冷たいミゾレの降る開成での釣行会(2010/2/13)
2月13日、海洋大で毎月一回開かれているフィッシングカレッジ>の釣行会で[開成水辺フォレストスプリングス]へ行きました。到着は集合時間の8時の少し前。家を出る時から霧雨が降っていたがここ開成でも同じ状態で寒いが風は気になるほどは吹いていない。カッパのズボンだけ履いてタックルを準備し、レストハウスのベランダへ。この日集まった人数は5人と少しもの足りないし、水面ではいつもほどマスのライズがなくちょっと心配。とりあえずみんなで3rdポンドに行きキャスト開始。今回の釣りで一番試したい新作の[フローティングニンフ:オオクマ]を結びキャスト。しかし反応がない。フライに対して反応がないばかりでなく、水面へのライズそのものが見あたらない。ポイントは3rdポンドの一番奥の流れ出し前。ここを諦めてレストハウス対岸の出っ張り前に移動。ちょうど出っ張りのところにある石の周辺には先行者があるので、後ろの木の枝の少ない左側へ行く。そこにも石があり、その上に立つと後ろを気にしないで安心してキャストできる。しかし新作への反応がない。水は少し濁りがあるので「黒っぽいとダメか」と判断してお気に入りの[ラバーレッグ・オレンジ]に取り替える。来た来た。やっとフライに反応してくれた。しかし反応が鈍い。好調な時であればフライの着水と同時にライズしてくるのに、この日は反応の間隔が開く。石の上から目の前180度の範囲を順番に様子を見る。近場から順に遠くを攻めてポツポツと釣り上げる。しかし、1箇所で釣り上げるとそこはしばらく反応がなくなる。ポイントを変え距離を変えながら様子を見る。何とか反応のありそうなところはちょうど対岸との中間点あたりで、20ヤードちょっとの距離になる。後ろを気にしながら遠投すると単発ではあるが反応してくれる。反応があるのでフライを同じラバーレッグの[シルバー]に変えてみる。これも反応はいい。次は同じ明るい色の[ゴールド]でこれもまずまずの反応。何とか反応するフライが見つかったところで、対岸のレストハウスから奥山さんが「藤田さ〜ん、少し早けれどランチタイムにしましょう」と声が掛かる。昼食は[ペペロンチーノ]でニジマスの燻製と卵が入っていて、これはおいしかった。「次の燻製を作ったらカミサンに作ってもらおう」と思いながらランチタイムが終わり午後の部がスタート。ポイントに行く前に奥山さんが「藤田さん、このラインで振ってみて」と私の10フィート#4にラインを取り付け「こうやってナローループにすると、あそこまでロールキャストで飛ぶでしょ?」とデモしてくれる。ロッドを受け取り振ってみるが上手くいかない。「最後まで振り切っているから飛ばないんで、この位置で止めれば・・」と教えてくださるが全然飛ばない。いろんなラインを試しながら「ループのこのラインがいいですよ。藤田さんのこのロッドに合っているから。午後はこれを借りていいですか?少し試したい」とのこと。午後は1stポンドの様子を見る。3rdポンドに比べて透明度が非常にいい。だから水中のマスの動きが丸見え。そこに見えるのはイワナばかりで、狙っている大型のマスの姿は少ない。それでも魚が居る以上釣り上げたいのでフライを交換。この1stポンドでは明るい色より暗い色のフライの方が反応がいい。とりあえず1stポンドで結果のでなかった[新作:オオクマ]に取り替える。期待通り新作への反応は良く、すぐに結果が出た。しかし獲物はイワナばかりで良型のマスは釣れない。連続でイワナを釣り上げた後フライを小型の[フローティング・ピューパ]に替える。これも黒いタイプで反応がいい。そうこうしているところで奥山さんが「3rdポンドに行きましょう」と声を掛けてきた。ロッドも試しが終わったようで私の元に返ってきた。その時、目の前に沈んで定位しているイワナが見えた。[そうだ!今日はもう一つテストがあった]と思い出した。以前のデジカメ用に作っていたマジックテープで止められる偏光フィルターを見つけ出した。それを今のデジカメに取り付けられるようにマジックテープを貼りつけただけなのだから作業は簡単。まず、何も付けないで目の前のイワナを撮り、次に偏光フィルターをマジックテープに取り付けて撮る。プレビューでハッキリ写っている事を確認していると、奥山さんが「それ何?」と喰い付いて来た。「デジカメ用の簡単偏光フィルター」と説明すると「貸して」と言って自分のデジカメの前にくっつけて撮影していた。偏光フィルターのテストが終わったところで3rdポンドに移動。しばらく新作を振ってみたが、やはりこちらの池では反応が鈍い。今日は数尾だけ持ち帰って食材にするつもりだったが、昼食のペペロンチーノの味が忘れられず、急遽燻製を作る事にする。それまでにキープしたのは3尾でこれでは燻製の手間を考えるともの足りない。[フライのテスト]を[漁]に切り替える。そうなるとフライは確実に釣れる[P-chan]しかない。最初は一番確実な[Camel]を結ぶと好反応。次も反応のいい[Brown]で、これもいつも通りの反応。そしてカラーを[Dakr-Olive]、[Dark-Green]と試し、最後に余り試してなかった[Olive]も試した。どれも反応は良く結果は出たが、キープサイズが揃わない。午前中の釣果は反応が鈍くて14尾。午後からは23尾で合計37尾。キープは7尾で奥山さんと平岡さんから1尾ずつ頂いて合計9尾。これだけあればいい燻製が出来る(笑)。お天気は終日霧雨のような雨がぱらつき、時折ミゾレになったり白い雪に変わったりで、レストハウスの向こう側に見える山並みは上半分が白くなっていた。襟に乗った雪の写真を撮ろうとしたが、ピントが合う前に半分溶けてしまって上手く写らなかった。それにしても反応の鈍い一日でした。
P.S. パソコンが故障して更新が遅くなった事をお詫びします。 |