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開成にマス漁に行ってきました(2009/11/8)新顔の[リバーサーモン]
11月8日、TAGでの厳しいマス釣りを経験したのでのんびりした釣りをしたくて開成へ行きました。6時過ぎに家を出て開成到着はちょうど7時。1日券を購入してお気に入りの3rdポンドの対岸へ。しかし一番気に入っている飛び出しには先行者が二人並んでいる。その左側に入るが反応が鈍い。目の前ではしきりにライズしているのに、お気に入りの[BF Rubber Leg Orange]を落としても全く反応しない。フライを[BF Nymph-CD Camel]に交換すると一発で反応したが途中でバラしてしまう。すぐ次が掛かると思っていたら全く反応しない。キャストを繰り返すうちにあれほどあった反応が目の前から消えてしまう。沖には少し反応が見えるので遠投しようとするが、風もほとんど無く出だしは良かった後の木立が邪魔で遠投ができない。上手く木立の間を抜けたつもりだったが横に張り出した桜の枝に引っ掛けてしまう。葉が茂っている頃なら葉っぱに刺さっているからすぐに外れるが、葉っぱ落ちているこの時期は枝に巻き付いてしまい外すことができない。ロールキャストでライズ後を狙おうとしたが用意したロッドは#3の8.3ftで短くロールキャストが上手くいかない。1時間粘ったが釣果が伸びないので車までロッド交換に行く。その途中、3rdポンドからの流れ出しの橋の下に大型がいくつも集まっているのを見つけた。ロッドを#4の10ftに交換して戻る途中、橋の周りを狙ってキャストしてキープサイズをヒット。ネットを持っていなかったのでそのまま魚を引っ張ってネットを置いているところまで行く。今回の開成は[フライのテスト]ではなく[食材の入手]が目的なので実質的な[漁]と割り切っての釣行。とにかく大型を沢山釣り今度は高い電柱の上に引っ掛けてしまう上げる事が目的なのだ。やっとキープサイズを1尾釣り上げたので今度はネットを持って橋のところへ行く。橋の直前にも水の流れ出し用の小さな升があり、その前にも反応のいいマスが集まっている。しかしここは小型ばかりだった。次は橋の下にフライを送り込んで大型狙い。ゆっくりだが水に流れがありフライは橋の下に入り込んで行く。幾度か流した後やっと大型がヒットした。この日の一番の大物で60cm。これをキープして再び元のポイントに戻る。釣果はポツポツあるが連続ヒットが無くフライが決まらない。実績のあるフライを次々に交換するが反応は単発で小型ばかり。しかも木の枝に幾度もフライを引っ掛け、できるだけ後を高く振ることばかり気にしていたら今度は電柱の上に引っ掛けてしまう。フライは[BF Rubber Leg][BF Nymph-CD][BF Beetle]と交換し、カラーも[Orange][Brown][Camel][Tan]と次々に交換してみるがなかなか「決まり!」に当たらない。そんな中で反応の良かったのは[BF Rubber Leg Orange]と[BF Nymph-CD Brown]。しかし[BF Nymph-CD Brown]の#14はフックが細く途中でのバラしが多い。フックの太いのを作ってはいたが今回は持ってこなかった(フライの種類が多すぎて外してしまったから)。結局、午前の部は25尾で数的にはそれ程悪くはなかったのだがキープしたのは3尾だけ。[午前の部]と言っても別にランチタイムをとるわけではなく、ただひたすら釣り続けていたのですが(笑)。午後の部も同じ3rdポンドで釣取っ替えひっかえ取り替えたフライ達り続けていたが、途中で1stポンドの様子を見に行く。すると1stポンドは3rdポンドに比べて水の透明度がいい。濁りもなく目の前を回遊している姿が良く見える。キープサイズが釣れたのだがネットとロッドしか持って行かなかったので、ネットに入れたまま3rdポンドに戻り、スカリに入れてからクーラーと重いスカリをぶら下げて1stポンドに移動。喫煙コーナー前の流れ出し横の石の上に立ち15m以内のライズに向かってキャストを繰り返す。ポツポツヒットするがなかなかキープサイズがヒットしない。しかも反応はどんどん遠くなる。左右に他の釣り人が居なかったので片側だけを近くからだんだん遠くにキャストし、暫く経ってから今度は反対側の様子を見る。持って行ったフライを順番に試し、最後に残っていたのは昔作った[BF Veatical Midge Pupa]。[パターン集]の下から3段目左端のフライで、これのトップの白のない奴。「とりあえず試してみるか」とキャストしたら、反応が凄く良かった。水面のライズの跡にフライを落とすとすぐに反応が出る。フッキングの確率も群を抜いていた。もう一つ良かったのは[BF P-chan]の[Camel]と[Brown]。これはここ開成での当たりフライでカミサンと行くときは必ず使ってもらうフライ。反応に合わせてこの二つのフライを取り替えながらキープサイズを狙っていたがなかなか出ない。やっと釣れたキープサイズを取り込んでフライの写真を撮ろうとしていたら、ネットの中で暴れてフライが外れてしまった。そのマスを眺めて気が付いた。「これってひょっとしてHPに出ていた新種?」そうなんです。開成のHPのトップに出ている[リバーサーモン]。ニジマスとブルックの交配魚。大物釣りで有名なあの村田基さんが名前を付け取っ替えひっかえ取り替えたフライ達、日本での初放流だそうです(写真トップ)。この時点でキープしたのは5尾。残り時間は1時間ちょっと。これからキープサイズが連続で釣れるとも思えないので「大きいかな?」と思えるのはキープすることにする。しかし、終了時間が近づくと「大きいかな?」等とのんびりしていられなくなり「釣れたらキープする」に変わってしまう。結局終了間際に釣れた10尾目をキープしたところで終了。フライを色々取り替えして、新しい当たりフライが発見できたことと新種が釣れたことが今日のポイントでした。合計釣果は55尾で数的にはまずまずの一日でした。今日のキープ分でこの秋最初の燻製制作です。


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11月13日、燻製が出来上がった。新顔の[リバーサーモン]
開成で釣り上げたマスの燻製がやっと出来上がった。最大の獲物は切り身にして夕食の食材に。残りを燻製に。まず腹を開いて内臓を取り出しきれいに水洗いする。それをポリ袋に入れ、前日から作っておいたソミュール液を流し込み、クーラーに入れて1日半漬け込む。流水で半日塩出し。そして陰干しを1日。その後ドラム缶の燻製機に吊るし、スモークウッドで燻す。今回は電熱器を使わずスモークウッドのみで熱を掛けないようにして36時間燻し続けてやっと完成。出来上がった物を三枚におろして骨を抜きラップに包んで冷蔵庫へ。身内に送り感想を聞くと好評。次回も頑張ろう。



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