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今度の足跡はタヌキ?(2010/2/6)この足跡はタヌキ?
2月6日、冷たい向かい風の中、いつもの様に浅川へ行きました。風が強いけれど最近お気に入りの平山橋上の[東豊田用水]なら風の影響は少ないはず。タックルを準備しながら流れを渡り、先週の失敗を繰り返さないようにポイントに直行。岸辺の盛り土の上から眺める流れには、相変わらず魚影は見えない。少し上流に行き流れに降りる。風向きは北からなのだが岸辺が高くなっていて向きが定まらない。それでも水面に波は少なく、キャストに影響はほとんど無い。とりあえず対岸の沈んだテトラ帯の上をサーチす
反応の一番いいところは左側
ると、テトラ帯の終点付近で反応が出る。それを狙ってキャスト。あれこれ悩む時間もなくすぐに喰い付いて来たが、テトラの向こう側を逃げ回り、最後にはテトラを擦ってティペットが切れてしまう。開始早々のブレイク、イヤな予感がしたが気を取り直してキャストする。しばらく反応は消えたが20分後に復活。ポイントは上流部の茂みの下流で奥が広くなっているところで数尾の群れが次々にやってくる。やっては来るのだがフライの下を通過して反応してくれない。茂みの奥に入り込み岸辺の餌を食べているのだろう、波紋だけが広がってくる。回遊してくる群れの中にはここに来る前に岸辺を下流から順番につついてくるのがいるが、その途中にフライを落としても反応しない。開始から1胸鰭へのスレ掛かり時間近く経った時、やっとフライに反応してくれたが途中で外れてしまう。初回に比べて前回は釣果が少なくなっていたが、それでも今回よりは反応が良かった。この日の水温はそれまでよりも2度以上低くて6度しかない。「水温の影響だろうか」等と考えながらキャストを繰り返す。1時間10分経ったところでやっと1尾目を釣り上げる事ができた。回遊はちゃんと在りコイの反応もないわけではないのにフライには出て来ない。[ひょっとして白を見切っているのかな?]と考えてフライをオレンジに交換してみる。途端の反応が変わった。フライの交換が良かったのか、別のスイッチがあり、それが[ON]になったのかハッキリは判らないが、それからの1時間で連続6尾を釣り上げた。途中で胸鰭へのスレ掛かりが在り、ポイントを逃げ回って心配したが、期待通りの反応が出るその影響は全く見られない。スレ掛かりの撮影をしていて気付いたのは、岸辺の表面に残っている幾つもの足跡。大きさは3〜4cmで肉球が5つハッキリ付いているのが幾つも重なり合って残っていた。流れを渡らないと来る事が出来ない中州なので、ちょっと犬の散歩と言うところではない。以前も平山橋の下でタヌキとイタチの足跡を見つけた事があるから、これもタヌキだろう。あの時は砂地だったので爪の跡もハッキリ見えたが今回は肉球だけ。そんな事を考えながら7尾釣り上げたところで、突然スイッチが[OFF]になってしまった。[その内に回復するだろう]と反応のないまま1時間粘ってみたが、反応は回復しなかった。ポイントを諦め[東豊田用水]のオーバーフローに行く。流れ込みから様子を見ると前回同様平山床固から見た下流の様子に元気な反応が出た。流れにラインを載せてフライを送り込むと予想通りすぐにヒット。しかし、このポイント、前回もそうだったが1尾釣り上げると全てが沈黙してしまう。そんなに広範囲を逃げ回ったわけでもないので影響は少ないと思うのだが。ここを諦め次は平山床固下。前回と同じように左岸側のテトラの上から下流の様子を見る。しかし反応が少ない。やっと出た反応も流れの中央とその下流。流れに入り込み下流に向かってキャストしようとラインを引き出している時、目の前5mの所に頭が現れた。慌ててラインを短くして目の前に出たコイの前にフライを落とす。一度右に向きを変えた直後にフライを見つけ飛びついてきた。これをリリースし同じところに立ち込んで流れの様子を見ていると、目の前をハクセキレ至近距離から撮影したハクセキレイイが横切って、すぐ横のテトラの上に止まる。鳥までの距離は僅か4m程で腕を伸ばせばロッドの先が届きそうな距離。静かにデジカメを取り出し撮影したが驚く様子は全く無い。しばらくテトラの上で様子を見てから、水面に漂っていたパンを摘んで飛んで行った。コイの方は全く反応がなくなり、下流で時折水面に頭が出るだけ。下流に行くかそのまま待つかしばらく悩んだが目の前に反応は現れず、下流に移動する。しかし、下流の反応も既に消えていて、反応を探して下流部をうろつき、やっと10尾目を釣り上げたのは太陽が西の山に隠れてもうすぐ暗くなる頃。釣れない時間が長くあり、その後も単発の釣果で、なんとかつ抜けの10尾を釣り上げる事ができたが、期待していたほどの釣果には至らなかった。水温の低下が活性の低下の原因だったのだろうか。水温の上がる季節が待ち遠しいです。


ハクセキレイ


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