浅川でリベンジの筈が・・(2009/11/23)
11月23日、前回の平山橋下での貧果と、前日の二子での惨敗のリベンジに浅川へ行きました。ポイントはいつもの一番橋下。一番橋下に着いてみると右岸に餌釣り師が3人並んでいる。それだけではない。左岸の下流部にも小物釣りが一人と竿立てに2本並べた本格的なコイ釣り師が斜面に見える。足元の流れは相変わらず速く、上流部にコイの姿は見えない。「どうしよう・・。とりあえず下流の様子を見るか」と下流に向かう。途中で流れを見るがコイの姿はほとんど見えない。数尾の黒い姿がテトラ前に見えるが水面に浮いてはいない。右岸の餌釣り師と小物釣り師の間は何とか入れそうだったが水面にコイの姿が見えないのでパス。そのまま本格釣り師の下流まで行く。流れは護岸の上からでも川底が見える位浅く中州の用水土手に渡渉できそうだった。狙いは用水土手の裏側の巻き返しの流れ。浅い流れからサーチするとカーブしている流れの内側に頭が出てきた。手前の流れにフライを落とし、ラインを送り出してコイの所までフライを流す。始めに頭が出たところでは反応がなくそのまま流していると手前から追いかけるようにして喰い付いて来た。開始から10分、とりあえずの狙いは成功である。しかし後が続かない。ポイントの水深はかなり深く底は見えない。土手を作る時重機が掘り返したためだ。そしてその先は急に浅くなり、二股に分かれて先で合流している。その別れの辺りでコイの頭が見えた。少し下流に下ってそのコイを狙いに行くがフライを送り込んだ時には姿は消えていた。元の場所に戻り「何処に行こうか」と悩みながら上流を眺めていると本格釣り師の目の前で反応が出た。彼の狙いは流れの中央辺りで、足元は狙っていない。そこに出た頭はゆっくり岸沿いに下流に向かっている。それならば・・と盛り土の土手に登り回遊を待つ。流れの透明度がいいので岸辺を回遊してくるコイの姿が良く見える。ゆっくり回遊してくるコイがキャスト範囲に入るのを待って2m離れた位置にフライを落とす。しかしコイは回遊路を変更してティペットの下を通過。通過したのを見定めてからピックアップし、再びコイの前方にフライを落とす。今度は狙い通りフライに向かって直進し、素直に喰い付いてくれた。1尾目から30分が経っていた。次はそれから10分後で今度は水路を下流からやって来たコイ。見渡した限りではほとんど姿の見えないポイントでキョロキョロ周囲を見回しながらひたすら回遊を探す。しかしそれ程頻繁に回遊してくることもなくそれらしい姿は見えない。やっと回ってきたと思っても素早い泳ぎで底近くを通り過ぎて行く。回遊待ちに飽きて再び流れ出しの方の様子を見る。カーブの所で反応が見えたがすぐに消えてしまう。「何処に行った?」と探していると目の前の浅瀬に現れた。静かにラインを手繰り5m先のライズに向かってキャスト。フライの横を通り過ぎたので、ラインを手繰りフライを目の前に移動させる。コイは驚きもしないですぐにフライに喰い付いてくれて4尾目。その後、またも護岸前の回遊を待って2尾追加したが回遊は完全にストップしてしまう。上流にいた餌釣りの一人が流れ込みに移動していて釣り場ができたようなのでそちらに移動してみる。しかし護岸上から見るとテトラ帯の中に幾つか姿が見える。静かに水際まで降りて見ると足元に見えたコイは消えてしまっている。しばらく待っていると、テトラ帯の中を回遊してくるが水面には全く興味を示さずテトラの間を潜ったまま通過して行く。6尾釣れていたのでここを諦め下流に移動する。用水取り入れ水路の下流部には小物釣りが4人も岸辺に座り込んでいたが[浅川北第五排水出口]の水門のところに人影はなく、水門前にコイの姿が見えた。フェンス越しにフライを落としてやっと7尾目をゲット。しかしコイは全て深みに潜ってしまったのでそのまま本流に向かう。排水との合流点は川幅が広くコイの居る筋が読みにくい。とりあえず広範囲にサーチして居場所を探す。しかしなかなか反応が出ない。流れの中央まで移動して下流を眺めていると、かなり下流で反応がある。フライを送り込むにはちょっと距離があるが、それに向かってラインを引き出す。40ヤードほどラインを出した時、半分の距離辺りで突然反応が出た。慌ててラインを手繰り反応のあった所にフライを戻してみたが反応は消えてしまう。筋を少し右岸側に移動してサーチすると20m辺りで反応が出る。15mキャストしてそのままフライを送り込みやっと7尾目を釣り上げる事ができた。時間はすでに4時半を回り夕陽は西の雲の中に消えようとしている。リリースして同じ場所に戻ってみると、先程と同じ位のところにまだ群れが留まっている。それに向かって再びフライを送り込み9尾目。コイの群れの居る場所に何か特別のポイントがあるわけではなく、どうしてそこに集まっているのか見当が付かない。しかし群れはそこからあまり移動せず9尾目のリリース後も同じところで追加できた。もう少しそのポイントを見つけることができたら数を伸ばすこともできただろうが、10尾目を釣り上げたところで日没終了。リベンジの予定がそれ程数を伸ばすことができずちょっと悔しい1日でした。 |