Top-Image

line

悔しいけれどボウズ(2007/8/12)
8月12、東京海洋大学フィッシング・カレッジの実習で相模湾のシイラ釣りに行きました。生徒12名とカレッジの校長の奥山先生、それにアシスタントの14名で漆山港の青木丸で出漁。流藻を探しながら走るもなかなか見つからない。城ヶ島沖の灯標周りで最初の釣りになったが、シイラはいるのだが反応が鈍い。それでも船中の餌釣りで挑戦した人は3名ほどシイラを釣り上げた。中の大物は全長128cmもあった。しかし船の真下に4〜5mほどの鮫が現れてシイラの群は姿を消してしまった。それからあちこち流藻を探して走り回るが流藻自体がなかなか見つからない。しかも見つかった流藻はどれも小さく、しかもシイラは付いていない。右手にかすんだ富士山を眺めながらひたすら走り続ける。走り回っているとき突然船が止まった。「何?シイラ?」「いや!サメ!」で左舷を見ると水面に背鰭が見えた。それから流藻を探して小1時間。到着したのは[拓海]と胴体に書かれた大きな浮き。深層水を汲み上げ水深20mのところに放水して沖合に新しい漁場をつくろうとする実験設備とか。その周りには先着の船が3艘いる。その横に付けて釣り始めた。シイラは幾度か回遊してくるがどれも食い気が弱い。イワシを撒いてもその横を素通りするものが多い。ルアー隊も「見向きもしない」とぼやいている。勿論フライに反応することもなく餌釣りのみが数尾釣り上げている、暫く釣っていたが反応が鈍いので再び移動。流藻を探しての移動中左舷前方に発煙筒らしき小さな煙が見え、その横の水面に不思議な緑色の帯が微かに見えた。しばらく走っていると前方にビニールシートが浮いているような緑の浮遊物らしき物が見えた。船がそちらに向かっていくとそれはずいぶん長い。そこにあったのは蛍光グリーンに変色した海水の帯。標流砂が認識信号として使うそれのようにも思えたが、原因を確認することは出来なかった。その後も流藻を探しながら走り回り、初めの浮標に戻ってきた。今度もシイラはいるが反応が鈍い。その内、餌釣りで釣り上げた釣り人は取り込み直前にサメに半分食いちぎられてしまった。そのためかシイラは何処かに行ってしまった。再び移動。今度も西に向かいながら流藻を探し結局到着したのは[拓海]。ここに到着後餌のイワシが無くなりシイラの反応も鈍いまま終了。途中流藻を探しながら一路漆山港に向かったが、流藻は見つけられずそのまま港に到着。餌釣りと途中から餌釣りにルアー隊はシイラを釣り上げることが出来たが、最後までフライにこだわった釣り人2名はシイラを釣り上げることは出来なかった。
フライ作りに1週間丸々時間を掛けて各種のフライをつくったが、シイラの反応が鈍く流藻がほとんど無い状態ではどうすることもできまかった。しかもソルトのフライは初めてだったし。悔しいよ〜。


line
サイトマップへ
Copyright © 2007 Katsumasa Fujita