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5ヤードからから65ヤードーまで一気に走られて(2007/5/5)
5月5日、前日はBBQの準備の買い出しと所用及び、和室の塗り直し等で出漁は無し。二日前の興奮をぶら下げて二子へ。この日も風が強くとりあえずいつもの兵庫橋上に。しかし二日前に比べてコイが落ち着いていて反応が鈍い。水も工事はやってないはずなのに変に濁り気味。上流で水遊びでもやっている感じの濁り。釣り始めてすぐに一尾ヒットしたが途中バラシ。一尾目のバラシはいやな予感がするもので、それから1時間近くたまに回遊はしてくるがフライへの反応は全くない。やっと一尾目を釣り上げたが後が続かない。新二子橋下の様子を見に行ったがこちらも全く反応がない。そのままゆっくり下りながら元のポイントに戻って来てやっと連続で3尾釣り上げることが出来た。その後掛けた2尾は途中バラシで取り込めず。バラしてから1時間の間はまたしても反応無し。反応するのは流れに浸かっている対岸からの枯れ枝の中だけ。「本流右岸、橋桁横のざわめきはもう収まっているかな?」と橋桁下に移動。しかし右岸には多くの人達が今日も水切りに夢中で狙っている巻き返しのすぐ向こう側に石が投げ込まれている。ポイントに直接ではないので、とりあえず左右からサーチしてみる。下流からの風でポイントは少し波立っているが反応が見難いほどではない。右からのサーチに反応したコイが巻き返しの中央で頭を出した。巻き返しのヨレを考慮してキャストしてラインを送り込んで喰い込ませることが出来た。まずまずのサイズの63cm。その直後すぐに目の前でヒットしたがこれはすぐにバラしてしまった。バラした直後今度は足元の岸直前で反応。進行方向を見極め少し距離をおいてフライを落とすと素直に食い付いてきた。今度は69cm。3連続ヒットの間隔は僅か8分(取り込めたのは2尾だが)。サイズもいいペースでサイズアップしてる。この調子でいけば?(笑)等と考えていたが30分ほど中休み。左右の流れの合流点付近でやっとライズが再開。右の流れに載せてラインを出し、15ヤードほど出たところでラインを止めて巻き返しにフライを送り込む。来た来た!フライの左側からゆっくり水面に頭を出して食い付いてきた。頭が水中に消えたところでラインの弛み分を考慮して大きめに合わせた。ズシリと重さを感じた瞬間からいつものひと暴れが始まった。しかしそれほど激しく暴れることもなく取り込めた。しかし、大きい!期待通りのサイズアップ(笑)で80cm。それほど太っているわけではなかったので体重測定はパス。ここでは最近、大型が連続で釣れている。82/81/80と連続で80オーバーが釣れているのだ。この大物に気分を良くして、反応が弱いけれども粘ることにした。それから30分後、目の前にやっと頭が出た。左の流れ際から巻き返しの中に向かっているので「ここに来るだろう」というところにフライを落とし浮いてくるのを待った。予定通り浮いてきて素直にフライを吸い込んだ。ショートレンジなので軽く合わせるとしっかりヒット。しかしそれからが凄かった。二日前にバラしたのと同じように一気に下流に向かって走る。走る、走る。いつまで経っても止まらない。何処まで行くの?と叫びながらリールからラインが出ていくのをちょっと焦りながら眺めていた。「あ〜、バッキングが見えてきた」つまりシューティングヘッドも完全に出ていない状態からランニングライン2本分(60ヤード)を引き出されたのだ。こんなに走られたのは始めてだ。やばい!バッキングになったらどうしよう、と悩み始めたときやっとコイは止まってくれた。65ヤード(ヘッド10ヤード+ランニング55ヤード)先で、速い流れに止まったままほとんど動かない。こうなったらじっくり動き出すまで待つしかない。腹を決めて持久戦に。それでもコイはゆっくりではあるが上流に向かい始めた。流れの中央から左岸前まで横に走り、また中央に戻る。ゆっくりゆっくりリールは巻けるがロッドを立てているだけで重い。ファイティングバットが付いているからテコの原理で少しは楽なのだが重い。時間がどの位経ったか見当もつかないがやっと目の前の巻き返しの中までやって来た。それでも左の流れに入り込もうとするのを必至に押さえつけて取り込むことが出来た。ちょっと見で二日前の大物と同じかな?と思ったが寸法を測ると75cmしかない。しかし重量は8.2kgと太っている。8.2kgの重量よりも65ヤード走られてから取り込めたことの方が嬉しい一尾だった。この後茶店前に行って79cm/7.5kgを追加して、合計9尾。5月の二子は素晴らしい。いつまで続くのかが心配だけれども・・。

ハシブトガラス


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