新しいロッドが出来た(2000/10/24)
10月24日、新しいロッドが完成しました。鯉釣りの合間(?)に多摩川の仲間と鱒釣りに出掛けていたのですが、どうも遠投が出来ないと言う悩みが、どんどん増幅していきました。キャスティング技術の問題が最優先なのでしょうが、それには目を瞑ってロッドシステムを検討してしまいました。現在鱒釣り場の遠投用に使っているロッドは10年以上前に作った#7-9ft(フェンゥイック)なのですが、ラインをシューティングに替えてからラインと相性が合ってないように思えてきたのです。WFの時はそれ程感じていなかったアクションの柔らかさが気になってきました。シューティングの場合、メインのラインは10ヤードで、ヘッドのスピードとパワーで後ろの細いランニングラインを引っ張り出すのですが、ロッドが柔らかくてパワーが十分に伝わらないようなのです。もう少し硬いアクションのロッドを探していたら、インターネット仲間の仲居さんが「SAGEのXPは凄く飛ぶよ!」と教えてくれました。カタログで調べてみると[XP]は2000年からのニューモデルでアクションはファスト。つまり一番硬く遠投用に開発されたモデルだそうです。
さっそく販売店にブランクの在庫を確認したら「年内の入荷は難しいですね」とあっさり言われてしまいました。仲居さんも7月にオーダーしたのにまだ入荷してないようでした。手に入り難いと言われれば欲しくなるのが人情で、さっそくインターネットで検索開始!
Yahoo!USAで[SAGE]を検索し[XP]のページへジャンプ。「あった!」#7の9-1/2ftが完成品$500、ブランク$240。表示されている価格をクリックするとインターネットで買える販売店リストのページへ。販売店をクリックして目的のXP796のブランクを探し出し、日本からでもオーダーできることを確認。同時にXP専用のリールシートも探して、オーダー内容が決定。さっそく、オーダーページにジャンプし、必要項目を入力してオーダーが完了したのが10月6日。即日オーダーを受け付けたと返信メールで一安心。
しかしそれ以後、何の連絡もないまま2週間近く経った10月19日、事務所のチャイムが鳴り「まいどー、フェデックスです」の声が・・。「んっ?フェデックス?」と一瞬思いつかなかったのですが[フェデックス=航空便??、!!、ヤッター!」と長い段ボール箱を抱えて驚喜。オーダー通りブランクロッドとリールシート、おまけに販売店の分厚いカタログ。
その日は早めに仕事を切り上げ、帰り道にあるフライのパーツが揃っている釣具店[アングロ]に寄り残りのパーツ(ガイドとグリップ等)を購入。帰宅後食事を急いで済ませロッドビルディング開始。
グリップの穴をロッドの太さにヤスリで削り、リールシートを取り付け、ガイドをSAGEのHPからプリントアウトした位置に合わせながら順に取り付けていき、最後にトップガイドを取り付けて終了。最後に巻き糸部分にエポキシを塗装して完成だが、その前にロッドに自分の名前と制作年月と番号をインスタントレタリングで転写[K. FUJITA 001010](2000年10月に作った10本目です)。
完成したばかりでまだ試し振りもしてないのですが、10月28日にインターネットの鯉釣り仲間と鱒釣りに[パインレーク・カワセミ]行くのでその時に実釣テストをします。このロッドなら鯉釣りにも使えそうではないかと期待しています。
皆さんも自作ロッドに挑戦して見ませんか?オリジナルロッドが完成品より安くできますよ。 |
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