先週のリベンジをなんとか(2008/11/16)
11月16日、小雨がぱらつく中、先週久しぶりの釣果ナシを記録したので是非釣り上げたいと意気込んで二子に行きました。しかし、護岸工事の始まった二子の東京側は一番左の流れが二子橋の下で堰き止められ、兵庫橋下の流れは本流に流れ出している。しかも二子橋上流の左岸には工事用の通路が作られてまっすぐ河原に行くことができないので、上流から回り込んで水辺に降りるしかないのだ。そんな状態だから一番可能性のあるのはやはり兵庫橋上。と言うことで、いつものように[虎の穴]周辺から始める。しかし反応がない。やっと見つけた反応は[虎の穴]下流側の倒竹の中。ここで反応していてもフライを落とせない。上流から送り込むにも水面に垂れ下がった竹の葉が邪魔で送り込めない。竹の葉に絡んだゴミを取り除けば送り込むことができるがその作業でコイは消えてしまう。他に何処にいるのかキョロキョロ探していると倒竹の下流側でかすかな反応が出た。下流に回り込んでみると反応は消えてしまった。動きを止めて静かに様子を見ていると対岸ギリギリで反応しながら下流から回遊してくる。対岸との距離は50cmほど。岸からの距離を合わせてフライを落とし回遊を待つ。コイはなかなかやって来ない。その内手前の流れが少し速くてフライが動き始めた時にやっと来た。コイはフライに反応し、ゆっくり下流に動き出したフライを少し追いかけて諦めてしまった。やって来るのが遅かったのか少し遠くに落としすぎたためか、喰い気は十分にあったので悔しい。遙か下流では時折活発に反応している数尾の姿が見えるがすこし遠い。そのポイントにこちらから行くと途中のポイントをつぶしてしまうことになるので、上流にくるのを待つことにする。しばらく待っていると先ほどと同じように左岸沿いに回遊してきた。今度は少し左岸側に移動しておいたからドラッグの掛かりはかなり押さえられている。フライとコイとの間合いは先ほどとほぼ同じで3mほど。期待して待つとすぐに反応し、下流から口を開けたままフライに喰い付いてきた。合わせも完璧でずっしりと重さを手元に感じながら取り込み。開始から30分しか経っていなかった。流では一番下流にある倒竹の下側に元気な反応が続いている。とりあえず1尾釣り上げたから強気になって下流の反応を直接狙うことにする。距離は30ヤードちょっと。キャストで届く距離まで数歩進んで大きくダブルフォール。フライはコイの反応している倒竹の上流に着水。そのまま倒竹の下を通り抜けてコイの居るポイントに到着。左岸側から水面に頭を出しながら飛び出してきた。しかし、ヒットしてからが大変だった。左岸の倒竹の根元に入り込もうとするのを強引に引き留める。しかし、流れには出てこない。岸ギリギリに上流へ移動する。少しでもラインの手繰りを怠ると岸辺の草や枯れ枝の中に入られてしまいそうになるのを必死にこらえてやっと取り込むことができた。最近では珍しい快調なスタートで釣果をみたので、先週悔しい思いをした二子橋上流の様子を見に行く。河原に出てみると上流の新二子橋下に釣り人が一人、大きいネットを出して取り込みの最中。稻垣さんのようなので電話した。「取り込み中でしたね。何尾目ですか?」「1尾目です。1時過ぎに初めてこれが最初です」との事。私は先週悔しい思いをした二子橋上で同じポイントにフライを流す。そして先週と同じように40ヤード以上下流でヒット。獲物は重い。流れの中をじっくり粘ってもう少しで取り込めるところまで寄せる。水面に浮いてきた姿はドイツ鯉。手元に感じる重量感は大物の期待。ティペットは直前にチェックしてあるから安心してやり取り。もう少しというところで一気に沖に走る。この位なら・・と安心していたら[プッツン!]ラインブレイクです。[あー、またやった。ここは鬼門だな]と思いながらラインを確認するとティペットではなくリーダーが切れていた。遠距離から時間をかけてやっと目の前まで寄せたのに・・。悔やんでもしょうがないと気を取り直して再挑戦。遠くばかり見ていたら目の前の巻き返しで反応が出た。[なんだ、こんな処に]と言うことですぐにキャスト。ブレイクの後の3尾前はあっさり取り込むことができたが背曲がりのコイでした。ポイントには依然反応があり40ヤード先から4尾目をつり上げたのは13分後。やはりここは反応がいいがこの取り込みで反応はストップ。そのまま二子橋下流に移動。ポイントでは速い流れの中でいくつも反応があるが、フライがポイントに到着した時にはコイは移動した後でなかなか喰い付いてくれない。やっと左岸前にいたのをヒットしたが痛恨の針折れで取り逃がしてしまう。日没直前にF-4最終ポイントの最下流部で5掛け、横の早い流れ出しに入り込まれながらも何とか取り込むことができて5尾目を釣り上げたところで終了。先週のリベンジは何とかできたがリーダーブレイクとフックブレイクは悔しかった。 |