YOZUKUスポーツフィッシングエリアでグランドスラム+1(2009/6/19)
6月19日､平日に仕事を休みにして世附川へ改良フライのテストに行きました。前回気になっていたウィング素材とマテリアルの使い方を変更して裏浮き(BF)の特性を失わないように改良したフライを携えて。お天気は梅雨の合間で雨の気配はない。５時前に東名に乗り大井松田で迷いながらガソリンを補給し目的地に着いたのは６時半。入漁券を購入しポイントで釣り始めたのは早朝７時。前回同様にエリアの一番下流のプールから始める。しかし前回のようなライズが見られない。やっと見つけたライズに向かって［シロハラ(#18)］を結んでキャストを繰り返して反応してくれたのは 小さなウグイ。前回、狙ってもつれなかったウグイが釣れたことで悔しいけれど一安心。時折出るライズに向かってキャストするが反応しない。フライを［アカマダラ(#18)］に交換するが反応なし。プールを諦め上流に向かいかけた時すぐ横にある石の横面にカゲロウの抜け殻が幾つもくっついているのを見つけた。しかし抜け殻から名前を判別することは出来ない。 大きさから見てそれほど大型ではないので、コカゲロウらしいのが羽化していることで期待はふくらんだ。上流に向かい、前回連続で釣れた流れを横から流すとすぐに良型のヤマメがヒット。瀬を登って行くと時折反応するがヒットしない。そのまま大又沢との合流点に到着する。この合流点のプール、幾つも魚影が見えるが前回は反応してくれなかったのそのまま大又沢に入る。沢の入り口では前回いいサイズが上がっているので同じポイントを同じように攻めてみる。しかしアカマダラでの反応がない。そこで前回良かった［アント(#18)］の新作に取り替える。するとすぐにヒット。 沢を登りながら今度は［フタバ(#18)］に替える。この日の釣り人は管理事務所で聞いた時は「ルアーとフライが一人ずつ」と言う事だったので先行者は居ないはず。安心して沢を登っていく。時折出現するプールは魚影が少なく、姿が見えても底近くに潜っているので水面へ の反応は期待できない。プールを飛ばしながら瀬を中心に攻める。幾つ目かの少し深さのある瀬で木漏れ日が当たっている流れの中に黒い魚影が見えた。魚種はよくわからないが多分ヤマメだろう。しかし水面を流すフライには反応してくれなかった。嫌いな流れの瀬とプールが続き、時折フライを交換しながら釣り登り快調に釣果が伸びていく。［大又沢のC&Rエリアの終点は確か橋だったような・・］という微かな記憶で釣り登って行くがどこまで行ってもそれらしい物に出会わない。合流点で10時を確認していたから、この沢に入って５時間近く釣り登っているのに終点の区切りらしいものが見あたらない。そろそろ切り上げないと［夕まずめは下のプールでライズの嵐］と言ういないなさんからの情報に間に合わないと考え右岸にある道路に登る。道路を少し下ったところに［フライ専用エリアNo.14］の表示があった。そこから15分下ったところで元の合流点。［それ程遠くまで行ってなかったんだ］と納得。合流点近くに大又沢に掛かる橋がある。その上から沢を覗き込むとプールに魚影が幾つも見える。［あんなに居たんだ］と感心するが、いざ水辺に立ってみると魚は全く反応してくれない。合流点に降りて大又沢のプールは無視して世附川本流を登ることにする。前回合流点には２本の流れで合流していたのだが今回は水位が下がって１本しか流れていない。それを登りながら{オナシ(#18)]に替えてポツポツ追加していく。本流の最初のプール、深みには大型のニジマスが１尾沈んでいる。それを無視して下流に見えるライズに向かって遠流しし、今回初めてプールでヤマメを釣ることが出来た。そしてその先の大きなカーブを廻ったところでそれまではヤマメだけだったのが元気なイワナが釣れた。イワナが釣れたところで下流のプールも目指してＵターン。合流のプールまで一気に下りその下を丹念に探りながら最下部のプールまで。その途中で今度はニジマスが喰い付いてきた。まず、ヤマメを釣り、イワナを釣って今度はニジマス。これで世附川でのグランドスラム達成。下のプールに到着するまでにウグイを２尾追加。もう少しでプールの見えるところまで来ると下流から重機のエンジン音が聞こえてくる。下流を見るとプールの石組みの下でショベルカーが作業をしている。作業はプールの石組みを高くしているようだ。そしてプールをよく見ると朝には見えた流れの中の石が少なくなっている。 水位が少し上がったようだ。眺めているとショベルカーは左岸に移動したが暫く岸辺でガサガサやった後、道路近くに行ってエンジンを止める。エンジンが止まると急に辺りが静かになり水の音しか聞こえない。［さあ、ライズの嵐だ］と期待して水面を眺めるが全くそれらしい反応がない。辺りはどんどん薄暗くなるが水面にはライズリングが現れない。単発でプールの端にリングは広がるがそれっきり。結局、ライズの嵐に出会いこともなく終了。朝から１日頑張ってヤマメ16尾、イワナ1尾、ニジマス1尾の合計18尾。しかもフライは今回の新作ばかり。使用後のウィングの状態も問題なく釣果も確認できたので納得の釣行でした。