底には枯れ草が生い茂り・・・(2008/6/15) 6月15日、前日に続き二子に行きました。いつものポイントには木村さんが居た。「こんにちは。どうですか」「見切りがすごいです」「昨日は良かったですよ」「えっ!昨日来られたのですか?道理で・・」「昨日のことはもう忘れているはずです、コイ達は」「いや、見切りがすごいです」と言っているところにいないなさんから木村さんに電話。「橋の下に反応があるからそちらを狙ってから行きます」とのこと。そこで木村さんと並んで釣り開始。釣り始めてみると兵庫橋のすぐ下流でフライラインが見える。「誰だろう」「あっ、いないなさんだ。橋の下って兵庫橋のことか」ということで3人が並んで釣る事になった。ポイントでは前日よりも風は弱く波も小さい。しかも前日にポイントを掴んでいたからすぐに1尾釣れた。取り込んでフライを外そうとしたら自分のティペットの他にもう1本ラインが見える。コイの口を無理矢理押し広げてみると舌の奥に針が刺さっている。それをフォーセップで外してリリース。その10分後に次を釣り上げた。その直後木村さんがヒット。デジカメを取り出してスイッチを入れ顔を上げたとき木村さんがこちらを向き笑っている。曲がっているはずのロッド真っ直ぐになっていた。「やったね」と私も笑った。それから40分後やっと3尾目を釣り上げたときいないなさんが橋の下を諦め木村さんと合流。しばらく並んで釣っていたが反応が良くないらしく「上流へ行きます」と去って新二子橋下に移動。しばらくしてネットに大物をぶら下げて戻ってきた。木村さんに記念撮影をしてもらい「久しぶりの大物です。78cm」と大満足の4尾目。そしてそのまま「下流へ行きます」と下って行かれた。木村さんも「時間です。帰ります」と引き上げて行かれた。私も何処に行くか悩んだが下流よりも上流のゴム堰堤を選んだ。パンも今日はいっぱいあるし(笑)。人の居ないことを祈りながらゴム堰堤に到着。人の姿はなく一安心。前日のポイントに行き一掴みのサーチ。しかし反応がない。「今日はダメか」と諦めたとき突然2尾の反応。移動の筋を見極め遠くなく近くなくのポイントにフライを落とす。予想通りのコースで回遊して来てフライに喰い付く。口に入ったのを見定めて合わせるとガッチりフッキング。水深があるから底に向かって逃げ回るのをイナしながら水面に引き出し、取り込み態勢に入ったところで岸沿いに潜りながら下流に移動。ちょうどそこには水が溜まる前に生えていた草が護岸と一緒に水没している。その中に入り込まれてしまった。やばい!と思った瞬間に手元が軽くなり外れてしまった。フライには枯れ草が絡んでいる。「あ〜、やった」とガックリ。気を取り直してサーチからやり直し。風に乗せて出来るだけ遠くにパンを落として回遊を待つこと20分。やっと次が回遊してきた。今度は岸から15mほど沖。水辺からだと3mの高さの護岸が邪魔で遠投できないので護岸の上から狙いを定めて遠投し回遊を待つ。一瞬コイの姿が水中に消え何処にいるのか判らなくなっていたら、何の前触れもなく水中からフライに飛びついてきた。思いっ切りロッドをあおって合わせる。コイはそのまま水中に潜る。[近くに寄せたら枯れ草に気を付けよう]と思いながら、沖で沈んだまま泳ぎ回るコイの様子をうかがっていたら突然動かなくなった。その瞬間手元に[ブチッ]と軽いショックが伝わり、続けて[ズッ、ズ〜]と変な手応えが伝わってきてロッドが軽くなった。フライにはアオミドロと枯れ草が数本引っ掛かっていた。「そうだ!ここの河原は一面に草が生えていたんだ。草の生えていないのは手前の数メートルの流れの所だけ」と言うことを思いだした。水没してからまだ数週間。草は枯れてはいるがまだしっかりと根が張っている。その中に潜り込まれたら外れて当然。悔しい!水面ではかなり間隔は開くが反応するコイが居る。しかしそれは対岸近くに限られていてこちら側には寄って来ない。もう対岸近くまで遠投するしかない。しかし風が横から吹き、後には背の高い草が茂っている。「出た!」と焦って振った時に限って後を引っ掛けてタイミングを逃してしまう。そんなことを幾度も繰り返しながらやっとヒットし、無事取り込めたのはここに来てから1時間半後。その後も回遊があるのでしつこく粘り、同じ距離でヒットしたが今度は下流側の底の草に逃げ込まれてバラしてしまう。4尾掛けて3尾も水中の枯れ草に潜り込まれたのだ。最後のバラシで回遊がストップしてしまい、5時過ぎまで粘って回遊を待ったが復活しなかった。そのまま下って新二子橋下のいないなさんが大物を釣ったポイントに来たがやはり反応ナシ。初めの[虎の穴]上流に戻ってやっと2尾追加したところでタイムオーバー。あそこの底に、あんな枯れ草の茂みがあるとは思いもよらなかった。悔しい! |
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