久しぶりにC-4に行きました(2008/11/29)
11月29日、二子の調子が良くないので新しいポイント探しを兼ねて久しぶりに[C-4]に行ってみました。いつもすぐ横を通過して浅川へ行っているので途中下車という感じでした。土手を乗り越え流れの見えるところに着いてみると目の前に工事のフェンスが広がっている。フェンスに沿って上流に移動し南部線と武蔵野線の鉄橋を潜ると、フェンスは鉄橋のすぐ上で途切れ流れに向かって土手を下り水辺まで伸びている。フェンス際にバイクを止めて上流を眺めると大丸の堰が見える。久しぶりに見る[大丸用水堰堤]は相変わらず壮大な眺めだ。堰の下流右岸には[南多摩水再生センター(旧南多摩処理場)]からの排水が水しぶきを上げて流れ出している。その水しぶきの下流には餌釣り師が3人竿を出していてその内の一人はパン釣りで流れに乗せて流している。浮きの行き先を確認するためしばらく眺めていると、工事用に作られている仮設の土手前まで行く。[あー、あそこまで流しているのだ」とちょっとショック。流れを見る限り一番下流の仮設土手前が流れも緩く一番のポイントに見えたから。[時間が経てば少し変わるかな?]と考えてとりあえず堰の下の様子を見に行く。かなり高低差のある堰の下は右岸側に少し広めの溜まりが見えた。[あそこには居そうだな]と考え、静かに回り込んで細い流れ込みへ。流れ込みからサーチしすぐに反応が出ると期待していたが全く反応なし。席に設けられた魚道からの流れを横切ると中州に渡れそうだったが意外に流れが速く渡渉を断念。右岸沿いのテトラ前の様子を見ることにする。しかし全く反応がない。流れの中央は結構速い流れだがテトラ前は遅い。そこを流れていくサーチもやはり遅い。それを眺めながら一緒に下る。再生センターからの流れ出しの手前の崩れたテトラの裏側でやっと反応が現れた。ポイント到着から50分後。しかしその1尾でここでの反応はストップ。コイの姿も全く見えない。そのまま下って排水の釣り師のところへ辿り着く。下流に流していたパン釣り師は流す場所を近場の岸辺に変更したようだ。下流を見ると工事用フェンスの直前に新しい釣り人が一人岸部に立ってスピニングリールでキャストしている。下流のフェンスとの間に少しスペースがありそうなので下流に移動。ひと言断ってフェンス際に行く。サーチすると下流の仮設土手前に掛けていくつか反応が見える。しかしその反応はすぐに消えてしまう。流れを見ていると上流のパン釣り師のところから流れてきたパンにコイがしきりに反応している。しかしその場所は少し上流側。下流からキャストしてもコイを脅すだけ。そのコイが時折目の前にも回遊してくる。待ってましたとばかりにキャストすると反応してくる。しかしあっさり見切っていく。ちょうど目の前はテトラが砂利に埋まって浅くなっている。その浅場は流れが遅く、岸際はそこよりもほんの少し流れが速い。目の前に垂れ下がったラインがその速めの流れに流されてドラッグが掛かるのだ。少し沖に立ち込みたいが上流に釣り人がいるので岸辺からのキャストで我慢する。しかし見切りが多い。少し下流に向けて流した時には素直に飛び出してくるコイがいて2尾目をつり上げることができたが反応の割に釣果が伸びない。しかも掛かりが浅いのか次は途中でバラしてしまう。1時間近く釣果ナシだったが3時過ぎにやっと3尾目。その直後、上流にいた釣り師が引き上げて行った。喜んで場所を少し上流に移動し反応の良かった浅場を上流から攻める。すぐに4尾目がつれた。気をよくして次を狙う。またヒット。しかし今度は浅場の埋まったテトラをこすってラインブレイク。その下流で掛けたがまたしても途中バラし。2尾連続でバラした後5尾目をつり上げた。しかし反応の割にヒットが少ない。確かにフライには反応しているのだが・・。テトラの隠れている浅場狙いを諦め、そのテトラ帯の中に立ち込む。テトラの間に立ちその下流に広がる緩い流れに的を絞るとこれが大正解。足下から下流まで同じ速さの流れでライン全体がきれいに流れていく。辺りが薄暗くなりかけた4時過ぎから連続で4尾。最後に掛かったコイは尾鰭へのスレ掛かりでなかなか手元に寄らない。反応は幾つも在って早く取り込んでもう1尾追加したかったのだが取り込みに時間が掛かり日没終了。ほんの僅かに速さの違う流れでも微妙なドラッグが掛かり見切りの原因になることが判ったのは収穫でした。雲ひとつない西空は夕焼けがきれいだった。 |