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スッポンは砂に潜って隠れる?(2009/8/29)じっくり顔を見るのも久しぶり
8月29日、雷雨があるかもしれないと言う予報に少し心配しながら浅川へ行きました。到着時はその心配は全く無く穏やかな空模様。さっそく準備をしながら流れを眺める。いつもの通り流れは穏やかだったが見える範囲にコイの姿はない。よく見るとその筈で崩れテトラ前に餌釣りのおじさんが一人、帰り支度を始めていた。眺めている間に道具を自転車に積んで引き上げていく。コイの姿は見えないがとりあえず崩れテトラの上流に降りる。暫く様子を見ていると崩れテトラの間から回遊してくるかとじっくり顔を見るのも久しぶり思ったが全く回遊してこない。テトラ上流を諦め下流を狙うため崩れテトラのすぐ前まで移動。風が下流から吹いていてテトラの下流に水面のゴミが集まっている。ゴミといっても大きい物ではなく全てがアクのような物で下流から岸沿いに集まってきている。それが場所によっては水中が見えないくらい厚く広がっている。いつもならこんなゴミを狙ってコイが集まっているはずなのだが、先の釣り人がそれを狙っていたのかコイの姿は全く見えない。とりあえず流れの横の様子を眺めているとテトラ帯前を下流から回遊してくる姿がチラホラ見える。ちょうどゴミの直ぐ上流にやって来たので、崩れテトラ越しにキャストする。ゴミの下から出てきたコイが素直に喰い付いてきた。狙い通りの反応に喜んで合わせヒットしたがこのじっくり顔を見るのも久しぶりコイは途中で外れてしまう。次も同じポイントで掛けたが今度はテトラの中に入り込まれてラインブレイク。そして崩れテトラ下流への回遊はストップ。そのまま下流の様子を見ていると集まっているゴミの下流で反応が幾つも在る。崩れテトラを迂回して下流側に行ってみる。ところが行きたい場所は集まっているゴミが厚く、川底が全く見えない。底の様子が見えないと複雑な凹凸のあるテトラ帯の端に行くのは難しい。ちょうど一番厚いゴミの直ぐ上流はゴミが無く底がよく見えるのでテトラの先端まで進んで下流に向かってキャスト。集まっているゴミの下流側には回遊が幾つも見られ、それに向かってキャスト。移動してから3尾連続で釣り上げたが、その後連続で途中バラしてしまう。しかし回遊は止まらず反応はいい。じっくり顔を見るのも久しぶり4尾目を取り込んでからのキャストに、フライの右側から元気に飛びついて来て水しぶきが上がった。合わせが決まり手元に重さを感じたがいつものように一気に走るコイの動きが伝わってこない。横には走らないが引きはグイグイと底に向かっている感じ。「変だな?」と思いながらラインを手繰ろうとしたが全く寄って来ない。その内動きもなくなりテトラに引っ掛かった感じになってしまう。「あ〜、引っ掛けたか」と思う。回遊はあるがフライの損失の方が気になるので回収に行く。護岸側を回って引っ掛かった場所まで行き掛かった所を確認する。ティペットを辿って水中を眺めるがフライが見えない。何処かに引っ掛かっていればフライが見えるはずなのだがそれが見えない。ティペットの延長上にあるのはテトラの間のじっくり顔を見るのも久しぶり川底の砂。フライはどこにも見えないが引っ掛かっているのは確かなので、ティペットを左手で引っ張ったままで右手でロッドを持ち替えてグリップで探ってみる。ティペットをリールに引っ掛け底の砂にグリップを突っ込んでみると、突然砂煙が上がった。「ん?!」と驚いているとその砂煙の塊に足が生えている。頭も尻尾も見えた!テトラに沿って動き出したその姿はスッポンだ!このポイントで時々頭を水面に出しているのを見ているので直ぐに納得できた。しかしこのスッポン「でかい!」。甲羅の長さが30cmもある。フライはスッポンの柔らかい甲羅に刺さっていた。フライ目掛けて突っ込んできた時掛かったのだろう。ネットから出して裏面の写真は直ぐに撮れたがひっくり返すと直ぐに走り出してしまい表面の写真が撮れない。じっくり顔を見るのも久しぶりとりあえず持ち上げて顔の写真を撮り、地面において甲羅を足で押さえ頭部の写真を撮ってリリース。しかしスッポンが砂の中に隠れるなんて初めて知った。引っ掛かったフライを探した時、どこに掛かっているのか写真を撮って確認しようと思ってみたが、ハッキリ見えそうでないので諦めたのを後悔している(笑)。スッポンをリリース後、快調にコイが釣れて4尾連続ヒット。その後で2尾連続でラインブレイク。1時間に4〜5尾のペースで5時まで連続ヒットで16尾。しかしさすがに快調なペースもストップしてしまう。時間はまだたっぷりあるから下流の水門前に行けば確実にダブルを記録できる、と喜んで移動。しかし世の中そうは上手くいかない物で水門出口での1尾目をブレイク。1尾釣り上げた後連続で2回ブレイク。1尾釣り上げた後今度は途中バラし。曇り空で辺りが薄暗くなりかけた所で1尾追加したが後が続かず。しつこく頑張ってみたがコイの反応も止まってしまいダブルに1尾届かない19尾。結局ブレイク6回、バラしが5回はちょっと悔しい!スッポンが掛かったのは楽しかったが・・。


スッポン


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