二子でミニ竜巻を目撃
(2010/6/6)
6月6日
、前夜デジカメの取説をめくり、色々チェックしたのでその確認に二子に行きました。いつもの兵庫橋上に着いてみると流れはいつもと同じで目一杯濁っているが岸辺の様子が少し違う。足元の草が根本まで水没していて水位が前回より10cm程高い。下流の工事用の土管の位置がまた変わったのだろう。先週岸辺に回遊していたので今回も静かに様子を見る。しかし反応は何もない。水位が高いがとりあえずお気に入りの[虎の穴]前に行ってみるが、反応は何もない。その上いつも沢山浮いているカメの姿もほとんど見られないのは何故だろう。それでもどこかで反応はあ
るだろうとしばらく粘ってみたが全く気配もない。30分様子を見てここを諦め上流のゴム堰堤へ。しかしそこも反応なし。いつものコースを辿る事にして本流へ。流れにはあちこちにアユ師が立ち込んでいるが、彼等の居る場所はほとんどが瀬でコイを狙うポイントには見あたらないので、一安心して上流へ行くがコイの反応はどこもない。前回反応のなかったF-2の様子を見に行くがやはり反応がない。「何処かに居るはずだ」と言う事でF-2の最上流部へ行ってみる。以前は速い流れで岸辺が削られその岸ギリギリの緩い流れを回遊していたのだが、それも無くなり岸辺は平な砂利になっている。アユ師の姿を確認しながら瀬から下流の様子を見る。川幅が100m近くあるがコイに良そうな筋を探すため横移動でサーチするが反応はない。
流れの緩いところまで来たので左岸寄りに下る筋を移して様子を見る。開始から2時間半でやっとコイの反応を見つける。遅い流れにラインを載せて、反応のあった所までフライを送り込む。約30ヤード流したところでやっと喰い付いて来てこの日の1尾目になるはずだったのだが、元気な引きに慎重にやり取りしていたのに途中で外れてしまう。「ばれたか」とフライを確認するためにラインを手繰ってみるとフライが付いていない。ティペットの途中で切れている。そういえば釣り始めてからティペットのチェックは一度もしていなかったのに気が付いた。それでもコイの居る事に納得しながら同じ左岸前を釣り下る。バラしから1時間後、やっと待望の1尾目を釣り上げる事ができた。それをリリースした時、もう居ないだろう
と思っていた同じ所で反応が出た。距離はキャスト範囲。コイの進行方向に上手く着水。そのまま待つ事ほんの数秒。すぐに水面に頭が現れて連続ヒット。これをリリースして「次はどこかな?」と下流を眺めた時、下流の二子橋の右岸側に砂埃が舞い上がっているのを見つけた。よく見るとそれは上空に丸い筒状に延びた塊を持つ竜巻。慌ててデジカメのスイッチを入れて撮影。連続で数枚撮っている間にどんどん左に移動して行き、2分後には薄いモヤのようになって消えてしまった。本当に竜巻だったのか疑いたくなるような一瞬だった。そのまま F-2を下流まで下ってみたが反応はなく、そのまま流れを横切って平瀬川合流の橋の上に行く。橋の下を見ると1尾が元気に水面を動き回っているので目の前にフライを落とそうとするが、あちこち
移動するのでなかなか上手く目の前に落ちない。やっと進行方向前方にフライを落とす事が出来てすぐにヒット。ラインを延ばしながら下流に移動し、手すりを乗り越えようとしている時、コイが流れにある石の向こう側に回り込んでいるのに気付いた。しかし橋の上からはどうする事も出来ず、そのまま手すりを越えて流れに降りる。上流に回り込んで石を迂回させて何とか取り込み体勢に入ったところでフライが外れてしまう。途中、口の横にフライがハッキリ見えていたので掛かりが浅かったのだろう。悔しいのでもう一度橋の上から下を見るとコイの姿はない。橋の裏側に行ってみるとこちらには1尾居た。それをまた橋の上からヒットしたが、ヒット直後に外れてしまう。再び本流側を覗くと1尾居る。
同じようにそれをヒットし石の向こう側を下流に走ったのを確認してから手すりを乗り越えて水辺に行く。流れに載って下流に下るのに合わせて下流に行き、浅いところを見つけて左岸側に渡り流れの緩い所で取り込んで3尾目。そのまま新二子橋に向かって様子を見ながら下り、数尾の反応はあったがヒットする事が出来ない。新二子橋下流で東京側の流れに行き、合流点の様子を見る。合流の右側の浅瀬にボラの幼魚らしい集団が水面に波を立てながら移動しているのを見つけた。多分ボラだろうが魚種を確認したくてその群れの中にフライを落として強く引っ張ってみた。上手く背中にフライが引っ掛かったが寄せる途中で外れてしまう。もう一度フライを落として引くと今度も引っ掛かる。外れないように静かに寄せてネット
に取り込んで驚いた。それはボラではなくこの時期にしては立派なサイズのアユだ。1日に解禁したばかりだから今期の初物で有り難くキープした。ボラだと思っていたのがアユなので急遽その群れを追いかけて移動し、幾度もキャストして3回ヒットしたが取り込めたのは1尾で二人分の夕食のおかずをゲット(笑)。そのまま二子橋の上流を左岸に渡渉し、前回良かった橋桁の裏側の様子を見る。前回に比べて水位が少し低く、流れが微妙に変わっていて反応がなかなか出ない。それでも気長に反応を待っていると、大きなな口がフライに向かって突然現れた。一瞬見えた姿が大型だったのだが、慌てずにロッドを立ててヒット。コイは橋桁に向かって逃げようとするのをじっと我慢で止めようとしたが、速い流れがすぐ横に
あって止まらない。それでもギリギリで我慢して寄せようとしたが外れてしまう。ラインを手繰るとティペットがカールして切れている。橋桁の下にはコンクリートが流れに沿って埋められていてそれを擦ってしまったようだ。その後左岸の沿って下流に移動し、兵庫島からの流れが合流するところの下流で日没直前に1尾追加して終了。デジカメのテストは立ち上がりに速さに感心しながら、[ズーム]と[マクロ]の様子を見た。[ズーム]は高画質なので 5倍の光学だけでなくデジタルも使えそうで、合わせると倍率は何と31.3倍。しかしこれだけのズームになるとカメラをしっかり支える方法を考えないといけないようです。マクロは少し変わっていて、ちょっと使いにくかったがこれからの撮影が楽しくなりそうです。
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