Top-Image

line

こんなに狭いポイントでも(2005/3/5)
3月5日、家を出るときはそれほど悪い天気じゃなかったのに時間が経つほど雲行きがおかしくなって夕方には冷たい雨が降ってくる寒い一日でした。いつものお気に入りを狙ったのですが前日の雪解け水が流れ込んで十数センチの増水と笹濁りでコイの反応が鈍く、楽しみにしていたポイントでは前回同様厳しい結果でした。なかなか諦めきれない思いを振り切って上流へ移動。しかし、こちらも増水の影響でコイの居場所が微妙にいつもと違っている。居るはずの所に全く姿がない。あちこちキョロキョロしながら流れの様子を見ていたら後ろに人の気配を感じた。振り返ってみると、中村さんがにこやかに微笑みながら水辺に立っていらっしゃいました。一昨年のフェスタ以来の再会です。「浅川もずいぶん変わってしまった」とか「最近暫く鯉釣りをやっていない」などのお話を聞き「これから下流でちょっとやってみようと思ってます」と言う言葉でお別れしました。私も頑張らなきゃと思ったのですがコイは全く反応してくれない。どこか別のポイントを探るにはもう遅い時間だからここで粘るしかないか、と漠然と対岸を眺めていたらテトラの向こうの僅かな水面にいくつものコイの口が浮いている。そこはテトラと岸の間の僅かな水面で流れは緩いが手前に一番速い流れがある。水深は確かテトラ前が一番深く1m近いはず。深みにはまり込まないようにして出来るだけテトラに近づきたいが濁りのため底が確認できない。ズリズリと川底を足で探りながら何とかロッドの先端がテトラの端近くに来る位置まで近寄ってダウンクロスにテトラ帯の中にフライを落とす。来た来た!一発で食いついてきた。「やった!」と喜んだのは一瞬で、ラインが張った瞬間にティペットがテトラを擦って痛恨のラインブレイク。その瞬間に沢山浮いていた口は全て水の中に消えいくつもの波紋が広がっていた。下流に向かってテトラ帯を見つめながら底を探り静かに進み、浮いているコイを見つけ出しテトラに引っかからないラインを選んでフライを落とし、流れに引きずり出して何とか3尾釣ることが出来たが暗くなってきてタイムアウト。先のお気に入りポイントで仕留めた2尾と合わせてやっと5尾。いくら条件が悪かったといえ、浅川でこの釣果は明らかにポイント選びの失敗ですね。お気に入りに拘り過ぎたみたいです。反省!


line
サイトマップへ
Copyright © 2005 Katsumasa Fujita