工事の濁りを避けて、また爆釣(2008/5/24) 5月24日、週半ばの雨の影響が残っているのを覚悟して浅川へ行きました。いつもの平山橋下に着いてみると重機が流れに入り工事中。20日の雨はかなりの雨量で平山排水出口の周辺が崩れたようで、その補修にショベルカーが流れから砂利をすくい排水出口に盛り上げている。その為下流は断続的に濁りが発生している。ここの流れは中央に中州があり、工事は右岸で行われているから流れの中央と右側が濁っている。その影響でいつもの床固下右の流は濁りが入っている。しかし水量も多く釣りの出来る状態ではなかった。床固下も水量が多く釣りの出来るポイントはない。左岸の細流の様子を見たかったが水量が多く渡渉を諦め右岸を下る。床固右の流れが合流する所の下流巻き返しの様子を見ようとしたが、右からの流が速く、しかも濁りのため底の様子が確認できない。少し上流の浅場を渡ろうと様子を見に行くと、今回の増水時で出来たと思われる新しい流れが出来ていた。しかし水位が下がって流れは行き止まりになっている。その濁り水のワンド(?)の岸辺にコイの産卵行動の水飛沫が上がっている。しばらく様子を見ているとかなりの数が入り込んでいるのが判る。試しにサーチのパンを投げ込んでみると、意外に反応してくるコイが幾つもいる。通常、産卵行動に夢中になると食い気は失われるはずなのだが。速い流を避けて数多くのコイが集まり、その中の一部が産卵行動に入っているが全てが産卵に参加しているのではなさそうだった。流れは工事の濁りのためコイの姿がよく見えない。と言うことは逆に、コイにもこちらの動きは見えないと言うことで[色気]と[食気]に集中し警戒心が全く無い。[色気]の数より[食気]の数の方が多く、まさに入れ食い状態。とは言っても狭いポイント。掛けてから走り回られたら場が荒れてしまうので一気に寄せようとすると、途中バラシが多くなる。濁りのある時は気がつかなかったのだがポイントの中央に底石があり、ティペットがいつの間にか傷付いていてラインブレイクも多発。それでも途切れなく反応が続くから嬉しくなる。上流の工事の様子をうかがいながら3時間で16尾。3時半を過ぎた頃に工事は終了したらしく、ショベルカーは上流に去って行った。その直後から流れの濁りは薄くなり、目の前もコイの姿が確認できるようになってきた。それと同時にこちらの動きもコイに見えるようになり、一振りごとに敏感に左右に動くコイが多くなる。そして最後は目の前の溜まりからコイの姿は消え、すぐ上流の対岸の巻き返しに移動してしまった。対岸のそのポイントは速い流の向こう側でこちら側からはキャスト出来ず、回り込む場所もないのでここを諦め、濁りの消えているはずの下流に移動。ちょうどその頃から雨が降り始めカッパを着込む。対岸に見えた餌釣り師は間もなく引き上げて行きポイントを独り占め。ポイント前半は流が速いので後半に絞って移動したが下流部も水位は高く、狙いのテトラ前は流が速い。ちょうど前週の最後、にわか雨の後の水位の上がった状態と同じで左岸下流部のテトラは水没し、流れに入ってテトラ前に行くのがちょっと厳しい水位になっている。テトラ前はコイが反応してくれる緩い流れは見あたらない。「どこにいるのかな?」と右岸から流れの中央までをサーチしてみると意外に右岸前の浅場で広範囲に反応がある。平水時には浅くて回遊はほとんどない場所なのだが水位が上がり適度な流れでコイの避難場所になっているようだ。右岸沿いに流して25-35ヤード辺りで反応するのを順番に釣り上げる。反応が止まると今度は流れの中央寄りを流し、同じくらいの距離でヒット。中央から左側の流は速く、右側で掛けたコイはほとんど左に向かい速い流の中を逃げ回る。左岸のテトラの中に入り込まれると外しに行けないので、ブレイクしないギリギリの所で踏ん張って左岸から引き離す。流れのためサイズの割りに重く、寄せるのに時間が掛かるのを我慢して、目の前から上流側に誘導する。上流で水面に頭を出して反転させ、一瞬おとなしくなったところを見計らって流れと一緒に下流側に送り込む。反応は少しずつ下流に移るのを追いかけながら移動し、降り始めた雨で水位は少し上昇したが反応には影響がなく2時間半で11尾追加し、2週連続で27尾の好釣果。最後に28尾目を掛けたが途中バラシで終了。しかしバラシが多かった。途中バラシが8尾でブレイクが3尾。特にショートレンジでのバラシが多かったのは合わせのタイミングが早いからかな? |
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