相変わらず二子は厳しい(2010/1/10)
1月10日、前日の開成のニジマスはソミュール液の中で下味を付けていて塩出しは翌日になるのでのんびり二子に出掛けました。ポイントはいつもの兵庫橋上で到着して驚いた。対岸から新たに大量の竹が倒れている。その倒竹は全て根元から1m程の所で半分に切られて割れ、残りの半分が折れた状態で倒れている。どう見ても誰かが意図的に竹を切ったとしか思えない。何のためにこのようの行為をするのか不明だが我々釣り人への嫌がらせだろうか?倒竹が密集しているので、お気に入りの倒竹下流へ入るのを諦め上流の[虎の穴]周辺から始める。それまで誰も入っていなかったようで[虎の穴]前の倒竹下に幾つかコイの浮いている姿が見える。上流側にフライを落として倒竹の下を通す。3回反応が在ったが全てを合わせ損ないカリカリしながらキャストを繰り返す。その倒竹の下流側でも反応が出るがこれも合わせ損なう。開始から30分後、やっと倒竹下から1尾を引きずり出す事が出来て一安心。そこに榎戸さんがやって来て「年券、ありますか?」と言う事でいないなさん用に用意していた分をお渡しながらお話をしているところに傳治郎君がやって来た。榎戸さんは平瀬川の合流で2尾釣り上げていて、傳治郎君は兵庫橋の上流側で既に3尾。皆さん快調に釣果を上げている。そこに尾崎君がやって来た。彼等と新しいタックルやマスのフライの話をしているところに今度はいないなさんが登場。いないなさんに年券をお渡ししながら「みんなこれから何処に行くの?」と釣り場を確認する。いないなさんは「F-2へ行きます」と言い傳治郎君と尾崎君は「F-4へ行きます」と。そして榎戸さんは「川崎側の様子を見ます」と言うので私は「二子橋の下流へ行きます」と言って皆さんと別れる。最初は最近日没後に1尾釣れている兵庫島横の出っ張りの様子を見る。ちょうど中学生二人が川崎側へ渡渉しているのを見送りながら、反応のないポイントを後にして下流へ向かう。久しぶりに二子橋の橋桁下に渡ってみるが、橋桁の下流はすっかり浅くなってしまい巻き返しがない。そのまま流れを下って左岸に渡り二子橋下流の様子を見る。コイの反応は幾つか見つかり、フライへの反応も数回あったが、前日のマス釣りのタイミングが残っていたのか合わせ損ないの連続。F-4下流側のポイントでも、活性のいい反応があったがこれも合わせ損なってしまう。F-4下流は流れが二つに分かれていて右側はF-6で左はF-7になる。F-7は少し下流に行かないと釣りのポイントにならないので、とりあえず久しぶりのF-6を下ってからF-7に行く事にする。F-4から別れた流れは右岸にぶつかった後、自然石の護岸前を流れているが流れが速い。多分居ないだろうと高をくくって下っていると意外なところで反応が出た。反応は目の前で慌ててキャストしたがフライが狙ったところに落ちなくてキャストし直している間にコイは流れの中に消えてしまった。下流のトロ場には右岸に崩れた護岸があり、その巻き返しの中に浮いている口が幾つか見えた。しかし崩れ護岸の先端に餌釣りの姿があり巻き返しの中に浮きを浮かべているので、ここを諦め左のF-7に移動する。F-7は岸沿いに大きなテトラが並んでいて、その上から様子を見ていると1尾だが元気な反応が出た。「居る!」と喜んでキャストしてラインを送り出すが反応はどんどん下流に移動して行き、フライとの間隔はどんどん開いていってしまう。結局ここでも反応はあったが釣果無し。時間は既に4時を過ぎていて、そこから下流へ行くか戻って兵庫橋島の様子を見るか悩んだが、可能性の高い兵庫島横に決める。上流に戻りながら「ここはいい反応があったところだから・・」と途中の様子を見る。しかしF-4下流部は反応なし。次のF-4中流部でも様子を見ると、下る時に出た反応と同じ位元気な反応が幾つも現れた。「これを狙うか無視して兵庫島横に行くか・・」しばらく悩んで、結局「目の前の反応を大事にしよう」と言う事で足を止めて流れに入り込む。流れの一番左側を狙ってフライを送り込みなんとか1尾追加する事が出来た。1尾釣り上げてみると反応は消えてしまい、下流の方で少し反応している。しかしそこまで深追いするのは諦めて、当初の予定通り兵庫島横の出っ張りに向かう。陽は既に川崎側のビルの向こうに沈み、夕焼け空を眺めながら早足で二子橋までやってくると、橋の下から土屋さんがやって来た。「どうでした?」「兵庫橋上でなんとか1尾」「兵庫島横のあそこに行くところです」「今、散々見切られてきました」「下流はいいですよ」と言う事で別れて兵庫島横に到着。状況は前回と同じで期待できたが土屋さんがやった後で反応は全く無し。結局、下流での反応は良かったが合わせ損ないが多く釣果を伸ばす事ず、最後に追加した1尾で合計2尾。相変わらず二子周辺は厳しいが、下流部に少し希望が見えてきた。 |