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狙いはやはりテトラ際だった(2009/12/27)狙いはやはりテトラ際
12月26日、風もなく暖かな日差しの中いつもの一番橋下に行きました。ポイントの流れは穏やかで透明度もいい。足元の[東豊田用水]からの流れ出しには先週と同じように幾つも回遊している姿が見える。タックルの準備を終えて上流側に静かに降りる。本流で水温を測ってみるとこの日は10度と先週よりも幾分高め。期待して左の岸際へ行き、テトラ帯の流れにフライを落とす。しかし、先週と同じで目の前にいたコイ達は姿を消してしまう。それでも下流から水面に頭を出しクリアーな流れに姿が丸見えながら1尾がやってきた。コイを脅さないようにかなり手前にフライを落とす。遅い流れに合わせてラインを送り出し、開始から10分で1尾目を釣り上げる事ができた。しかしコイ達はいつも通りに姿を消してしまう。対岸を見ると今日は餌釣りが3人座り込んでいる。「3人か」と思っていた時もう一人現れて3人の間で準備を始める。彼等のポイントはテトラ帯の中間から下流のテトラ前。上流にある崩れテトラ帯の下流は何とか釣りになりそうだったが、そのポイントは最近余り実績のないところなので期待は出来ない。とりあえず崩れテトラの下流の護岸の途中から流れを眺めると、幸運にも数尾がテトラの端を回遊している。護岸下まで降りると動きでコイを脅してしまいそうだったので、そのままの位置からキャスト。対岸には餌釣りが4人テトラ帯の向こう側には流芯があり、そこにフライが落ちるとすぐにドラッグが掛かってしまうので、テトラ帯の一番端のテトラの内側にフライを落として回遊を待つ。見つけたコイは素直に移動してきてフライを見つけ口を開ける。今日は順調に釣れ始めた。これをリリース後同じように護岸の途中から眺めていると下流から同じコースを回遊してくる姿が見えた。今度は早めに水辺まで降りて回遊の筋にキャストして回遊を待つ。今度も素直に反応してくれて快調に連続ヒットだったのだが、立ち位置が岸際なので途中のテトラ帯が気になる。そこで斜面を途中まで登ってテトラ帯をパスしようと考え、斜面を登る。ところがコイはテトラの端に潜り込んでしまい、浮かせる間もなくラインブレイク。このブレイクで回遊はストップしてしまう。テトラ際を回遊してくるコイ達(見えるかな?)再び斜面を登って流れを見ながら少し下流に移動。対岸の一番上流にいる餌釣り師の邪魔にならないギリギリの位置まで来た時、コイの姿を発見。護岸の途中からキャストするには少し距離があり、水辺に立つと途中のテトラで取り込みにくい。そういえば最近、岸際からのキャストばかりでテトラの先端まで行ってのキャストをしていない事に気付いた。テトラ帯の中は流れが遅く、回遊してくるコイも最近は水面を余り意識していない。テトラ帯の沖側は水深があり水面に浮いている姿は余り多くはないが、浮いて見えるコイは水面への反応がいい。しかもドラッグを気にしないで流す事が出来るのでいいはずだったのを忘れていた。テトラ帯の中間点なのでこの付近はそれほど水深もなくテトラの間を通って先端に行くのもそれ程難しくない。しかし狙えるポイントが近いため、先端のテトラの上に立つと下流からやって来るコイを脅す事になるのでテトラには登らないでキャストする。対岸の餌釣りが投げ込む場所を確認して流す範囲を決めて様子を見る。流せる範囲は足元から20mまで。護岸からのキャストでは細い水路の中から2尾ないので目の前にフライを落として送り込めば流れに載ってコイの所に流れて行く。狙い通りの筋で2尾連続ヒット。ところがこの2尾目がくせ者で、沈んでいるテトラの間を逃げ周り、ティペットが幾度もテトラに触っていた。連続ヒットに気分が良かったので、ティペットがテトラに触っていた事をすっかり忘れてティペットのチェックを怠った。その事を次のヒットで思い知らされた。早い話、次はラインブレイクでした。そのブレイク以後回遊は完全にストップしてしまう。ポイントの下流部に移動してみたが、対岸からのラインが避けられる場所は限られているし、コイの姿もほとんど見つける事が出来ず、1時間掛かって何とか1尾釣り上げられただけ。このポイントを諦め取り込み土手の裏側の様子を見るため用水路を渡渉したが、土手裏では全く反応がない。しばらく眺めていると、先週と同じ最下流部の細い流れで元気な反応が出た。静かに下流に移動して細い流れから2尾釣り上げる事ができたがここはそこまで。流れの沿って下流に移動するか、護岸を登って移動するか考えながら上流を見ると、4人も居た4人の姿は消えていた餌釣りの姿が全て見えない。「彼らが居なくなったのならテトラ帯前の様子を見る事が出来る」と言う事で下流行きを中止してテトラ帯に戻る。先程良かった中間点から始め、すぐにヒット。しかしテトラの中に入り込まれてこの日3回目のラインブレイク。日没まで粘って何とか2尾追加できたが、期待した程の反応もなく終了。もう1尾釣り上げる事ができれば10尾の区切りになったのだが・・。とりあえず護岸からの横着釣りを止めて、ドラッグの掛かりの少ないテトラ先端に行かないと釣果が伸びない事を思い出せたのは良かったが・・。



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