目をヒット。幾つか居たのが全て消えてしまったので、その下流の[平山用水]のバックウォーターへ。上流から眺めたときには幾つも流れ込み近くに反応が出ていたのに、そこまで行くと反応は消えてしまっている。右岸にはブッコミが二人いるので中州側から狙うことができない。ここを切りあげ下流へ移動。平山橋をパスして一気に一番橋へ。いつもの場所から下流を見ると、またしても左岸に餌釣りが二人。しかも延べ竿でコイを狙っている。同じ左岸から狙うと狙えるエリアが限られてしまうので、流れに降りて上流からブロック帯前を探る。ブロック前は流れが緩く、その緩い流れで幾つも反応が出る。しかしそれは餌釣りのすぐ上流。ギリギリの所まで流すと、下流からの反応が近付いてきて頭が出る。大きくロッドを立てるとヒットしたが、そのまま岸辺のブロック帯の中に入り込んでしまい、ラインブレイク。反応は餌釣りの前辺りで幾つも出るが、流すわけに行かないので、どうしようか悩んでいると、竿をたたみ始める。[終わるんだ]と気付き、帰るまでじっと待つ。餌釣りが帰ってからは思いっきり流すことができる。岸際の緩い流れを中心に、その先の流れ出しまでの間を狙って50分で4尾追加。しかし、反応はそこまで。左岸に上がるには上流に戻らなければいけないので、そのまま右岸を下流へ。途中の浅場を渡渉して左岸に戻り[浅川北第五排水出口]の水門前に行く。水門からの流れは浅く、コイが泳ぐのは無理な深さだったが、横の[上田用水]のオーバーフローがあり横の小さな巻き返しには頭が幾つも浮いている。そして水門前の溜まりにも黒い影がうごめいている。取りあえず目の前の溜まりにいるやつの様子を見たが、流れが速くて水面への反応が鈍い。それではと小さな巻き返しを狙いに下流から回り込む。巻き返しは直径2m程で水面には枯れ枝が浮いている。その水面に漂っているゴミに幾つも頭が出ているので、最初はその頭に向かってキャスト。しかし手前の流れでドラッグが掛かり、フライが安定して浮いている時間は数秒で直ぐに動き出してしまう。ロッドの長さギリギリまで近付き、時計回りの流れにキャストしてフライを送り出す。ほんの数秒しかドラッグフリーで流れる時間はない。ドラッグが掛かり始めたらすぐにピックアップしてキャストし直す。短時間勝負で8尾目をヒット。巻き返しの入口にはブロックがありその間隔が狭い。その間を通すと擦れて切れそうなので巻き返しの中で取り込むしかない。当然コイは驚いて居なくなるはずだが掛かっているのを逃がすわけにはいかないから、巻き返しの淵でネットを出す。これの記録撮影後、巻き返しを覗き込むとコイの頭が見える。[エッ!まだ居るの?]と驚きながら[もう1尾]とキャスト。直ぐに次がヒット。もう居ないだろうと思っているとまた頭が出る。同じ小さなポイント3尾釣り上げた後横のながれの様子を見ると元気な反応が出た。水門前の段差の手前にフライを落とすと少し流れたところでヒット。しかし水中のブロックの向こう側に入り込まれてブレイク。同じポイントに落として次をヒット。今度は下流に走ったので、何とかネットイン。その後本流に行き1尾追加して[終了]と戻りかけた時、巻き返しで頭を見つけて1尾追加で合計13尾。久しぶりのつ抜けに気分がいい。フライはテストを繰り返していた[Q-chan]で、そろそろ完成形に辿り着いた感じなので、近いうちに公開します。お楽しみに。 |