取り込みに10分以上掛かった太目(2009/5/24)
5月24日、小雨の降る中二子へ行きました。いつもの兵庫橋上に着いてみると流れは上流の河川工事の影響で茶色で反応がない。流れにはいつものようにアカミミガメの頭が幾つも浮き、フライの周辺をウロウロする。これを避けながらキャストを繰り返すがコイの反応はない。やっと岸際に反応を見つけそれに向かってキャストしようと慌ててピックアップすると、避けていたアカミミガメを引っ掛けてしまった。カメの写真を撮ってリリースした時にはコイの反応は消えている。しかも流れの透明度が20cm程しかなく、移動しているはずのコイの姿は全く見えない。見えるのはいつもフライを見切って行く緋鯉のみだが「ひょっとして喰い付くかな?」と進路にキャストしてみるが予想通り口を開けるところまででフライの直前でUターンする。暫く緋鯉と遊び再び真剣にコイの反応を探すが反応がない。どうしようかと悩みながらロッドを立てた時、またしてもアカミミガメが掛かってしまった。反応のない時なのでゆっくり引き寄せ写真を撮りリリース。その時は全く気付かなかったのだが、この記事を書くために写真を整理していて気付いた。ここで引っ掛けた2匹のアカミミガメは同じ奴。記録用に釣り上げたカメの裏面の写真も同時に撮影していているが、それを整理中に気付いたのだ。そのファイルを再度確認してみると以前にも同じ日に同じカメを3回掛けたことがあるのに驚いた。奴らは一度針掛かりしても同じところで餌を探して泳ぎ回っているようだ。コイなら数時間は水面に反応しなくなるはずなのに・・。しかもコイの反応が全く無いし、カメばかり引っ掛けそうなので本流へ移動するる。本流は水位が少し高く、下流に見える二子橋の橋桁下は水没している。そのまま左岸を下り二子橋下まで来ると橋の下流でキャスト練習をしているフライマンが一人。橋桁下からサーチするとそのフライマンの直ぐ下流で反応が見える。しかしそこに向かって流すわけにも行かないから、フライマンをパスして下流へ。反応はポツポツあるがコイの移動が速くコイに向かって流したフライは、コイの居た場所に到着した時には既に姿が消えている。左岸前の緩い巻き返しには大きな頭のカメが3匹浮いているのが見える。それを引っ掛けないように用心していたのだが、途中のラインを見失いカメを引っ掛けてしまう。「コイは何処にいるんだ〜!」と悩みながら様子を見ている時「こんにちは」と土屋さんが現れた。「兵庫橋上は渋かったのでここに来たのですが、まだ何もなしです」「私は兵庫橋のところへ行きます」「渋いですよ」「橋の下流だから何とか」と言う事で土屋さんと別れ本流左岸で粘る。その直後、右岸にいないなさんの姿が現れ直ぐにヒット。「やはりあそこはいいんだな〜」と眺めながらこちらは反応なし。いないなさんはすぐに次をヒット。その直後やっとこちらもヒット。コイまでの距離は15ヤードほどだったがヒットしてから一気に走られ、ラインがどんどん出て行き30ヤード近く引き出されてしまう。やっと動きが止まったが流れに乗っている以上に重い。この日の1尾目だから無理も出来ずひたすら耐える。しかしなかなか寄らない。少しずつ寄せることは出来たが流芯からは離れてくれない。じっと我慢をしているといないなさんが次をヒットした姿が見えた。こちらはやっと15ヤード近くまで寄せることが出来[あと一息]と思った瞬間、またしても走られ20ヤードラインが出てしまう。それをまた少しずつ寄せる。今度は残り10ヤードの所まで来てまた一走りで10ヤードラインが出る。流れに逆らって寄せるのがきつそうなので少し下流に移動してコイを上流に見る位置に立ち位置を変える。やっと目の前まで来るがなかなか浮いてこない。初めは岸にそのまま引きずり上げようと考えていたがかなりの大物のようで、浅瀬でフックが外れると逃してしまうので流れの中で掬うことにする。流れに入りコイを上流に見る位置で水面に頭を出し、流れに乗せて手元に寄せる。水面に見えた姿はそれほど大きいとも思えなかったが太い!目の前まで寄せ裏返しになるようにロッドを操り、一瞬おとなしくなったところを一気に掬い上げる。「やった〜」陸に運び採寸すると71cm。ハカリが壊れてからまだ購入してないので重さは判らないがかなりの太目。幾つか写真を撮ってリリース。暫く余韻に浸りながら下流を眺めている時、いないなさんから電話が来た。「ニジマスが釣れました!」「えっ?ニジマス?」「ウグイかと思ったらニジマスです」「上流から流れてきたのかな?」「多分」「キープしておいて下さい、見に行きます」「了解」と言う事で直ぐにバイクに移動する。バイクに戻りかけた時、いないなさんから電話。「すいません、逃亡されました」「そうですか。そちらの方が釣れそうなのでとにかく行きます」と電話を切って対岸へ移動。対岸に移動しいないなさんと少しお話しをした後お気に入りのポイントで様子を見るが全く反応がない。いないなさんは左岸に渡渉されまたしても連続ヒット。[あのまま左岸を釣り下っていたら・・]と少し悔やんだが後の祭り。ちょうど土屋さんが下ってこられたので左岸に渡り話を聞くと「あそこで4尾」とのこと。土屋さんは下流に、いないなさんは「木工沈床をを見に行きます」と別れる。私は右岸をF-6に移動し前回良かった下水出口に行くが反応が見えない。少し上流の崩れ護岸の大きな巻き返しの中に反応するコイを発見し土嚢の上から真下にフライを落とし何とか2尾目を釣り上げる。しかし後が続かない。再び下水出口に行くと出口で反応している姿が見えた。目の前のコイを狙い撃ちで2尾連続ヒット。少し時間をおいて5尾目。しかし反応は消えてしまう。右岸を下り第三京浜の見えるところまで行ってみたが反応は単発で釣り上げる事はできなかった。終了と決めて元の下水出口に戻ると同じところで反応しているのを見つけ6尾目を釣り上げた。渋い反応と釣り場選択を誤ったため数が伸びず悔しい1日になってしまった。 |