見切りがひどくて、こんなフライも試してしまった(2010/9/6)
9月6日、土曜日に出漁できなかったのでまたまた月曜日の出漁で浅川へ行く。ポイントはいつもの一番橋下なのだが、相変わらず水位は高いまま。ポイント上流部で合流する[東豊田用水]の水門前には幾つも回遊して来ているのを見つけた。タックルを準備しながら水門の横に行き静かに流れを覗き込む。「居る居る」水門前の浅い流れに幾つも集まってきている。すぐ横の手すり越しに一番大きそうなのを狙ってフライを落とす。「来い!」と小さく叫びながらフライを狙いのコイの前に落とすが食い損ねてしまう。直後に横に居た小さいのが喰い付いて来た。「あ〜、失敗」と呟きながら取り込みに入る。コイを脅さないようにコイに見えない護岸の蔭に誘導して取り込み写真を撮ってリリース。元のポイントを覗き込んで見るが、あれほど居たコイは全て流れに戻ってしまった。水門前を横切って上流側に渡渉し本流の様子を見る。しかし反応が少ない。水門下流の規則正し奥並んだテトラ帯を狙って静かに移動。流れの筋を読みながら回遊を捜し何とか2尾目をゲット。前回良かったのは並んだテトラ帯の終わりの崩れテトラ前。底に向かってフライを送り込み3尾目は20分後。しばらくは回遊が続き、40分で2尾釣り上げた頃から回遊がストップしてしまう。しかもやっとヒットしたと思うと一気にテトラの間を走り回られてブレイク。次は途中で外れてしまう。1時間、釣果無し。崩れテトラの上流部への回遊はほとんど無くなってしまったので崩れテトラの下流側を狙う。水面に出ている草の手前から流し始め、草の横を流して裏側までが狙い目。こちらも水中のテトラの上に立ち回遊が見える位置に陣取る。下流から左岸沿いに反応しながら回遊して来て、草の周辺に来そうなのが見えると、先にフライを落として置いてやって来るのを待つ。コイはテトラの間をすり抜けながらフライを目指して進んでくるが、フライに向かって水面に浮きかけてすぐに沈んでしまう。また、フライの直前までスゥ〜ッと進んできたのに、フライの目の前で止まってしまう。そしてお決まりの水しぶき。回遊してくるコイが全て見切って行く。反応を見るために流したパンはポイントに広がる前にカメに根こそぎ食べられてしまう。しかも、水面のフライが一瞬消えたので慌てて合わせてみるとフライを咥えたカメがくっついてくる。このカメは甲羅が更新中で一部が剥げ掛かっていた。カメにしか効果がないフライを諦め、フライボックスを開き「彼等が見たことのないフライは・・・」と探す。見つけたのは「とりあえず入れておこう」で入っていたマス用の[P-chan]フライ。カラーは幾つかあったがコイ用にはこれ!と
[Tan] を選ぶ。回遊は適度にあるが見切りが激しいのでテストには好条件。しかし反応は思わしくない。「来る!」と期待していてもフライには全く反応しないで下を通過して行く。「やっぱりダメか」と諦めかけたとき、草の陰から飛びついてきた。その後も同じように一気に飛びついてきたが、今度はそのまま流芯に走られ、テトラを擦ってブレイク。[P-chan]で合計3尾釣り上げた所で回遊がストップしたのでとりあえず下流に移動。この日は南からの風が強く、波の低いのは岸辺だけ。岸沿いに回遊してくるのを探しながら少しずつ移動して行く。フライは[P-chan]から[Shock-pan]に変えて様子を見る。2尾バラシ、2尾取り込んだ所で痛恨のブレイクで[Shock-pan]を持って行かれた。ここでフライを元の[Chubby-Flat]に戻すが回遊そのものが無くなってしまう。時間は5時前。残り1時間ちょっとしかないが、釣れないままここで頑張るよりは期待出来る平山橋下に移動を決める。平山橋下は前回よりも水位が下がり、期待して床固の上を対岸に渡り床固下へ行く。しかし期待していたポイントは水位が引く過ぎて回遊がない。その下流の小さな巻き返しで幾つもの反応を見つけすぐにヒット。しかし幾つも在った反応は最初の取り込みで消えてしまう。左岸側をウロウロしながら何とか1尾追加。時間が6時近くになり辺りは薄暗くなり始める。[あと5尾釣れば前日分と合わせて20尾になるから・・]と期待して移動したのだがこの時点で釣果はまだ12尾。6時を過ぎて薄暗くなり水面のフライは見難くなっていく。[もう少しで終了だが・・]と思っているときやっと13尾目が釣れた。あと2尾釣り上げて2日間の平均を10尾にしたかったが9尾に終わってしまった。しかしどのポイントも見切りが激しくなり、彼等の見たことのない新しいタイプの開発が急務になっている。頑張らなくっちゃ。 |