もうサクラが咲いていた。彼岸桜かな?(2010/1/31)
1月31日、1月の最終日、前日の浅川でそれ程数が伸びなかったので広範囲を探ってみようと決めて二子に行きました。始めはいつもの兵庫橋上。流れはいつもの様に穏やかで風も気になら程度なので期待して流れに入り込む。このところ反応がいいのは[虎の穴]下流の倒竹前。僅かに吹いている下流からの風でラインは上流に流されて、倒竹の間に落としたフライはドラッグの掛かりが遅くじっくり回遊を待てる。目の前に被さっている倒竹の下には竹の間から差しこむ日差しでコイの姿が良く見える。しかしこの倒竹の下は上流から流し込むには手前の流れが速く、フライはラインに引っ張られて入っていかない。下流からサイドキャストで振り込むには倒竹の中央で水面まで垂れ下がっている竹が邪魔で振り込めない。反応はしているがフライが入らない事にはどうする事も出来ず、下流に回ってくるのを狙おうと思っていても下流には出て来ない。このポイントで狙えるのは下流の倒竹の中で反応した後、上流に向かって回遊してくる奴ら。上流の[虎の穴]前と下流の倒竹前の両方を狙える場所に立ち、水中のコイの動きを探る。開始から30分後、下流の倒竹下から出てきたコイが喰い付いてくれた。早めに1尾目が釣れると本当にほっとしますね、最近の二子では(笑)。最初の1尾が釣れた直後に徳永さんがやって来てしばらくお話をし彼は「上流へ行きます」と去って行かれた。私は「もうしばらく様子を見ます」と頑張る。とにかく、1尾釣れると落ち着いて回遊を待つ事ができるので、水面近くを移動する姿を探す。移動しているのを見つけると、それの喰い気と進行方向を見極めてフライの落とし場所を選ぶ。文章にすると簡単なのだがこれが難しい。水面に近いコイほど喰い気があるし「何かを探している」と言った感じで動いている。底近くを泳いでいたり、直線的に動いているコイは「喰い気がない」と見送る。この日は快調なスタートの後、1時間後に2尾目がヒット。それから15分後に3尾目が釣れて快調なペース。その後、すぐ横を通過して行ったコイの進路にフライを落とし、会心のヒットをしたけれど途中で外れてしまう。その直後にやって来た傳治郎君は上流で5尾釣り上げたとの事。「これからどこに行くの」「二子橋のところへ行きます」「広範囲に探らないと数は出ないのだけど、まだ反応があるからもう少し様子を見るよ」と言う事で別れた。その後もポツポツ反応があるのでしつこく狙う。そんな時、下流側の倒竹の奥で反応するコイを見つけた。真上と上流側には枯れた竹が張り出し下流には新しい倒竹が壁を作っているので、ちょっとでも風に流されたりループが広いとそれに引っ掛けてしまう。上手くコントロールできれば一番奥にフライを落とす事が出来る。そうそう。まるで[第二の虎の穴]といった感じです。そんな[第二の虎の穴]で4尾目を釣り上げたのは3尾目から1時間後。時間はまだ2時過ぎ。しかしここからが長かった。反応はあるが進路が読めない。上手く進路に落とせても見切られてしまう。やっとヒットしても掛かりが浅くて外れてしまう。ポイントを上流に変えて護岸前を狙うが、反応してもフライには喰い付かず2時間釣果無し。反応の消えた兵庫橋上を諦め本流に移動。移動の途中で兵庫島の上流側にサクラが咲いているのを見つけた。背丈は2m程でそれ程大きくはないが、枝先にはチラホラとピンクの花が付いている。この時期に咲くのは早咲きの「彼岸桜]だろうがそれにしても早いな、等と驚きサクラの写真を撮って新二子橋のところに出る。流れに1尾反応してくれるのを見つけたが、ティペットを取り替えている間に消えてしまう。二子橋に向かって移動してるところに下流から傳治郎君が帰ってきた。「どうだった、下流は」「第三京浜まで行って2尾追加」「やったね」と言う事で別れてそのまま下流へ。途中で元気の良い反応に出会ったが釣り上げる事ができない。徳永さんに会い「下流で4尾」「私も4尾。あそこで粘りすぎた」「上流でもう少し追加します」と言う事で別れる。少し下るとまた好反応に出会ったがこれも釣り上げる事ができず、下流を諦める。二子橋の上流に戻ると徳永さんが頑張っている。すぐ横に見つけた反応に向かってキャストしたが釣り上げる事ができず日没終了。広範囲に探ろうと決めていたのに、またしても兵庫橋上でつかまってしまい4尾の釣果。終了後徳永さんと「今の二子なら4尾は上々としましょう。本当なら寂しい釣果ですが」と変に納得。やはり広範囲に移動しなけりゃダメですね。 |