平山橋下も工事が始まった(2009/11/21) |
11月21日、先週の増水時、一番橋下の流れの妙な濁りが気になり、上流の平山橋に行ってみた。平山橋が見える辺りから右岸の河川敷にはフェンスが張られ工事の作業場のような物ができたいた。いつもの平山床固に着いてみると床固下の左岸は土嚢が積まれその内側では重機が動き回っている。土嚢はかつての岸辺に沿って並んでいたが、右岸側は見事に掘り返されて中州が無くなっていた。しかもその流れは浅く右岸まで広がっている。とりあえず右岸に微かに残っている細流の様子を見たがコイの姿は見えない。細流を諦めすぐに床固下に移動。床固からの流れ出しはいつもの水量だが下流が掘り返されているため一気に流れている。流れの様子を見ると右岸沿いの速い流れはすぐに左岸に寄りそこから川幅いっぱいに広がりがら流れている。左岸を見ると土嚢の先端辺りに巻き返しがあり、床固の左端から様子を見ればコイの反応が出そうだったが、河原には工事用のフェンスが張られて立ち入ることができそうにない。そのまま右岸を下り流れのカー部分に言ってみると、川底は重機により掘り返されたばかりで大きな窪みが幾つも開いている。窪みに入り込まないように慎重に浅いところを探して右岸に渡り土嚢前から様子を見てやっと1尾目を釣り上げた。しかしコイの反応は単発で反応が続かない。しかも重機で掘り返されたばかりなのだろう。歩くと川底から濁りが舞い上がる。先週の濁りはここから出たようだ。広い流れは下流に工事車両用の道が造られているため土管によって下流に流れている。反応がほとんど無いので一番橋に行こうかこのままここを下って行こうか悩んだが、とりあえずここの下流の様子を確認することにする。土管の横を通り抜け下流に行ってみると、以前のポイントは半分位の長さになっていたが様子は変わっていない。ところが工事の盛り土の終点から濁り水が吐き出されている。土砂を取り除くための水槽は設置されているが、水量が多く濁り水はそのまま溢れている。その為そこから下流の左岸沿いは濁りの帯ができている。濁りの筋を避けるように下流の様子を見てやっと2尾目を釣り上げたのは開始から1時間後。以前もそうだったがこのポイントの下流部は全体に浅くなり、コイの回遊は崩れかけたテトラの周辺だけ。上流から遠流しして30分後に3尾目を釣り上げたがテトラ前での反応はストップ。少し下流に以前良かった崩れた三角テトラと岸辺の僅かな流れを見つけたので[ひょっとして]と軽い気持ちで様子を見る。「居た居た」下流からの回遊組だろう狭い流れを下流から回遊してくる。テトラの上にラインを落としたり、対岸の枯草にティペットを引っ掛けたりしながらやっと喰い付かせることができたがテトラから引き出す前に外れてしまう。それでも回遊は止まらなかったので同じ場所で粘ってやっと4尾目。このコイ、背鰭の一番前の皮が剥がれて骨が剥き出しになっていた。その骨にはティペットが引っ掛かる棘(きょ)がハッキリ見えた(これに引っ掛けるとティペットが傷付いてしまう)。そんな写真を撮って気分転換をしてはみたが反応がないので気分は落ち込むばかり。こうなったら行けるところまで下って様子を見るしかない。右岸への浅い流れを下り大型テトラ帯の前に到着。左岸沿いの小さな巻き返しの下流部でやっと5尾目。しかし反応なその1尾のみ。そこから下流のポイントは右岸沿い。工事の濁りで見えにくい川底を脚で探りながら右岸へ移動。しかしなかなかコイの反応が出ない。30分下ってやっと6尾目。しかし相変わらず反応が出ない。[南平西排水出口]の水門前まで来たが流れが速くて反応がない。その下流の右岸の小さなテトラ帯が終わったところに小さなワンドがあり、その中でやっと7尾目を釣り上げた。ワンドの中とワンド前には幾つも下流から回遊してきてこの日で一番反応が良かったが、フライの落とし場所を間違えてコイを脅してしまい1尾しか釣ることができなかった。平山床固下の工事が落ち着くまでは厳しいポイントになりそうだ。 |
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