もっと広範囲に移動しないと…(2010/1/24)
1月24日、前日の浅川の好釣果に気分良く二子に行きました。ポイントはいつもの兵庫橋上。兵庫橋の袂でタックルの準備をしながら本流を眺めると、二子橋下流の右岸でダブルハンドを振っている人が居る。[多分いないなさんだろう。その内こちらに来るかな?]と思いながらお気に入りの倒竹前に行く。流れは濁りもなく風もそれ程強くない。対岸の倒竹の真下に数尾が水面近くに浮いて回遊しているのが見える。「今日はいい感じだな〜」などと考えながら[虎の穴]の倒竹前に陣取る。ここに立てば[虎の穴]の入り口と、下流の倒竹前の両方が狙える。どちらを狙うか倒竹の奥に見えるコイ達の動きを見ながら考えていたが、コイの姿はいつの間にか消えてしまう。それでも時折下流から倒竹の奥を回遊してくる姿が見えるから[下流から回って来たのだから、そのまま上流に行くだろう]と[虎の穴]の横で待ってみるがやって来ない。確かに倒竹の下には入ってくるのだが、そこでストップしてしまうようだ。[虎の穴]の倒竹下では時折反応しているが、下流からの風でフライを送り込む事が出来ない。サイドキャストで倒竹の下に振り込んでみたがポイントが奥のためフライは届かない。両サイドをキョロキョロ眺めながら回遊を捜す。そこへ傳治郎君がやって来た。本流の様子を見ながら回ってきたとの事だがまだ釣果無し。「エデンに行きます」と上流に去って行く。しばらくして下流側の倒竹の中で反応しているコイの波紋が見えた。狙いを[虎の穴]入り口から下流の倒竹前に変えてフライを落とす。ゆっくり倒竹前を舐めるように流れて行ったフライが倒竹の葉っぱの切れ目にさしかかった時、倒竹の下から水面に頭が現れた。その頭は一つだと思っていたらすぐに続いてもう一つ現れ2尾がやって来た。「来るぞ〜」と期待して待っているとすぐに頭がフライのところに現れた。フライが口の中に消え、頭が下に向くタイミングを見定めて大きく合わせる。「やった!」開始から35分。渋い兵庫橋上にしては上出来。しかしコイは直ぐ下流の倒竹の下に入り込んでしまう。最初の獲物。無理に引っ張り出そうとすると掛かり場所によっては外れてしまうので、しばらく様子を見る。しかし水中の倒竹の枝に絡めば水面上の枝も揺れるはずだから[枝には絡んでいない]と判断して少し強めに引っ張る。ティペットには流れ着いた枯れ草が絡んでいたが倒竹の枝に絡むことなく流れに出てきた。無事1尾目を取り込んで一安心。それから10分後、今度は[虎の穴]前で下流に向かっての反応がありそれに向かってキャストする。フライが口の中に確かに入ったのを見て合わせたがすっぽ抜けてしまう。[タイミングは良かったはずなのに]とちょっと悔しい。そこに徳永さんがやって来た。「気にしないで続けてください」と言う事で今度は下流の倒竹前の奥を狙う。倒竹の根元で微かな反応があり、その近くにフライを落として待っているとすぐに口が現れた。しかしそれには水飛沫と共に見切られてしまう。そこに今度は尾崎君がやって来た。しばらく二人とお話をし、徳永さんは下流に、尾崎君は平瀬の出口に移動して行った。倒竹下では回遊はあるが、なかなかフライを落とせる場所に廻って来ない。[虎の穴]の奥に下流からやって来た反応が見えたので[虎の穴]の入り口にフライを落として待つ。対岸ギリギリに落としたフライを下流から現れた口が吸い込んでくれて2尾目をゲット。開始から2時間で2尾は、最近では快調なペース。しかしその頃から風が強く吹き出しキャストし難くなってきた。そこに土屋さんがやって来た。しばらくお話をして「上流にいいですか?」と言う事で並んでキャスト。しばらくして下流の倒竹から出てきたコイが大きく口を開けてフライを吸い込んでくれたが、これもすっぽ抜けてしまう。そのすぐ後、同じ場所でヒットしたがこれは合わせてすぐに外れてしまう。倒竹の奥を狙おうとキャストして、手前の倒竹にフライを引っ掛け、ティペットを切ってフライを結びつけている時、後ろで土屋さんがヒットしたらしく、既に取り込んで陸に上がっていた。「やっと釣れました。57cmだけど。風が強くなってきたので寒いですね。藤田さんはよく我慢してますね」「イヤ〜、寒いですよ。立ち込んで震えてますよ」「ここは寒いので本流を下ります」と去って行かれた。それから1時間半、全く釣果無し。僅かに1尾ヒットしたが、またしても合わせた瞬間に外れてしまう。時間は4時前。倒竹周りで反応がなくなったので少し上流の護岸帯前に移動。岸ギリギリでの回遊がありそれをしつこく狙ってやっと3尾目を釣り上げる事ができた。しかし反応はストップ。仕方なく本流へ移動。新二子橋下のテトラ帯で様子を見るが反応無し。下流に移動し掛けるとテトラの下流側で反応が一つ現れた。流れの中のテトラに渡ってコイの居場所を確認しようとしたがコイの姿は消えてしまう。そのまま下ってお気に入りの出っ張り前へ。しかしまだ時間が早いのか回遊はない。しかも下流からの風が強く反応してくれるエリアは波立っている。そこに傳治郎君がやって来た。「釣果は?」「エデンで2尾」との事。途中で会った尾崎君も、あの時点で既に2尾釣り上げていた。出っ張り前の反応を期待して待っていると、下流から徳永さんが帰ってきた。そのまま合流するのかと思っていたら、出っ張り護岸の終点で1尾釣り上げている。合流して話を聞くと「合計5尾」とのこと。途中で話をしていた時「藤田さんのために二子橋の下流はパスして行きます」と言ってくれたのたが、兵庫橋上に引っ掛かってしまい本流を下る事が出来なかった。早めに切り上げて本流を下っていれば、もう少し釣果が伸びたのではないかと思うとちょっと悔しい。最後の足掻きで、下流側の出っ張り裏に出たライズも微妙な流れを読み切れず2回も合わせ損ねてしまい3尾に終わってしまう。釣れるか釣れないかの見極めをもっと早く判断して、広範囲に釣り歩かないと、今の二子で釣果を伸ばす事は難しいと言う事を思い知らされた。相変わらず二子は厳しいですね。 |