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狭いスペースは狙いを正確にキャストしないと(2008/12/20)
隠れテトラに引っかけて12月20日
、久しぶりに浅川へ行きました。ポイントは最近のお気に入り一番橋下。ポイントに着いてみると小学生位の男の子が予定のポイント横でロッドを振っているし右岸の下流には餌釣りが二人いる。左岸の男の子はどう見ても初心者。糸の先には大きな白い物が付いている。キャストは思いっきり振り回しているから餌はパンではなさそうだった。しかもテトラの上を飛び回ってあちこち移動している。コイはテトラのすぐ前にいるはずなのだが土手の上から見ると姿は見えない。少し離れた所にはいくつか左岸に一人、右岸に二人浮いているのが見えるが上流側のテトラ前。ここに浮いていても流れの差がきつくフライを送り込めない。様子を見ているとうろうろしていてその内移動してくれそうなので上流のコイを狙ってみる。しかし反応がない。しばらく様子を見ていると男の子は麦からの流れ込みの下流に移動した。「それじゃポイントに行くか」といつもの流れ込み横に移動。しかしコイの反応が全くない。そうだろうな、すぐ目の前のテトラの上を走り回っていたのだから。しかしこのポイントで頑張るしかない。コイは集まっているはずだからしばらく待っていれば回復するはずと様子を見る。やっと反応が出たのは20分後。流れ込みのすぐ横の巻き返しの中で、崩れたテトラが水中に隠れている狭い範囲だけ。しかも上流からの緩い流れと右からの流れ込みが複雑にぶつかっていて、フライ左岸に一人、右岸に二人を送り込む筋が読めない。とにかく様子を見るためには流してみるしかない。メインの流れ込み横の小さな流れ込みに立ち中央の緩い流れにラインを落とす。ラインはリーダーの根元辺りが一番早く下流に流れフライにはドラッグが掛かり手前に寄ってくる。しばらく送り出しをやめて様子を見るとティペットは流れと平行になる。それを確認してから手元のラインを送り出すとフライは右からの流れ込みに沿ってテトラ前の巻き返しに入り込んで行く。しかしコイの反応はフライが流れ込んでいった巻き返しの筋とは違い、テトラギリギリの一番奥側で反応している。どの筋から送り込めばいいか悩んでいる時左の流れの先端辺りに反応が出た。静かにピックアップして流れの中央にフライが落ちるようにキャスト。手元のラインを送り込みコイの上流に。やっと出た。開始から35分。浅川にしてはずいぶん時間が掛かってしまった。しかし2尾目の反応がない。10分経ってやっと巻き返しの奥で反応が再開。流れに載せて送り込むことの出来ない場所。こうなったら直接カメラの電池切れでデジカメで記録フライを落とすしかない。しかし風が下流から吹きティペットが上流側に流される。ループを狭くして水面にぶつける感じでキャストすると何とかまっすぐ飛んでくれる。しかし最後のフライの落下時に吹く風の強さの違いで位置が安定しない。風の強さを計算して向きを決めても立ち位置と対岸では強さが違うようで思ったところに落ちてくれない。落ちる位置がずれて水中から僅かに頭を出しているテトラの向こう側に落ちると慌ててピックアップするのだが、時折テトラにフライを引っかけてしまう。長目にラインを出して空振りしフライを外したいのだが下流からの風でフライの向こう側にラインが行かない。結局3本もフライをなくしてしまった。フライをテトラに引っかけながらもしつこく狭いテトラ前を狙い何とか14尾釣り上げることが出来た。最後の2尾は[現場監督]の電池切れでデジカメで記録用を撮影。



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