連続ヒットで納得の釣り納め(2009/12/30)
12月30日、前日に続いて二子に行こうと考えながら家を出たのだが、前日に聞いた菅田さんの情報の確認をするため急遽ポイントを変更。二子橋を渡り平瀬川の合流点に直行。橋の袂から様子を見ると橋の上に餌釣りが二人糸を垂らしている。見ている内に一人がヒット。何処から取り込むのかな?と眺めていると橋の袂まで来たところでもう一人がフェンスを乗り越えて水辺に行き針を外している。リリースすると思っていたらフェンスのところからポリ袋を受取それに入れて橋の上に戻っていった。キャストできる場所を探すため橋の下を潜り平瀬川の方から水辺に降りて様子を見るがキャストできる場所がない。キャストを諦め橋の上から流れの様子を見る。橋の下には、菅田さんが言っていたほどコイの数は多くない。と言うよりもポツポツ居るだけで、しかも水面は余り意識していない。
早朝に来れば居るのかもしれないが・・。しばらく眺めていると二人の釣り師の会話が聞こえてきたが話している言葉は日本語ではない。だからコイをポリ袋に入れて持ち帰ろうとしているのかと納得。ポイントを諦め下流側の右岸の様子を見ようと水辺に降りて流れに立ち込んでいると、橋の上からもう1尾掛けたのが見えた。しばらく眺めているとこれもポリ袋に入れている。そのまま下流の様子を見ていたが反応がなく、ここを切り上げて兵庫橋に行こうと斜面を登っていると、二人の釣り師は自転車で帰るところ。橋の上からの釣り師がいなくなったのでポイントの様子を見る事にする。先程と同じ上流側に降りて反応の良さそうなところを探す。その時後ろに尾崎君の姿が見えた。話を聞くと早朝にここで1尾釣り上げ、その後平瀬川で3尾釣り上げているとの事。彼は下流の様子を見に行き私は上流側からこのポイントを攻める。しかし反応がなく諦めかけていると、橋桁の先で水面に頭が現れた。
このポントは多摩川の流れと平瀬川からの流れが複雑に交錯していている。その流れを理解するのにかなり時間が掛かったが何とか反応する所にフライを送り込む事が出来て1尾ゲット。しかし余りに反応が少なく流し難いので1尾で切り上げて兵庫橋に行く。兵庫橋にはちょうど徳永さんが来たところで、平瀬川出口にいる時にはほとんど気にならなかった風が吹き始めていて「この風は厳しいね」などと話をする。彼はお気に入りのゴム堰堤に行き私は倒竹周りを攻める。風は強さを増して下流から一気に付近抜ける。水面は一面に波立ちライズはほとんど見えない。こうなると最悪。波の無いのは岸近くのほんの僅かな幅だけで、その岸近くをサーチしたいが風のためにパンが届かない。とりあえず前日1尾釣り上げた倒竹裏の様子を見る。ところがこの日は下流からの風で水面の枯れ葉が倒竹の裏に集まっている。枯れ葉が集まると言う事は水面にあるコイの好物も集まってくるはずだから、コイもやって来るはず。と信じてキャストを繰り返す。狭いスペースだが期待通りコイが回遊してきていて水面に時々現れる。到着から30分後にここでの1尾目を釣り上げる事ができた。コイの反応は1尾釣り上げたところで止まるかと思ったが少し待つとすぐに再開して、15分後に2尾目が釣れて出だしは好調だ。回遊の時間は少し間隔が空くが途切れることなく続いている。しかし反応する動きは鈍くタイミングが合わせにくい。しかも見切り反応も多い。対岸ギリギリを回遊したり、倒竹の横に出てみたりで何処に出てくるか予測できない。突然現れた頭から向きを判断してその前方にキャストを繰り返し、やっと対岸ギリギリでヒットしたが、これは途中で外れてしまう。それでも反応はポツポツ続き45分後にこの日の4尾目がヒット。時折風が弱まり、吹き寄せられていた落ち葉が一斉に下流に流れ始めると、コイの反応はなくなってしまう。しかし風が強くなると、また落ち葉が集まり始め反応が回復する。それを幾度か繰り返し5尾目がヒットしたのは20分後。陽が西に傾き、兵庫島の木立の向こうに隠れた頃から風が冷たくなる。反応も途切れ気味になってとうとう無くなってしまう。それを期に兵庫島の上のトイレに行き、そのまま本流へ向かう。本流に着くとちょうど徳永さんが上流からやって来たので話を聞くと、最初のゴム堰堤で2尾釣り上げてから本流をあちこちうろついたがさっぱりとの事。二人で二子橋の上流で悩み、強い風の中、今年の最終日に何とか釣果を得られた事に満足しながら早上がりすることにする。兵庫橋に戻る時上空にコサギの群れが乱舞していた。
多摩川の鯉釣りの皆さん、今年は大変お世話になりました。そしてありがとうございました。 来年もよろしくお願いします。 |