2008年の釣り納めは二子で(2008/12/29)
12月29日、前日5尾釣り上げる事の出来た二子で釣り納めをする事にして出掛ける。ポイントに到着してみると流れにいるのはオイカワ釣りだけ。仲間の姿は見えない。釣り人は上流と下流に一人ずつ。どちらも狙い目のポイントだからどうするか悩んだ。とりあえずの釣り人の邪魔にならない位置に入り込み、昨日の最後のポイントの様子を見る。[虎の穴]の上流、護岸の切れ目の巻き返し前部。対岸ギリギリにフライを落として様子を見ているとすぐに1尾が反応してくれて短時間で1尾目ゲット。上流にいたオイカワ釣りが少し上流に移動したのでポイントを巻き返しの上流側に移動。ドラッグの心配の少ない場所からのキャストですぐに2尾目を釣り上げる事が出来た。しかしそこで反応がストップ。時折すぐ横の護岸際で反応はするが、この反応は単発で一度水面に出てもそれでどこかに行ってしまう。回遊の向きが読めないので上流と下流のどちらを狙うかが絞り込めない。反応の少ない中、上流にいた釣り人が下流に移動。一気に最上流部の流れ込みに移動。しかしここも全く反応がない。前日同様少しずつ下りながら左岸沿いに様子を見たが最初のポイントまで反応なしで戻ってきてしまった。その頃下流にいた釣り人達が全員引き上げていき[虎の穴]がオープンになった。最近[虎の穴]の様子を見ていなかったのでとりあえずその下流の倒竹下を流してみる。「居た、居た」。倒竹下の緩い流れから口が現れゆっくりフライに喰い付いてきた。弛んだラインに少しタイミングが遅れたように思えたがフッキング。奥の茂みに入り込まれないように強めに引き出そうとして途中でバラしてしまう。しかし途中でバラしたがポイントでの反応は消えていなかった。一番奥の倒竹のすぐ前で依然反応が見られる。その茂みに前に向かって[虎の穴]のすぐ前からラインを送り出してフライを送り込む。幾度か同じポイントを流してやっと喰い付かせる事が出来た。開始から2時間ちょっとで3尾はこのポイントでは上出来である。しかし倒竹下では反応がなくなった。立ち位置を少し上流に移動して今度は[虎の穴]を狙おうとした時水面に見慣れた三角頭が現れた。しかし水温は10度しかない。こんな低水温でもアカミミガメは活動するのだろうか?そういえばアカミミガメは流れの底に沈んでじっとしているから時折水面に浮いて呼吸しなくてはいけない。そのためだろうこの時期に水面に現れたのは・・。すぐ近くにフライを落としてみたが全く反応しないで突然水中に消えていった。カメの消えた辺りは[虎の穴]の核心部。手前の倒竹の下をくぐり抜けて、奥にフライを落とし込む。穴の手前は流れが在るが奥は殆ど流れがない。そこに落ちたフライはじっとコイの反応を待っているが手前のラインがゆっくり下流に移動し始め、フライも引っ張られながら静かに移動を始める。こうなるとせっかくの反応も[見切り]となってしまうのでフライが動き始めるとすぐにピックアップしてキャストし直し。幾度目かの時、少し手前に落ちたのを打ち返さないで待っていると突然下流から喰い付いてきた。予定では穴の奥で反応するはずだったが、入り口付近も回遊路になっているらしい。しかし本命は穴の奥!20分後穴の奥から5尾目を引きずり出したがここでの反応はこれでストップしてしまう。最初のポイントでしばらく様子を見ていたが反応が復活しそうにないので兵庫橋上を諦め本流へ移動。兵庫島を越えひょうたん池の橋を渡り、工事用通路を横切って本流へ。前日合わせ損ねたポイントを慎重に上流から様子を見る。居る、居る。前日と同じポイントで反応している。慎重に流れに入り15ヤードラインを出してキャスト。そのまま流れに載せて反応ポイントに送り込む。水面に下流から口が開き予定通りフライを吸い込む。やった!とほくそ笑みながらロッドを立てる。手元に重さを感じながらラインを手繰りコイの動きの落ち着くのを待つ。落ち着いたところでリールの巻き取りに入ったが、その瞬間に軽くなってしまった。掛かりが浅かったのだろう、痛恨の途中バラし。その下流でももう1尾反応していたが既に移動した後で反応なし。下流から二子橋に向かって遠流しするが反応なし。そのまま下って久しぶりに橋桁下に。しかしここも反応なし。二子橋をくぐり左岸を下流へ。兵庫橋下からの流れが合流する辺りの浅瀬で幾つも反応を見つけた。しかし流す筋を間違えてピックアップでコイを脅ししまい全て消えてしまう。下流での反応は数は幾つも在るが位置が安定せず移動が激しい。筋を見定めてフライを流すがフライが到着した頃にはコイは移動してそこには居ない。バラしたのを最後に2008年度のコイ釣りは終了。諸条件が悪化し二子は厳しくなっているが来年はいい年になる事を期待しながら夕焼けにかかった月と金星を眺めながら納竿した。
今年は色々ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。 |