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産卵の集団に当たり久しぶりのダブル(2010/5/1)
初めて確認したコイの[追い星]
5月1日、ゴールデンウィーク初日は浅川から。好天気の下さわやかな風に吹かれながら浅川に到着。まず、一番橋の様子を見るが対岸に餌釣りの姿を見つけここはパス。前回、濁りのため様子のよくわからなかった滝合橋上流の[平山用水]のプールの様子を見る事にする。プールの土手に向かって流れを渡渉し対岸にあがって見ると、増水のため目の前に細い流れができていた。前回もこの流れはあったがそれ程水位が高くなくほとんど流れていない状態だったのだが。一部に深いところがあったの浅瀬まで回遊してきた産卵の集団でそれが何処か探していると、細い流れに本流からの流れ込みがあり、その流れ込みの先に黒い影がざわめいている。よく見ると産卵に集まって居るコイの集団で、浅瀬で背を出しながらうごめいている。対岸を見ると生い茂ったカラシナの茂みの下で幾つも水しぶきが上がっていて「うわ〜、こんなに集まって居る」と驚き「ひょっとしたら‥‥」と期待が広がった。この流れは上流部がプールの盛り土で塞がれていて伏流水が僅かに流れているだけでほとんど流れがない。本流からの流れ込みの上流側の手前は少し生えている草が水没し艇手そこにもコイが回遊している。その群れに向かってフライを落としてみるが集団は全く無視して通り過ぎてしまう。集団で動いているコイに[喰い気]が無い事は判っていたから群れを腹がパンパンの立派なメス離れて単独で動いている姿を探す。流れの中央辺りにそれらしい姿を見つけ、進行方向にフライを落とすが、動きがランダムでなかなか期待通りのところにやって来ない。対岸近くに単独移動を見つけたがそこにキャストすると途中のラインが周囲のコイを脅しそうなので流れの中間点より先は狙わない事にする。幾度か失敗した後、フライに向かって来たコイは何の抵抗も見せず喰い付いて来た。単独移動の前方に、いつもよりも距離を詰めてフライを落としてもほとんど驚かない事に気付き、喰い付く確率が高くなり連続ヒット。1時間ちょっとで7尾の釣果。釣り上げたコイはどれも腹がパンパンに脹らんでいて重量感たっぷり。しかしやはり狭いポイント。単独移動の姿が無くなりほとんどが群れでの移動になってし水没した草の根元に産み付けられた卵まった。反応がなくなったのを機に本来の狙いの用水プールに行く。コイの少ない浅瀬を渡り対岸に着いたが、そこはしきりに水しぶきの上がっていたところ。そうなるとちょっと覗いてみたくなるもので、岸際の草の根元を覗き込む。「在る、在る」増水で水没しているカラシナの根元に幾つも黄色いコイの卵がくっついている。しかし、そこは増水中だから水の中だが増水が治まれば水上に出てしまうから、卵が孵化するまで水位が高いままなのかちょっと心配だ。そんな心配をしながら土手を登りプールの見えるところに来た。流れは前回よりも透明度が良くはなってはいたが、回遊しているはずのコイの姿は全く見えない。上流の流れ込みまで行ってみたが、濁りの薄くなった上流部は思っていたほど深くない。対岸には餌釣少しスリムな雄は[追い星]があるりが一人頑張っていたが釣れていない。プールを諦め最初の細い流れに戻って見る。流れ込みの上流側にキャストしてみたがやはり反応がない。平山橋に移動しようと考えながら流れ込みの下流部の様子を見ると、しっかりした流れの中で喰い気に溢れたコイが幾つも反応している。「こちら側はまだ大丈夫だ」と言う事で再び単独移動を捜しながら連続で釣り上げている内にいつもの違う手触りのコイの居る事に気付いた。それは体の表面が[ヌルヌル]していなくて逆に[ザラザラ]しているのだ。「変だな、何故だろう?」と気になったので表面をよく見るとウロコに小さな突起が幾つも付いている。[あっ!これがコイの追い星だ!」と初めて見た[追い星]に驚いた。マルタやオイカワは頭部に多いのだがコイの場合、頭部にはほとんど現れないので今まで気付かなかった。下流側を1時間半ほど攻めて8尾追加し合計は複雑な流れを見極めながら16尾。久しぶりの爆釣に気分がいい。しかし限られた水域での釣果には限界がある。4時を過ぎた頃に反応は完全にストップしてしまったのでここを諦め平山橋下へ移動。前回より水位が高いので余り期待しないで平山床固下へ。予想通り速い流れが小から吐き出されていて、下流部の巻き返しも流れが複雑になっていて、コイの集まりそうなトロ場が小さい。そんな複雑な流れの中のコイの居場所を探りながら日没まで粘って5尾追加で2009年8月8日以来のダブルを記録。しかし今回は産卵ポイントに偶然ぶつかってのダブルだから次回はどうなるか判らない。早くコイの集まって居るところを見つけ出さないと。



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