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雨も降らないのに水位が上がる(2008/12/13)
処理場からの排水12月13日
、気持ちの良い天気なので再びC-4に出掛けてみた。ポイントに着いて驚いたのは右岸の工事の範囲が広がっていたこと。前回良いポイントだった最下流部のプールは、土嚢が積み上げられていて半分くらいに狭くなっている。狭いポイントなので直接攻めるのをやめて少し上流から様子を見ることにする。上流の処理場からの流れ出し横には餌釣り師が二人ほど竿を出しているの中間点より少し下流に入り込む。岸寄りは緩い流れだがしっかり流れている。流れを眺めていると、少し沖目にライズを確認右に土嚢帯が出現。上流に向かうライズの前方にフライを落として反応を待つ。コイはフライに向かって進み、次の瞬間に水面に頭が出るはずと期待していたらそのまま水中を通過してしまう。「??、おかしい」3回ほど同じように下流からの回遊を狙ってみたがどれもフライを無視して行ってしまう。次に回遊してきたのをキャストしないでじっくり眺めてみると、水面での動きは掃除機ライズに似ている。しかし掃除機ライズよりはしっかり水面に頭が出ているので別のものを食べているのかもしれない。今度は少し岸寄りに回遊してきたので同じように前方にフライを落として様子を見ると今度は明らかに見切って行く。水面にラインを落とし全体の動きを観察すると、フライの場所と手前の間に緩い流れが存在するようで途中のラインが[く]の字左に土嚢帯がの曲がっている。フライを眺めるとゆっくりではあるが少しずつ手前に動いているようだ。「これなのか、見切りの原因は」ということが判った。それならもう少し沖から流れの筋にラインを載せないといけない。と言うことで上流の膝上ギリギリまで沖に立ち込み下流に見えたライズに向かってダウンクロスにキャスト。流れる筋を微調整してやっと1尾目を釣り上げたのは開始から1時間後。1尾目を釣り上げて20分後に同じポジションから2尾目を釣り上げることが出来た。2尾目をリリースする時に気がついたのだが、ロッドを置いた岸辺のテトラが少し深くなっている。リールが水面ギリギリに置けたのが5cm程水中に沈んでいる。「あれ?こんなに深かったかな?」とちょっと気になったが、勘違いかもしれないと腹鰭にスレ掛かり思った。下流を見ると重機が流れに入り込み、流れの底から砂利をすくい上げて岸辺に盛り上げている。初めは岸からアームを伸ばしていたが、しばらくすると流れに入り込んで砂利を掬いはじめた。コイはこの作業も全く気にしていないようで重機のすぐ手前でもライズしている。しかしあまりに遠い。そこまで遠くを狙わなくても途中で反応が出る。しかし反応は場所が安定せず目に前だったり30ヤード以上下流だったりする。その度にどれを狙うか悩んでしまう。近くのライズに慌ててラインを手繰りライズに合わせて流し始めるとライズは消えてしまう。そして元の場所で連続ライズが始まる。そんなイライラを解消するために流し始めたら前方に集中する。反応は10-20分間隔で確実に出るから焦ることはなかった。開始から2時間後40ヤード先で左から元気に飛びついてきたのを合わせたが重くて動きが遅い。遅い見えていた砂利が消えていたというか殆ど動かない。「大物かな?」と少し緊張しながらゆっくり手元に寄せる。しかし普通なら途中で必ず上流か下流に走ることがあるのにほとんど移動しないでただ重いだけ。「スレかな」と思い始め寄せが慎重になる。魚の見えるところまで寄せて腹鰭先端近くへのスレ掛かりを確認。コイを脅して一気に走られると外れてしまうので、ゆっくり慎重に水面に誘導する。幾度か取り込みに失敗し、外れるのではないかと心配だったが何とか取り込むことが出来た。61cmの丸々太った姿に「重いはずだ」と納得。ポイントからの反応が少なくなったので少し下流に移動して、前回良かった水中のテトラまで進んだ。下流のプールは狭くなっていたが土嚢前から左への流れが在り、その先で反応が連続する。しかひさしぶりの70cmし釣り始める前に土手の上から見えた足下周辺の水面に出ていたテトラの頭の数が少ない。しかも水面に見える部分も小さくなっている。途中でちょっと気になった水位は確かに上昇している。土嚢帯の前に見えた浅瀬の砂利が水没していた。水位は約10cm位上がっているようだ。コイの反応に影響がなかったから、いつ頃水位が上がったかは見当が付かない。スレ掛かりの後の1尾を途中でバラしたがすぐに7尾目を釣り上げたところで下流での反応がストップ。上流を見ると排水前にいた釣り師は引き上げている。「それならあそこから様子を見るか」と排水前に移動。処理場からの排水は斜面の上の方から勢いよく流れ出し、岸に敷き詰められたテトラの間から流れに合流し沖に向かって流れている。その手前の下流側は巻き返ひさしぶりの70cmしはほとんど見られずゆっくり全体に流れている。その流れの岸際をサーチすると、岸から1m程のところで反応が出た。遅い流れだがじっくり流れていくのを待ち、やっと8尾目で前回と同じ数になった。この8尾目は久しぶりの70オーバーで気分良かった。時間は5時前で辺りはかなり薄暗くなっている。しかしポイントでは反応が続いているのでもう少し頑張って何とか10尾にしようと釣り続けた。12分後にやっと9尾目を釣り上げたがそこで日没で終了。途中、重機の作業で水位が変化するのには驚いたが、コイの反応に目立った変化がなかったので一安心でした。



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