コイとマルタとニゴイの3目釣り(2009/4/19)
4月19日、ヘラブナ釣りの余韻に浸りながら二子に行きました。到着直後に藤澤さんと合流し一緒に兵庫橋上に。私は[虎の穴]の前へ、藤澤さんは上流側のお気に入りポイントへ入る。しかしコイの反応は鈍い。幾度かフライに反応したが全て見切りで口に入らない。開始から20分後何の気なしに上流を見ると藤澤さんにヒットしている。カメラを取り出し一枚撮影し、今度は取り込みを撮ろうと待っていると「アッ!」の叫び声で痛恨のバラし。それから15分後、私はカメを引っかけてしまう。また何の気なしに横を見ると藤澤さんがまたヒットしている。今度は無事取り込み「これで[ボ]は逃れました」と笑顔。それから20分後にまたヒットする。私は反応はあるのに喰い気がイマイチの連続でまたカメを引っかける。ポイントを[虎の穴]前から横の倒竹下に替えて送り込む。ティペットの近くにカメが浮いているのを気にして、フライのピックアップのタイミングを計っている時コイの頭がフライの下流に浮いてきた。カメを気にしていたことなど忘れて一気に合わす。来た、来た!やっと1尾目をゲット。引きが強くなかなか寄って来ない。取り込んでみるとずっしり重く腹はパンパンに脹らんでいる67cm。藤澤さんに「久しぶりの太目だから写真を撮ってください」とお願いして記念撮影。その後対岸ギリギリに反応しているのを掛けたが尻鰭へのスレ掛かり。なかなか寄って来ないのを我慢して取り込み2尾目。その後で流れに玉浮きが一つ浮いていてそれがゆっくり移動しているのを見つける。時折見えなくなるので藤澤さんに「下にコイが付いていますね」と話しながらフライに集中していた。しかし反応が鈍くなってきたのでちょうど浮いてきた玉浮きに向かってキャスト。数度キャストを繰り返してやっと玉浮きを引っかけることが出来た。玉浮きが外れないように慎重にやり取りして何とか取り込むことが出来た。口に掛かった仕掛けを外してリリース。後ろには見物人がたくさん見ていたが、浮き釣りと間違えられたかな?(笑)。そうやって遊んでいたが反応はストップしてしまう。「本流へ行きましょう」と二人で本流へ向かう。しかし風が強くコイの反応は鈍い。新二子橋周辺の様子を見たが反応がない。「以前、あそこでマルタの反応が良かったです」と教えてくれた新二子橋下流の川崎側の流れで、マルタの姿を見つけた。藤澤さんが1尾ヒットしたところで私もマルタ仕掛けに交換。しかし釣れない。藤澤さんは流れを下り兵庫島前の合流点に移動。その後を追いかけ私も合流点へ。すぐに藤澤さんがヒット。私もその下流側でキャストしマルタをヒットした。掛かりは口のすぐ横でどちらかというとスレ掛かり。藤澤さんはポツポツ釣り上げている。「こっちの流れがいいですよ」とポイントを譲ってくれた。水中にはマルタの黒い影が走り回り、時折水面に水しぶきが上がる。2度スレ掛かりのバラしがあり、3度目にやっとヒット。今度はニゴイでこれも腹にスレ掛かりだった。流れの水際にマルタの死骸が沈んでいる。よく見るとそのあたり一面にマルタの稚魚が走り回っている。静かにしゃがみ込んでカメラを近づける。しかし水の上からだと水面が揺らめいて撮影できない。カメラを水中に沈め、あらかじめ半押し状態にしてから稚魚が来るのを待ち、死骸の上に来た時に撮影。マルタは産卵後は東京湾に下るのだが何かの理由で、ここで息絶えたのだろう。時間は5時を過ぎたところで「ここでもう少し様子を見てから上がります」と藤澤さん。私は「下流でコイをもう少し頑張ります」と言って別れ移動。橋桁下は反応がないので先週良かった[いないなポイント]に直行。先週と同じように流れは波が高い。しかし目的のポイントには波のないところが一ヶ所だけある。[良かった、同じだ」と言うことで釣り始める。しかし反応がない。[絶対居るはずだ]と粘っているとポツポツ反応が出始めた。6時頃に藤澤さんから電話があり「帰ろうと思ったのにマルタが釣れ続いて帰れません(笑)」と話しているその電話中にこちらもヒット。「今掛かった」と伝えて電話を切りやり取りに入ったが途中でバラしてしまう。その直後またヒット。しかしこれも途中でバラしてしまう。悔しいけれど反応はいいので気分を切り替えてコイに集中。すぐにヒット。強い引きに耐えながら踏ん張っていると急に軽くなる。「あ〜、ブレイクだ」とラインを取り込んでみるとフックが折れている。フライを交換して同じポイントに送り込むと、またすぐにヒット。「今度は大丈夫かな?」と心配しながらやっと取り込み体勢に入る。ネットに手を掛けようとした時、コイが反転し外れてしまった。「またか!」とガックリしてティペットの先端を見るとフライが付いてない。フックの結び目で切れている。辺りはだんだん薄暗くなってくる。それでも粘って次をヒット。「今度は・・」と期待したがまたしてもフックが折れて途中でバラしてしまう。1日で2回もフックが折れたのは初めてで5回もヒットして1尾も取り込めなかった。最悪の状態で日没終了。コイ、マルタ、ニゴイと3目釣りは出来たが締めに悔しい思いが残り納得できない一日でした。 |