橋桁を2本回り込んで(2008/5/5)
5月5日、このところ二子での釣果がまとまっているので、またしても二子に行きました。兵庫橋上には釣り人の姿はなく独り占めできると喜んだが期待を裏切られ反応は渋い。1時間ちょっと粘って[虎の穴]の左奥から1尾引きずり出したがそれ以後全く反応ナシ。仕方なく本流へ移動。本流は対岸の川崎側は大変な人出で大賑わい。スピーカーから大音量が響き水辺ではやたらに水切りをしている。いつもの東京側の橋桁下のプールの様子を見ると1-2尾の反応がある。橋桁から20mほど離れたところからプールの中央に向かって送り込む(△が立ち位置)。狙ったポイントにフライが着いても反応がない。流れをよく見ていると初めの反応よりも下流に移動している。そのまま流れに載せてフライを流し続けるが出てこない。仕方なく一度橋桁の手前までフライを引き戻し再度流す。しかし出ない。今度は流す筋を少し橋桁側に移動してみる。フライが橋桁の横に来たとき左側から一気に飛び出してきた(×)。やった、やったと喜んで寄せに入ったがなかなか近寄らない。それどころか右の橋桁下に逃げ込もうとする。しかし距離があり左に誘導することが出来ない。何とか止めることは出来たがそこはちょうど流れがプールと本流に別れる橋桁前の速い流。[やばい!]と思った瞬間、コイは本流への流れに入り込んでしまった。こうなったらもう寄せることは出来ない。それどころか速い流に乗って下流に向かう。こうなったら行けるところまで追いかけるしかない。ちょうどその橋桁の下はコンクリートの基礎がしっかりしていてえぐれてはいない。コンクリートの上を渡り上流側の橋桁の根元へ。この橋桁の根元は幅が40cm程しかなくちょっと気持ち悪かったが、橋桁に体を寄せて回り込む。流れは速くここでコイを止めることは到底出来ないからそのまま下流に誘導するため下流側の橋桁横もコイと一緒に下り下流へ。橋桁の下流の左岸に浅い緩い巻き返しがあるので、そこに引き寄せやっと取り込むことが出来た(×)。取り込んだ巻き返しの横は二日前に大口が出てきたところ。狙い目の橋桁からの流れ出しから少し離れて様子を見ると、流芯との合流辺りで数尾が反応した。流れ出しの筋にラインを載せて合流点に送り込む。しかし移動が速くフライが着いたときには反応は消えていた。どこにいるのかキョロキョロ見回すと、左側の流れ出しの左側に浮いてきた。そこに向かっていく流れにフライを落としコイの進行方向に向けて送り込む。来た来た、狙い通り水面に口が出た。その口を見て嬉しくなった。あの大口なのだ。その大口は何の迷いもなくフライを一気に吸い込んでくれた。やった!二日前の悔しさを一気に挽回。口の大きさからかなりの大物と期待していたが取り込んでみると68cmで普通よりもちょっと大きめにすぎなかった。しかし口はでかかった。この大口の取り込みで数尾いたコイは全て消えてしまい反応ナシ。F-4下流のプールは二日前に反応がなかったから迷わず茶店前に移動。前回コイの反応が良かったので少し粘ることにした。本流からの流れ込みはほとんど止まり兵庫橋からの流れだけ。その流れがテトラ前から中州に向かって斜めに走りその先で中州の前を流れている。流れ込みからフライを送り込み、反応の出るところまで流し続ける。サーチへの反応が出たのは50ヤードほど先で、フライはその手前。よく見ていると反応は数尾の群で少しずつ上流に向かってくる。遅い流れにラインを載せてそのまま流し続ける。ちょうど回遊と出会った瞬間に正面から口が浮き上がってきた。距離は40ヤードほどあるが、ほとんど直線なので合わせもそれほど大きくなくしっかりフッキング。流れが緩いからすぐに寄ってくると思っていたらこれが意外に重い。流れのほとんどない左のテトラ側に走りテトラに入り込もうとするのを右に移動して引き戻し何とか取り込むことが出来た。ネットに入った姿は期待通りの大物で78cm。この後1尾途中でバラシたが2尾追加。この2尾目も70cmの大型。70台が2尾も釣れたから気分は上々。しかし数はまだ6尾で少し寂しい。時間は6時近くなり反応も止まってしまう。粘ってみても期待できないので本流に戻る。水辺から離れて歩き橋桁下流の巻き返しに戻ってみたが反応はない。橋桁をくぐり最初のポイントに戻って同じ位置から様子を見ると同じ所に居る。それに向かって同じ位置から送り込み同じポイントでヒット。同じように本流に逃げ込まれ、同じように橋桁下を回り込んで追いかけ、同じように橋桁下流の巻き返しで取り込んだのが7尾目。狭い橋桁下を追いかけたのは初めてで、しかもそれを2回もやってしまった。しかし回り込める橋桁で良かったな〜。 |
|