初釣りの出だしは良かったが・・(2010/1/2)
1月2日、新しい年のスタートを何処にするか迷いながら二子に向かいました。多摩堤通りを走りながら「厳しい兵庫橋上より釣れそうな平瀬川の合流に行ってみるか。菅田さんの情報だと集まっているそうだから」と言う事で二子橋を渡る。平瀬川の合流に到着して様子を見ると今日は餌釣りもいなくて一人占め状態。期待して斜面を下り橋桁の上流から様子を見る。前回釣れた立ち位置に移動して流れを見ると同じ所にコイの頭が見え隠れしている。しかし数はそれ程多くなく、出るポイントも定まらない。とりあえず横から流れ込む多摩川の流れにラインを乗せて沖の合流点に送り込もうとキャストするが上流からの風が橋桁下で不規則に巻いていて前に飛ばない。少しでも風の影響の少ないところと言えば風上。そこで左からの流れの側に移動。数本の細い流れが四角いテトラの間からポイントに流れ込んでいるところ。その流れの中から狙いのポイントに向かっている流れを選んで立ち位置を決める。遠投すると別の流れにラインが掛かってしまうので、距離を短めにして流れにラインを載せる。そのままラインを送り出して狙いのポイントにフライを流し込むが、流れが遅いのでずいぶん時間が掛かる。それでもフライはなんとかポイントに辿り着くが反応は出ない。じっくり反応を待っていると、風で途中のラインが押されドラッグが掛かり始める。ピックアップして再度手前から流す。すぐ横に歩道橋があり、時折上を歩く人が流れを覗き込んでいる。同じポイントを狙って流していると足元からの流れの間の前方に頭が現れた。ちょうど2本の流れの間の波のない水面でコイはゆっくり移動している。慌ててラインを手繰り、コイの前方にフライを落とす。立ち位置は流れの間だから足元からのラインに流れの影響はない。フライがゆっくり漂っているとコイの頭がゆっくり浮いてきてフライを吸い込んでくれた。開始から45分、今年の最初の獲物がヒット。しかしそのポイントへの回遊はなくなってしまう。コイの反応は橋桁前にある巻き返しに集中しているので立ち位置を最初の所に変える。しかしフライは巻き返しの中には入って行かない。周辺の様子を見ると、橋桁の裏側にもテトラが幾つかありそこに行く事が出来そうだったので、右岸からそこに移動する。水垢で滑りそうなテトラに注意しながら橋桁裏に行き目の前の巻き返しを見ると、意外に流れが速い。流れの緩い巻き返しの中心近くで反応しているが、手前の流れが速くて中心に落としたフライは直ぐに動き出してしまう。ここを諦め最初のポイントに戻る。橋桁横から流れに載せてフライを送り込み巻き返しの上流側でやっと2尾目を釣り上げた。1尾目から1時間。しかしそれ以後反応が止まり回復を待つだけの辛抱が出来ない。ここを切り上げいつもの兵庫橋上に行く。二子橋を渡りながら眺めた兵庫橋上にはフライマンの姿が見える。「誰だろう」と考えながら兵庫橋に到着。そのフライマンは土屋さんだった。新年の挨拶をして土屋さんの下流で釣り始める。しかし反応がない。上流の土屋さんも反応がないようでロッドが動いていない。倒竹下から少しずつ上流に移動して[虎の穴]前まで様子を見る。反応はないわけではないが水温が低いためか単発で弱い。単発の反応だから移動の筋が読めず狙ったキャストが出来ない。「多分こっちに・・」と山勘でキャストするが反応してくれない。やっと反応があったと思うとスレ掛かりでウロコが一枚くっついてきた。土屋さんは「反応がないので下流に移動します」去って行かれた。土屋さんの居た場所でも様子を見たが、やっと出た反応も掛かってすぐに外れてしまう。少しずつ上流に移動しながら左岸前を探り到着から2時間かかってやっと3尾目を釣り上げた。しかし反応はストップ。ポイントをゴム堰堤に変えて様子を見るが反応がない。ここを諦め本流へ移動。新二子橋下から左岸を下るが反応が出ない。兵庫島横で一番反応のある出っ張りの所に来てみると、出っ張りの下流側で小さな反応が見えた。下流側から巻き返しに載せてフライを送り込むが反応は消えてしまう。二子橋に向かって移動してみたが反応はない。諦め気分でもう一度出っ張り裏の様子を見ると、意外に好反応が出た。目の前から出っ張りの間で幾つも出るが水面が暗くなり始めているのでフライの位置がハッキリ判らない。「来た!」と思って合わせるが空振りの連続。目の前数メートルの所に出た反応に期待しないで合わせてみると、これが幸運にもヒット。その1尾で反応は消えてしまい、しばらく粘ってみたが反応は復活せず日没終了。なんとかお気に入りでの釣果を追加して新年初日は4尾。兵庫橋上が低調だっただけに納得しなければいけない数字。
相変わらず二子周辺は厳しいけれど皆さん頑張りましょう。そして今年もよろしくお願いします。 |