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支流からゴミが(2003/3/1)
3月1日、朝から冷たい雨が降る中、いつものように浅川へ。今回の目標ポイントは一番橋下左岸の支流(下水)との合流点下。雨量はまだたいしたこともなく本流は増水も濁りもない平水状態でしたが左岸から流れ込んでる下水は予想以上に濁っていました。あの程度の雨量でこんなに濁るのはおかしいな?と思いながら流れをよく見ると、水垢のようなモヤモヤした物が大量に流れていました。大きい物は5-6センチもあり小さい物は大きさを判別出来ないほど小さく流れ全体がそのゴミの色に染まっていました。しかも水温は14度と高く流れからは湯気が立ち上っていました(気温3.5度)。コイたちは水面に尻尾を出してテトラで補強された川底をしきりにあさっていました。このモヤモヤが底近くをたくさん流れているのでしょう、水面のフライにはまったく見向きもしませんでした。仕方なく流れを渡り対岸からまだ水の綺麗な本流筋を狙うことにしました。右岸からだと普段はかなり沖まで立ち込まないとドラッグが掛かるのですが、水量が少し多いのか手前の流れでのドラッグはいつもほどは気になりませんでした。その内本流にも水面に浮いたゴミが流れてくるようになったのか、コイが水面に頭を出しゴミを次々に食べながら流れと一緒に下ってくるのを見つけました。下流を向いて下っているコイの進路のできるだけ近くにキャストし筋を合わせると素直にフライに食いついてくるのです。上流から移動してくる鯉を探しその下流にキャスト。これを幾度も繰り返しているうちに次第に濁りが濃くなって水量も多くなってきました。すると、コイの反応がどんどん少なくなってしまい、ついにコイの姿が無くなってしまいました。このポイントを諦め移動しようと増水した流れを少し上流の瀬まで行って渡渉したのですが、下水の流れ込みには無数のコイが集まり流れ込んでくるモヤモヤに夢中になっていました。試しに水門横からフライを真下に落としてみたのですがどのコイも全く気にしてくれませんでした。このような汚れた流れがまだ流れ込んでいるんですね。早く下水道を完備して欲しいです。しかし、今回の様に[濁りの入る直前の僅かな時間]での入れ食いは貴重な経験でした。


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