鯉の居場所がいつもと違う(2005/12/18)
12月18日、2日連続でボウズと言うわけにもいかないのでとりあえず数を稼ぎに浅川へ行きました。道中は北風が強く気温も下がりどうなることか不安が一杯でしたが、現地に着いてみると流れの向きが北風の影響を抑えてくれて思ったほど波立ってはいませんでした。土手の上で準備しながら流れを観察するといつもは左岸の沈んだテトラ帯近くに居るはずのコイの姿が無い!全体を注意深く眺めると対岸の浅場にいくつも黒い姿が集まって浮いていて時折水面に口を出し餌を捕っている様子。とりあえずいつものパターンで排水出口に降り流れ出しで一尾ゲット。流れ出しの浅場ではブレイクの可能性があるので深い流れまで行って取り込むのだが、そのとき対岸の岸辺近くにいくつも口が出ているのを発見。ちょうど左岸側からの北風で水面に浮いているゴミが集まっているようでコイはしきりに掃除機ライズを行っていた。[掃除機ライズ]とは水面に集まっているユスリカ等の抜け殻を口を開けたまま移動しながら吸い込むライズのこと。こんなコイにはいつもの白いパターンはあまり効果がない事は判っているがあいにくフライボックスには入っていなかったのでいつものパターンで挑戦。対岸を静かに少し上流に移動し上流からダウンクロスにキャストしラインを対岸側にメンディングしドラッグの掛かりを遅らせる。フライの落とし場所を間違えコイの集団の中に落としてしまい浮いていたコイが潜ってしまうこともあったが何とか1尾釣り上げることが出来た。しかし餌にマッチしていないフライのため反応は鈍くそれ以上釣り上げることは出来なかった。ここを諦め下流に移動するがコイは右岸沿いの浅場に集まり掃除機ライズ。流れがほとんど無いのでフライはコイの居るポイントには到達しないし、キャスト範囲まで近づくとコイは移動してしまう。岸辺を諦め流芯を探るが先週ほど反応が良くない。それでもいくつか元気に反応してくれポイント最終部まで移動し、風も釣り始めよりは弱くなっていて日没までに6尾追加することが出来たが日が陰ってからはとても寒かった。途中で塗れたネットが凍り付いていましたね(笑)。最後はお決まりの用水出口で1尾追加して合計9尾。雲もなく風も弱くなって久しぶりにきれいな写真が撮れました。 |
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