集中豪雨の痕跡(2005/9/11)
9月11日、今週も日曜日のみの出漁になりました。先週日曜日の夜に降った集中豪雨の影響を確認するため二子へ行きました。あれだけの雨が一気に降ると三面護岸の野川や仙川のコイは避難する場所を探す時間もなく多摩川本流まで一気に流されてくるのではないか?と考え期待して行ったのですが、予想は見事に裏切られてしまいました。
そして河原で目にしたのは増水の後遺症でした。短時間に100mm以上の雨が降った世田谷区を流れる野川や仙川が二子玉川で多摩川に合流するのです。その合流点では護岸補強されていない岸がえぐられて水辺の木が倒れ、鉄製のフェンスが曲がり中州が消えていました(それほど広範囲には確認してないのですが・・)。
上は徳永さんから送られてきた写真で、空気式ゴム堰堤の防護フェンスが曲がっていました。
中は木村さんから頂いた写真。木村さんのお気に入りポイントの対岸が崩れ大きな木が水面に倒れていました。 そのポイントの反対側の水辺に転がっていた鉄製パイプのフェンスの一部(以前上流より流れ着いたもの)が本流の第三京浜の直ぐ上流に流れ着いているのを見つけました(下:移動距離は直線で約1.4km)。
その他にも平水面から3m程上のフェンスに流されてきた草が絡みつき、思わぬところが深くなり、前回の台風の増水でもしっかり残っていた中州の草もすっかり流されていました。
先週土屋さんから頂いた写真の[中州]もすっかり流され消えていました。
二子付近の流れの様子が一変してしまいコイの居場所を確認するのに暫く苦しい思いをしなくてはいけないようです。
[上流から沢山のコイが流されてくる]と言う予想は見事に外れたのですが、代わりにアカミミガメが流されて来ました。木村さんお気に入りポイントではどこにキャストしても一番に現れるのはアカミミガメ。今まで居た数の倍、イヤそれどころではない凄い数が集まっていました。緩い流れで反応してくれるコイを、アカミミの攻撃を避けながら狙うのは大変でした。幾度もカメが近寄るとピックアップして食いつかれるのを避けていたのですがその内いい方法を見つけました。フライにライズしたのがアカミミだと判ったときは[合わせないでそのまま様子を見る]といいです。彼らはフライが餌でないことが判ると一度食いついたフライを残して去っていきます(反応したのがアカミミかコイかが判らないときは合わせるしかないのですし、時にティペットが手足に絡むことがありますが)。アカミミの反応を無視して流した直後に釣り上げたのがこの日の一尾目でした。それまでに3尾もアカミミを釣り上げていたのですが・・
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