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濁りが流れ込んでいた心配したが・・(2008/11/8)
11月8日
、小雨のパラつく中、本降りにならないことを祈りながら一番橋下に行きました。ポイントに着いて驚いた。またしても[東豊田用水]から濁り水が流れ出している。水量はそれ程多くないが期待していたテトラ帯のポイントは濁りの中。その濁りと流芯の境目を見ると黒い影が幾つも浮いている。よく見るとそれは全て水面に浮いているコイではないか。濁りが流れ込んでいるテトラ帯の前は、無数のコイが居る。「このポイントにはこんなに居たんだ」と驚くほどの数。これを端から順番に釣っていけば爆釣間違いなしなのだがそうはいかない。多分、最初の1尾を掛けたところで全て消えてしまうだろう。それでも「とりあえず試してみよう」とテトラ帯の上流側から流れに降りる。静にテトラ沿いにフライを落とす。しかしテトラ前の濁りの部分は流れがなくフライが流れて行かない。流れのある透明なところに落とすとフライはコイの横を通過して行く。数歩下流に進んでコイの居るところにフライを落とす。フライの落ちた周辺にいたコイはフライの着水と同時に消えてしまう。もう一歩踏み出して次のポイントに落とすと同じようにコイの姿は消える。何処に落とすのが一番いいか悩んだ結果、少しクロスにキャストしてラインを濁りの上に、ティペットとフライは透明な流れの上に落としてそのまま暫く待つ。するとフライにドラッグが掛かり濁りの中に引っ張られて来る。そのフライに1尾が喰い付いてきた。やった。やっと最初の1尾を釣り上げることが出来た。しかし予測通りテトラの横に浮いていたコイは全て静に消えてしまった。僅かに残っているのはテトラの先端部だけ。前回良かった崩れテトラの前にコイの姿が見えないし、濁りのきついテトラ帯の中には入っていないようだ。コイの回遊路は濁りと透明な流芯の境目。左岸のテトラ帯から寄りも右岸からの方が狙いやすそうに思えた。少し上流に戻って右岸に渡渉し、浅い流れ込みから対岸を眺める。しかしコイの姿は見えない。「何処に行ったのかな?あれだけの数のコイは・・」と眺めていると、崩れテトラのすぐ前に黒い影が浮いてきた。「居た、居た」と喜んでコイの前方にフライを落とす。「さあ、来い」と期待して待っていると黒い影はゆっくり上流に移動してくる。もう少しでフライの所に・・と思った瞬間フライが横に動き出した。濁りと流芯の流れが混ざり合って少し薄くなっている部分から手前は、テトラの前より流が速い。ラインの先端部分にドラッグが掛かりコイ到着する前に動き出してしまう。ティペットに弛みを持たせるようにして落とすとかなりの時間が稼げる。下流からやって来たコイは、水中に黒く見える崩れたテトラの手前と奥を回遊してくる。その回遊路を狙ってフライを落とし、フライが動き出すまでに見つけて喰い付いてくれる。取り込みは、立っているところが瀬の流れ出しなので少し上流に移動して撮影。リリースもすぐ横の流れだから時間は掛からない。前回の左岸からに比べるとすごく楽だった。上空は雲が垂れ下がっていて時折雨粒が落ちてくるが雨具を着るほどの降りにはならなかった。2尾目をリリースしてポイントに戻ってみると同じ所に2尾ほどの黒い姿が浮いている。これも上流側にフライを落とすとすぐに喰い付いてきた。狭いテトラ前のポイントだがコイは次々に回遊してきて途切れることがない。途中4回ほどバラしたが5分から15分間隔で連続ヒット。いつかは回遊がストップするだろうと思いながら釣り続けていたがなかなか止まらない。15尾位釣ったところで「もう終わるだろう」と思ってみたが回遊は止まらない。結局日没終了直前まで釣れ続いて合計24尾。しかも移動距離はほんの僅か。水量が治まってからの浅川は絶好調です。この好調はいつまで続くのだろう。


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