渓流のようにショートレンジで(2007/12/8)
12月8日、久しぶりに浅川へ行きました。平山橋、一番橋が今一なので新規開拓を兼ねて前回増水で陸からの釣りになった南平周辺を再調査。入り口も前回と同じ新型テトラ帯。平水に戻っていたのでテトラの上流は簡単に渡渉出来る。上流に折りでテトラの前を眺めると前回と同じようにすぐ前にいるが数は少ない。サーチしてみると流芯から飛び出してきてそのまま下流にサーチのパンと一緒に下って行く。「まずい、戻ってこないかも・・」と悔やみながらとりあえずテトラ前のコイを狙う。テトラにぶつかりながら流が左岸に寄って行くその巻き返しが狙いだから、上流から送り込んでも巻き返しの中には辿り着かない。一番上流のテトラの上に登り、目の前のテトラ越しにキャスト。キャスト一投目でヒットし、何処で取り込むか悩んでいる内にテトラの下に潜り込まれてバラしてしまった。それでも数尾残っているのを二つ連続でヒットし上流の浅瀬から取り込むことが出来た。それでここはお終い。サーチと一緒に下って行ったコイは戻ってくる様子もないので、左岸沿いに下流に下る。前回は濁りで水深が確認できなかったから右岸の陸を下ったが、濁りが取れてみると何処も浅い。ほとんどが膝下の流れでコイの居そうなポイントがない。前方には今シーズン始めてみたユリカモメの群が水面に浮いて休息中だったが、こちらの姿に驚いて下流に飛んで行った。その後を追いかけるように流を下るがサーチへの反応もない。前回右岸沿いに歩いたコースの崩れテトラ鯛を確認すべく右岸による。幾つも連続している崩れテトラは前回見たよりも水位が下がったため水面に出ている姿が大きい。しかしそのテトラの裏側は思っていたよりも水深があり、よく見ると幾つものコイが集まっている。「これは狙いしかない」と言うことで右岸側に移動し様子を見るが、鯉はテトラのすぐ裏に居るのだがテトラが邪魔でその下流が見えない。仕方なくテトラの裏に回り込む流の外側から様子を見る。鯉は岸辺のテトラと崩れテトラに囲まれた三角のスペースに居る。流れに載せて送り込んでもコイの横を通過していくだろう。こうなった場合テトラ越しに直接ポイントにフライを落とすしかない。静に下流が見えるギリギリまでテトラ側に回り込みテトラの左端を狙ってフライを落とす。手前は横を通り過ぎる流だからロッドの先端を出来るだけ右岸側に寄せてラインを送り出す。何しろポイントまでは僅か数メートル。手前の流れに載ってしまったラインをメンディングしてもフライは動いてしまう。幾度か失敗しながらフライが狭い巻き返しの中で漂うと口が水面に現れてフライが口の中に消える。ポイントで暴れられたらその一尾でお終いになるから、小さく合わせてからロッドを一気に左に煽りポイントからコイを流の方に引っぱり出す。後は流れが緩く浅い左岸に寄せて取り込むだけ。崩れテトラ3カ所の裏側を丹念に探り、まるで渓流釣りのようなショートレンジのキャストで連続10尾ひっとした。その中で1尾は崩れたテトラの下側を通り抜けて走りラインブレイクで取り込むことが出来ず9尾。途中、すぐ横を10尾ほどの群が上流に移動して行った。多分、サーチのパンを追いかけて下流に下った群ではないだろうか。連続テトラの最後は、下流が浅くてコイの姿はない。辿り着いたのは[南平西排水出口]。排水出口は全面がコンクリートで平らになっていて足場がいい。そこから下流の様子を見ると、中央に崩れたコンクリートの塊が出ている。その下流から右岸のテトラの護岸まで数多くのコイが集まっているのが見える。多分排水出口で餌を与えている人が居るのだろう。右岸側のテトラ前で1尾、中央のコンクリートの左で1尾追加したところで日没終了。歩いた距離は300m程でほとんどがショートレンジ。取り込みも楽で楽しかった。 |
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