水はとてもきれいだったのだが・・(2008/8/16)
8月16日、好釣果を期待して浅川へ行きました。二子と同様に浅川も増水しているか少し心配だったが増水の気配は無い。と言うより前回より少し減水気味だった。いつもの床固右の流は親子連れが水遊びをしていてNG。床固下も減水の割りに流れが速くダメ。そのまま下流に移動。空には青空が広がり日差しは強く夏真っ盛り。気分良く移動しながら気付いてのは透明度が非常に高いこと。底石は水深が1m以上在るところでもはっきり見える。流れの底がはっきり見える物だから「ここは大丈夫」と深さを予測して踏み出したところが意外に深く一瞬焦ったくらいだ。下のプールは相変わらず反応が良く左岸のテトラ前で元気な反応がある。流芯まで入り込みラインへの影響を極力抑えて左岸のテトラ前の流れにフライを落とすと1尾目はすぐに釣れた。リリースしながらあまりに水がきれいなので水中撮影で遊んでしまった。こんなに水が綺麗なこともあるのですよ。まるで渓流のようだ(笑)と喜んでいたが、その後のとコイの反応がいつもと違う。いつもなら喜んで喰い付いてくるはずなのに今日はフライを見切るのだ。フライの横に頭が現れるのに喰い付く直前に水飛沫が上がる。しかも途中でのバラシも多い。見切りが多いときの[掛かりの浅い]状態なのだ。リリース直後に出た2尾目を途中バラシ。20分掛かってやっと2尾目を取り込んだがその後でまた途中バラシ。しかもフライにはウロコが1枚付いている。ウロコに形から頭へのスレ掛かりのようだ。その10分後にやっと3尾目で20分間で1尾のスローペース。4尾目は30分後で時間は既に3時を廻っている。テトラ前を幾つも回遊して反応はいいが見切りが激しく水飛沫ばかり。対岸のテトラ帯の奥に小さな浅瀬が在りコイの回遊が確認できた。しかし流れの方からではテトラが邪魔で釣る事は出来ても取り込めない。思い切って上流に戻り左岸側を下る。水辺のテトラの間を進むと三角テトラの空洞の中にコイの姿が幾つも見える。コイを威さないように静に移動して狙いの浅瀬前に到着。僅か数メートルの距離からテトラの間にキャスト。コイは素直に喰い付いてくれる。本流には入られないように一気に寄せて取り込みやっと5尾目。しかし左岸側は土手まで草が生い茂り写真を撮るところがない。何とか草の少ないところを見つけ足で踏み分けてスタジオを作る。リリース後次の浅瀬で連続ヒット。しかしこれは三角テトラの中に頭を突っ込んで動かない。ロッドでコントロールできるスペースはないので右手でティペットを持ち、左手にネットを持ってテトラの中から引きずり出して6尾目。次も連続で同じ浅場でヒット。しかし今度はテトラの向こう側から本流に逃げ出す。一気に走ると思っていたら全く走らない。「ん?おかしい?」と水中を覗き込むとテトラを止めているらしい太いワイヤーロープが水中に張られていて、その繋ぎ目にラインが挟まっている。先にはコイが付いているし手前にはテトラが在って竿先を水中に入れて外すことができない。しかも手の届く深さではない。運良くコイはすぐ下流でおとなしくしている。色々悩んだ結果、まず足の甲でワイヤーを持ち上げる。上がって来たワイヤーとラインを左手で掴み、ロッドのリールを水中に突っ込んでワイヤーに引っ掛かったラインを外す。それから静にラインを手繰りコイを威さないようにワイヤーの下をくぐらせて流れに戻す。それからやっと通常の取り込み作業。途中バラシを救うことが出来て7尾目。良かったね。この後そのまま左岸を下ろうと思って様子を見たが浅瀬を過ぎると反応が鈍い。仕方なく上流から右岸に戻る。しかし右岸を下りながら様子を見たが相変わらず見切りが多い。フライをオレンジに変えたり黄色に変えてみたが反応はほとんど変わらない。掛かりも浅く途中バラシの連続。日没まで粘ってポイント最終部まで移動し2時間掛かってやっと5尾追加できただけ。反応はいいのに見切りが多いのは水の透明度が良かったからとしか思えない。透明度が良いとフライを見破るのかティペットの存在に気付くのか。どちらにしても厳しかった。 |
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