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多摩川本流がおかしい!(2004/8/8)

8月8日、久しぶりに多摩川本流を探ってみましたが、おかしいです。鯉ヘルペスの後遺症なのか水面に反応する数が異常に少ない。しかも瀬では底餌に夢中になって水面に尾鰭を出して定位しているはずの鯉もほとんど見られない。絶対に居るはずだ!と思うポイントのすべてが空振りなのです。田園都市線の鉄橋から第三京浜の橋まで順に探って水面に反応したのは僅か3尾。その一尾を何とか取り込んだのですが余りの反応の少なさに疲れてしまいました。上の写真は第三京浜の橋の下ですがここは特におかしい。左岸が昨年の冬に改修され中州が下流に向かって異常に延ばされた。結果、中州の左側の野川からの水が流れ込むプールに本流の水が入ってこない。当日、本流の水温は29度なのに左の流れは33度もあるのです。しかも橋周辺は右岸が大きく削り取られ浅瀬が続いています。本来橋桁の根元は大きく削り取られて深くなっているはずが深みは全く無い。改修工事が終わってからまだ大きな増水がないので工事後の形がそのまま保たれているのでしょうがそれにしても鯉が居着いていない!鯉の数が少なくなったとしか考えられない!
鯉ヘルペスの影響で鯉の総数が少なくなったのは事実ですが、ヘルペスの影響の大きかったところは鯉が集団で居たところでかなりの死骸が打ち上げられていました。しかし、広い場所で単独で回遊しているところでは反応は以前と変わらずコンスタントにありました。
この夏は8,000尾のこともあって二子玉川の本流からしばらく遠ざかっていて久しぶりに訪れてみたらこの有様です。数が少なくなったと感じたのは[水面に反応する数が少なくなった]で、水面下には沢山居るのかもしれないがその気配がほとんど感じられないのです。高水温をさけてどこかに移住したのか?でも、二子周辺にはそれらしいポイントもないし・・・
総数が少ないと一尾あたりの餌の量が多くなるのだから無理をして水面に出なくてもいいから安心して底餌をむさぼっているのかな?それにしては浅瀬からあわてて逃げ回る数が少ない!
やはり数が少ない!
各支流には以前と同じように沢山居るのに二子の本流には・・。厳しい夏休みになりそうです。


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