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粘りに粘ってやっと釣り上げたら・・(2005/12/30)
12月30日、二子へ行きました。狙いは前日反応の無かったあの悔しい橋桁下流のくせ者、と思いながら河原に到着してみると徳永さんの自転車が。「何処に居るの?」と聞くと「禁断の地に向かっているところ」との返事。早速合流してみると藤澤さんも一緒で、3人で禁断の地へ。工事は休みでコイは橋の下の日陰の部分で掃除機ライズの真っ最中。最初に徳永さんが鉄板の陰から左サイド狙いでキャスト。しかしなかなか反応してくれない。それならと私は流れに立ち込んで右側狙いでキャスト開始。フライがコイのところに届いてないようなのでキャストし直し様子を見ていたら少し右でライズしている。位置を変えようとピックアップしたとたんにフッキング。とりあえずボウズは逃れられたので気分は上々。続いて徳永さんもヒット。入れ替わって藤澤さんも釣り上げ短時間で三人ともボウズを逃れまずは一安心。その後各自思い思いのポイントに移動。私は例の悔しい橋桁下へ。始めは全く反応がなかったがしばらく様子を見ていると例のくせ者が反応し始めた。「よ〜し」と真剣にフライを流すがうまくコイの鼻先に流れない。幾度も幾度も同じことを繰り返し、やっと食いつく体制に入ったと思った瞬間に[プィッ]と向きを変えて潜ってしい見事に見切られてしまった。それでも警戒している様子は全くなくあちこちウロウロしながら橋桁下流のトロ場から去ってしまう気配はない。ちょうど目の前に浮いて来た時、後ろからいないなさんの声が。「ちょっと待って・・」と言いながら気持ちは前方のコイに行ったまま。「あそこに浮いているあいつ!」とロッドで指さしながら「あれを釣りたい!」とお話をしながらも話はうわのそら。その内徳永さんと藤澤さんも集まってきて「河原は寒いから忘年会は我が家でやりましょう」といないなさん。こっちは目の前のコイに夢中で話は全く頭に入っていない。4時頃まで私が切り上げるのを待っていてくれたようだったが私が切り上げる様子もないので「先に行ってます」と声を掛けて先に上がった。こうなったら途中で中途半端に切り上げることなど思いもよらない。釣り上げるか日没になるかの勝負だ!。ひたすらコイを探して異動先を読みキャストする、の繰り返し。陽も陰り冷たい風を首筋に感じながら潜ったコイの行方を探しながらトロ場の中央に漂っているフライを眺めているとき、突然フライの右側からコイの頭が現れフライに向かってくる。いつもなら焦ってしまうのにこの時はなぜか落ち着いていてフライが口に入るまで待つことが出来た。フライが口に入ったのを見定めてからロッドを大きくあおると手元に重さを感じ思わず「やった!」と叫んでいた。それからはワクワクしながらも慎重にラインを手繰りやっとネットに収まったのは4時45分。写真を撮ろうと橋桁の土台部分に置いてみるとおなかに大きな穴が。2002年8月24日に釣り上げた[穴あきコイ]でした。あのときは60cmだったのが62cmに成長していた。3日目にやっと釣り上げることが出来それも一年の最後の釣果になったのがうれしくて、自転車で帰らなければいけないこともすっかり忘れていました。この後慌てていないなさん宅におじゃましてにぎやかに忘年会で、帰路についたのは10時過ぎ。[帰り道は遠かった]


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