奥山さんと小菅川へ行きました。しかし・・(2009/3/21)
3月21日、フィッシングカレッジの釣行会で奥多摩の小菅川C&Rエリアに行きました。集合時間は9時頃だったので7時前に家を出てひたすら奥多摩に向かって走る。2時間あれば着くだろうと考えていたのになかなか着かない。到着したのは9時10分過ぎで距離は75kmもあった。奥山さん達は既に釣り始めている。狙いはヤマメで今回も裏浮きフライでのドライ。しかし何を流しても釣れない。奥山さんは連続で釣り上げている。ヤマメとニジマスを釣り上げて「あとイワナを釣ればグランドスラム」と楽しんでいるが私は釣れない。流れにいるヤマメは水面に反応してライズを繰り返しているし、時折水面ギリギリをホバリングしながら飛んでいる虫に飛びついている。虫の種類はよくわからないが白くて1cm位しかない。その時左手の甲に小さな虫が止まった。よく見るとカワゲラのようだがずいぶん小さい。後で奥山さんにお聞きすると「オナシカワゲラです」と教えてくれた。それが飛び立った時、水面をホバリングしているのがこれだと判った。しかし手持ちのフライボックスにはそれらしいサイズのフライがない。しかも明るい色はあまり作っていないので気分が重い。とりあえず前夜作った#20のミッヂのTanに交換してみる。少し太いが色は似ていると思ったから。交換したフライに反応はするが、ちょっと追いかけて直ぐにUターン。しつこく粘っている時、奥山さんがやって来られて「釣れますか?」「釣れません」「ティペットは幾つ?」「0.6」「それじゃ釣れない。ここは0.3以下じゃないと」「0.6より細いのを持ってきていないので少し分けてください」「それじゃ0.3と0.2を渡しておきます」と言う事でティペットをお借りしてすぐに取り替える。奥山さんが「あの奥の巻き返しに上流を向いているのが幾つも居るから狙ってみたら?」と教えてくれた。流れの中央に幾つも浮いているのだが反応してくれないので目の前を諦め、少し流れに入って巻き返しにフライを落とす。入り口付近から奥まで丹念に探り、もう一度入り口から流し始めた時、対岸の岩の前で水しぶきが上がった。激しく暴れるのを自分でも感心するくらい落ち着いて取り込むことが出来た。20cmの立派なヤマメ。「やった!」やっと釣り上げる事ができたのは開始から2時間も経ってからで、やっと気分がスッキリした。その頃から目の前のポイントでは反応が消えてしまう。ライズしているところを求めて上流に移動するがライズは見つからない。上流が工事で行き止まりになっているのでUターンして戻り始めると奥山さんが釣っているのを見つけた。「どうですか」「ここでイワナを釣りました」「グランドスラム、おめでとうございます」「ここは反応がいいから釣ったら?」と言って場所を譲って頂いた。川幅が広く流れも緩くて手前から対岸まで幾つも反応がある。流れの中央での反応にBFニンフ#16でニジマスを釣り上げた所に奥山さんが戻って来られ「どうですか?」「なんとか釣れました。対岸ギリギリで反応しているんです」と言いながらキャストし奥山さんの目の前でヒットしたのだが、見事に合わせ切れ。「ティペットは0.3の筈だけど・・あっ!、0.2だ」「ダメですよ、コイ合わせしちゃ」と奥山さんに笑われた。自分としては小さく合わせているつもりなんだけど・・。「そこにいるイワナ、喰い気があるな〜。あの動きは釣れるよ」と目の前でウロウロしているのを教えてくれた。早速上流にフライを落としイワナに向かってフライを流すと一発で喰い付いてきた。小さく合わせてロッドを立て、水面に口が出たところで[やった]と思った瞬間に外れてしまう。「あれが釣れたら[奥山が釣らせた]と言おうとしたのに・・」と笑いながら残念がってくれました。奥山さん、ごめんなさい。未熟者でした。お話しをしている時奥山さんが目の前を飛んでいる虫を捕まえ「メイフライが飛び始めたから期待できますよ」と教えてくれた。虫の写真を撮って後で確認したら[マエグロヒメフタオカゲロウ]のダンのようでした。結局そのポイントで2尾もブレイクで取り逃がし1尾を途中バラしで逃したけれどBFニンフに反応することが判ったところで昼食。ゆっくりお話しをしながらの昼食を終えたところで奥山さん達は「これで切り上げるけれど藤田さんはまだやるでしょ?」「はい、頑張ります」「それじゃお先に」「有り難うございました」と言って別れ、午後の部がスタート。午後の部と言っても時間は3時過ぎ。とりあえず昼食前に良かったポイントに行ってみたが入る隙間がない。最初のポイントに戻ってみたがライズがない。再び狙いのポイントに戻ると運良く空いていた。早速対岸狙いでキャストしすぐにニジマスを釣り上げたが暫く反応がなくなった。日没が近付き薄暗くなった時BFメイフライで6尾目を釣り上げる事ができたがそこで終了。奥山さんは午前中だけで22尾も釣り上げているのに私は一日頑張って6尾しか釣れない。今回の釣行で判ったことは:ティペットは出来るだけ細く。ドラッグフリーで流すために出来るだけ長く。優しく合わせるためにロッドは出来るだけ柔らかい物を使う。と言うことと、フライも虫に合わせて出来るだけ細身に仕上げることが必要なのを勉強しました。管釣りばかり行っている私にとって渓流は難しい。 |