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取り残された鯉が・・(2004/5/29)
5月29日、浅川へ行きました。お花見ポイントの用水路の土手は前回の台風で崩れていて先週は昔と同じくらいに水位が下がっていたので対岸狙いでかなり遠くまで立ち込めましたが、土手が改修され水位は元の20cm増に戻っていて狙うポイントには立ち込めない状態でした。仕方なく水量の増えた用水路を狙って土手の上を下流に下っていたら用水路と本流の間の茂みの中にご覧のような水溜まりを見つけました。土手を降りて最初の水溜まりに近づいたところ、私の姿に驚いた鯉の水しぶきが。「こんなところに取り残されている」と思ったのですが広くて数が多いし水深は深いところで30cmもあるので一人で救出することは無理でした。「伏流水が流れているから問題はないだろう」と逃げ回る鯉の姿を眺めながら横を通過するとその下流にも同じような水溜まりが。今度は静かに近づいたので鯉に悟られることもなく姿を確認できました。水中に鯉の姿を見るとどんな状態でも竿を振ってしまうのが釣り師の性。かすかな流れに載せてフライを繰り込むと、約40尾居た鯉の中の一尾がフライに食い付いてきました。ポイントが小さいので一尾掛けるとすべて警戒モードになってしまい反応はなくなってしまいました。諦めて下るとその下流にも同じ様な水溜まりが。ここでも釣り上げられたのは一尾のみ。全部を本流に戻すことは出来ないので釣り上げた鯉だけは本流に戻ってもらいました。これから水温が上昇するのですが流れがあるので何とか生き延びることは出来ると思います。足繁く通い少しずつでも本流に移動させたいですね(笑)


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